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2015年11月22日日曜日

Champagne Penet Chardonnay シャンパーニュ訪問 (シャンパーニュ プネ・シャルドネ)


アヴィズのワリス・ユーベルさんに続き、ヴェルジィにあるシャンパーニュ プネ・シャルドネさんへタクシーで向かう。写真のところへ着いたが真っ暗で呼び鈴を押しても反応がない・・また間違い


タクシーの運転手と話しているともう1件あるらしく、グルグルと周っていると初めに到着した明かりがついているお宅だった。予定よりも30分遅れてしまった。


訪問へのお礼と遅れたお詫びを伝え、豪華な屋敷の客間へ向かい歓迎いただいた。


当主の写真を撮影、長身でスマートな方です。
La Maison Penet Champagnes には、買いぶどうのAlexandre PENET と 自ぶどうのChampagne Penet Chardonnayがある。自ぶどうの土地は6ha。作り方はブルゴーニュに似ていて、フルなフレンチに合うという説明でした。色々と説明してもらった後に試飲開始。


Alexandre PENET Extra Brut
軽やかですっきりしてスムーズ。万人向けでアペリティフに良さそうな1本。
説明:パーショリというところでもエントリーされている。4年ボトル。バレルに8ヶ月。農家を厳選している。シンガポールのロブションでスペシャルディナーでアペリティフとして使われた。

シャンパーニュは、このAlexandreがベースになっているそうです。
ここで奥様ともご挨拶させていただいた。やさしそうで素敵な方です。



TerroirEscence Grand Cru Extra Brut
美しい。すっきりして繊細、洗練されている。無駄なものを削ぎ落とした感じのシャンパーニュ。日本食を含めて、どんな料理にも合いそう。
説明:マロラティック発酵していない。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。


Lieu-Dit «Les Fervins» Verzy Grand Cru Millésime 2009 Extra Brut
すごくエレガント。チョークの風味があり、バランスというよりも調和という言葉が相応しい。ミネラルと酸が掻き回されるように踊り出す様が美しく、旋律を奏でているような感覚を受ける。かなり好みのタイプ。
説明:リューディでミレジムという他にはないもの。


Lieu-Dit «Les Epinettes», Blanc De Noirs Verzy Grand Cru Millésime 2009 Extra Brut
ピノ・ノワールが強く出ていて、液体に強さがあり、ポテンシャルが高い。通常、ブランド・ノワールだと黒い軸のようなものを感じるが、これは液面全体が太さを持っているような感覚を受ける。もう少し熟成するとさらに美味しさを発揮する力がみなぎっている。
説明:当主曰く、今飲むなら前者のFervinsだが、明日飲むならこのEpinettes。


Les blanches voies 2010
香りも高い。味わいが集中してとても長く余韻が続く。すべてにおいてとても高いレベルで調和が取れていて、滅多に出会う機会がないぐらいの正によい年の真のグランクリュという風格。凄すぎて、圧倒されました。
説明:100%シャルドネ。8ヶ月バレルで熟成し、その後にボトルで熟成。本当に今リリースしたばかりのシャンパーニュ。


Prestige Cuvee Diane Claire Grand Cru Brut Nature 2002
泡はきめ細かく、その立ち方が風に漂うようで美しい。フレッシュさもあり、熟成したシャンパーニュにある熟したリンゴ、熟成の味わいが深い。この熟成感はウォッシュやミモレットなどのチーズに合いそう。熟成し過ぎない上質な熟成シャンパンが好きな人にはたまらない香りや味わい。
説明:シャルドネ70%


Alexandre Penet と Penet-Chardonnet は大きな違いで、前者はアペリティフ向けだが洗練された感じがあるのでカジュアルという意味とは異なる。Penet-Chardonnet は単体をゆっくり楽しんだり料理に合わせると良さそう。すべてに共通するのは洗練された都会的なエレガントさ。当主は知的な理系な感じの方で色々な説明やメールでのやり取りもしていただいた。楽しく説明を伺い、試飲できました。ありがとうございました。

今回、エスプリデュヴァンが新規に輸入するシャンパーニュ生