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2015年10月3日土曜日

朝日酒造 奄美黒糖焼酎 朝日30度


開けずに取っておいた2007年醸造のものです。半透明なスモークの青色瓶がきれい。


鼻に向かって真っ直ぐと垂直方向へ刺激しつつも水平方向への広がりがある香りで、その奥を香っていくと塩の香りと深海のような雰囲気から海の底へと深く潜っていくかのような感覚になる。舌にコロッと丸まり、舌を押し当てても弾力があるかのよう。とても細かく舌をぴりぴりと刺激する。鼻腔へと味わいと香りが集まるが、10cmぐらいのとても柔らかい球体となっているのでやさしい印象を受ける。

朝日酒造
鹿児島県大島郡喜界町湾41-1

2012年1月7日土曜日

黒木本店 百年の孤独

蔵元 黒木本店
銘柄 百年の孤独(麦焼酎)
購入 ?(3000/720ml)

  
 

テイスティングノート
小さいが中核のある力強い黄色い花、消毒、マールがあり、周囲にはショコラが香る。口に含むとアルコールが高く、舌に強さがきて、ハッカがスーっと鼻を抜ける。飲み込むと一気に鼻に香りの塊が弾丸となって進み、喉をカーっと熱くして、そのままその熱さが持続する。ショコラの風味が周囲で柔らかい。また、唇や口の薄い部分に当たるとピリピリ、スースーする。

評価
どこで購入したか覚えてないが在庫として持っていた最後の1本。中核は力強いが小さく、周囲が柔らかいので上品な印象を受ける。

黒木本店
宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋776 0983-23-0104

2010年1月2日土曜日

青ヶ島酒造 ビジネス宿 中里 あおちゅう 三年古酒

蔵元 青ヶ島酒造 ビジネス宿 中里
銘柄 青ヶ島焼酎 あおちゅう 三年古酒(青酎)
原料 さつま芋、麦麹、自然麹菌、丼仕込製法 30度




テイスティングノート
芋の中域から高域のトーンで澄んだ香り。トロリとした舌触りから古い家具、樹木の枯れた風味が
膨らみ、牛蒡や滋養強壮の薬膳料理や漢方料理にある昆虫系の苦味がある。

評価
古めかしい風味が感じられ、特徴はある。
青酎以外の焼酎古酒にある熟成感はなく、田舎で秋から冬にかけて枯葉に佇む誰も住んでない
寂れた古民家に入ったような雰囲気。ラベルに「2005年12月」というゴム印あり。 菊池順子さん作?
この3年古酒は年末に初めて見た銘柄。おそらく極レアモノだと思われる。

今回、青酎の「池の沢」以外の銘柄3種を飲んでみたが、池の沢にある芋芋しさや旨味とは全く違う。
また、それぞれの個性が丼仕込みの丼(甕)に浸みた成分や土着の自然麹菌の違いが出ていると
感じられる。それにしても「あおちゅう伝承 浅沼キミ子さん作」 は強烈だ。すごい。

青ヶ島酒造 やよい荘 あおちゅう伝承

蔵元 青ヶ島酒造 やよい荘
銘柄 青ヶ島焼酎 あおちゅう伝承(青酎)
原料 さつま芋、麦麹、自然麹菌、丼仕込製法 30度



テイスティングノート
苦味、カカオ100%の濃いもの、フルーツの苦味が中低域のトーンであり、チェダーチーズの苦味が
高域のトーンにある香りで、生醤油の香りも発つ。
サラリとしているかと思うとトロリとした舌触りへと変わり、チェダーチーズの風味が強く、とても強く
口いっぱいと鼻に膨らむ。熟成感のあるそれぞれの苦味成分が後味にあり、苦くて薬のような
味わいを過ぎて、余韻の最後はほんのりと甘味が舌に残る。

評価
強烈な個性の焼酎。この焼酎以外に出会えないような圧倒される風味。すごくおもしろい。
熟成した食材が好みな人が慣れると病みつきになりそうな味。普通の人にはお奨めできない。
この焼酎は手間がかかるため生産量がすごく少ないらしい。
10人の杜氏のうち、現在3人で作られているという「あおちゅう伝承」。そのうち、この「あおちゅう伝承」は
浅沼キミ子さん作。他は奥山喜久一さん、菊池松太郎さん。菊池さんは「あおちゅう青宝」「あおちゅう」も
作られている。

裏書
あおちゅう『伝承』は原料全て青ヶ島産を使用しております。黒潮の真っ只中に浮かぶ「絶海の孤島」に
古くから守り伝えられて来た自然麹を使用し主原料のさつま芋と麦麹を同時に仕込む昔ながらの製法
(丼仕込み)が特徴です。

青ヶ島酒造 菊池商店 あおちゅう(青酎)

蔵元 青ヶ島酒造 菊池商店
銘柄 青ヶ島焼酎 あおちゅう(青酎)
原料 さつま芋、麦麹、自然麹菌、丼仕込製法 30度



テイスティングノート
芋の中低域のトーンで少しモヤった香り。
口に含むとトロリとした舌触り、柔らかく、芋の柔らかい成分がふわーっとやさしく、柔らかく膨らむ。
後半、余韻までどこまでも包み込むような味わい。

評価
10人の杜氏のうち、現在7人で作られているという、ひらがなの「あおちゅう」。
そのうち、菊池松太郎さん作のモノ。 菊池さんは「あおちゅう青宝」や「あおちゅう伝承」も作られている。
青酎でもっとも有名な「池の沢(荒井清さん作)」の方が鮮烈で好みだが、こちらは度数が5度低いためか
飲みやすく、当たりがすごく柔らかいところが特徴。

青ヶ島酒造 菊池商店
東京都青ヶ島村 04996-9-0153

2010年1月1日金曜日

さつま無双 自然芋仕込み 烏天狗醸酎

蔵元 さつま無双
銘柄 自然芋仕込み 烏天狗
原料 さつまいも、芋麹 25度
購入 籠屋(2850)




テイスティングノート
芋の香りから中盤に少しライムの香り。温まると芋の香りが柔らかくなる。
すーっと喉奥の方へ氷が線状に結晶化して進んでいくような細い伸びがあり、芋の風味から
ライチの風味、芋の風味へと交錯する。ライチの香りは口の中に入れた方がより強く感じられる。
色でいうと紫のイメージ

評価
普通。期待しすぎたかスルスルと飲めるが本格芋焼酎レベルのおいしさ。
ライチは花蝶木虫などにもある香りや風味の要素だが、烏天狗は口内でも感じられ、より明確。
籠屋さん一押しの1本で、3000本(1タンク)、30店舗限定販売。ラベルは籠屋さん店主の手書き。

裏書
芋焼酎造りにおいて、掘りたての芋を出来るだけ早く使用するというのが基本とされているが、あえて
掘った芋を自然に寝かせて熟成させ、旨味がのった芋を使用したこだわりの製法。芋麹を使用した
「全芋」と自然に寝かせたことの「然」を掛けて、「然芋仕込み 烏天狗」と命名しました。今までの焼酎
にはないライチの様な香りは衝撃的です。ロックで盃が進む焼酎だと思います。再現が難しいため、
今回だけお届けできるプレミアム焼酎です。

さつま無双
鹿児島県鹿児島市七ツ島1-1-17 099-261-8555 

2009年12月31日木曜日

国分酒造協業組合  国分 純芋 醸酎 2008年仕込み

蔵元 国分酒造協業組合
銘柄 国分 純芋 醸酎 2008年仕込み
原料 芋麹(黄麹)、さつまいも(黄金千貫) 34度
購入 まさるや(3480)




テイスティングノート
ガンと鮮烈な芋の風味がきたあと、やわらかく、中太の塊からふわーっと旨味が広がる。
じーんと味わいが響き、余韻は舌に上質な甘味が残る。ややキリッとした印象

評価
昨日の2006年仕込みと比べて、キリッとしている。全体の雰囲気やスタイルは同じでやはりすごくおいしい。
焼酎が瓶熟するとは聞いたことがないが、ヴィンテージの違いというより、熟成の違いという印象。
3年貯蔵があれだけマロヤカにおいしくなることを考えると、やはり熟成かな?
ちなみに、2009年の鹿児島は芋の実りがよいそうで、それで仕込んだ芋焼酎が楽しみ。

国分酒造協業組合
鹿児島県霧島市国分川原1750 0995-47-2361

2009年12月30日水曜日

国分酒造協業組合  国分 純芋 醸酎 2006年仕込み

蔵元 国分酒造協業組合
銘柄 国分 純芋 醸酎 2006年仕込み
原料 芋麹(黄麹)、さつまいも(黄金千貫) 34度
購入 内藤商店 @品川区西五反田




テイスティングノート
癖がなく、柔らかいいい香り。柔らかくボリュームある液体が舌にのると膨らもうという力が溜め込んで
おり、空気を含むとエクレアぐらいの大きさの旨味の塊からふわふわ、さーっと全方向へ鮮烈で
柔らかい芋の風味が膨らむ。余韻がすごく長く、ふわふわとどこまでも漂い、上質な糖質が舌に
やさしく残る。

評価
すごくおいしい。
この銘柄の記載抜けに気づき、まだあったので開栓。国分酒造の芋100%シリーズはおいしい。
3年貯蔵が一番おいしいが、純芋もすごくおいしい。ワインやモルトウイスキーに通じる世界観がある。
これを飲んで比較すると、昨日の白石酒造 花蝶木虫は香りや味に芋の先っぽを思わせる癖があり、
牛蒡などの土ではない臭み成分が一瞬渦を巻いてくる特徴があり個性的。

国分酒造協業組合
鹿児島県霧島市国分川原1750 0995-47-2361

2009年12月29日火曜日

白石酒造 花蝶木虫

蔵元 白石酒造
銘柄 花蝶木虫




テイスティングノート
ふくよかな甘味を持った芋の香りと少しのライチ、そしてバナナ、しかも日本には少ないやや熟した
バナナの香り。
口に含むと柔らかくマロヤカで甘味が膨らむ。少しかめ壷しこみらしいヌルッとしたところもあるが
空気を含んだ液体は柔らかさから鮮烈な印象に変わり、喉を通りつつ、バナナの香りがぶわっと
膨らむ。

評価
おいしい。
「花と蝶」が商標の関係でこの名前になったが中身は同じとのこと。しかし、「花と蝶」と比べると
ずっと柔らかく、丸い印象を受けた。中身が同じであれば富乃宝山のように進化していると思える。
以前のコメントをどう書いたか見ようとしたが掲載なし。んー、書き忘れも結構多い。

白石酒造
鹿児島県いちき串木野市湊町3138 0996-36-2058

2009年12月9日水曜日

岩川醸造 薩摩 邑(むら)

蔵元 岩川醸造
銘柄 薩摩 邑(むら)



テイスティングノート
いい香り。筋が通っていながら平面方向へスーッと広がる少し甘味もある香り。
口に含むと柔らかく包まれた塊の舌触りで重みを感じ、少しするとその塊を破り少し尖った芋の
風味が上顎後方にツーンと立ち上がる。後半や余韻に黒麹独特の粉や土が集まったような
苦味成分が出てくる。

評価
個性あり、黒麹やツーンとくる感じが好きな人には好まれそう。
香りは、富乃宝山をやや野太くした印象。頂き物。ご馳走様です。

岩川醸造
鹿児島県曽於市大隅町岩川6557-6 099-482-1151

2009年9月22日火曜日

西酒造  天使の誘惑

蔵元 西酒造
銘柄 天使の誘惑
購入 まさるや(3250/720ml)



テイスティングノート


西酒造
鹿児島県日置市吹上町与倉4970-17 

2009年4月19日日曜日

不二才 之にて三年 と 醅(はい) 飲み比べ

蔵元 佐多宗二商店
銘柄 之にて三年 不二才 (2100/1000ml)
    不二才 醅(はい) (3400/1800ml)



テイスティングノート
・之にて三年 不二才
  やはり不二才とはっきり分かる香りで、洗練された芋らしい香りと、ほのかに芋の甘くやさしい
  香りがぶわっと立ち昇ったあとに、ハッカのようにスーッとしたものが横に広がり、氷砂糖のような
  甘み成分が下支えをする香り。
  粘度は少し高めで液体はねっとり舌に着き、少し舌にピリピリ感を与えた後に柔らかく立体的に
  膨らんでいく。 氷砂糖の甘味が旨みとなってジワージワーっとやさしく上顎に味と香りが立ち
  昇っていく。

・不二才 醅(はい)
  之にて三年と同じ傾向の香りだが、洗練というよりもっと複雑で柔らかく膨らみのある香り。
  ほんの少し甘味ののったバナナの香りもあり、穀物のニュアンスもある。
  粘度もより高く、舌へのピリピリ感の前に色々な甘味が膨らみ、ピリピリ感はより高い。
  甘味と旨みが複雑に絡んだ状態で、刺激的に発つが、着地は非常にやさしい。
  之にて三年が上顎に来るのに対して、こちらは鼻腔まで一気に突き抜ける。

評価
樹木で表現すると、スタンダードの不二才は太くしっかりした幹があり、その左右に1本ずつ枝が
出ているが樹皮はツルンとしたもの。
之にて三年は、スタンダードを2周り大きくし、左右に出た枝の数が増え、さらにそれらの枝からも
細かい枝が出たもの。
醅(はい)は、スタンダードを3周り大きくし、枝からは葉が幾重も重なって出ており、樹皮も複雑に
なり、風格のある樹木のよう。

ここまでくると好みの世界でもあるが、常備している不二才 醅(はい)が複雑で刺激的なのに
やさしいところが非常においしく好み。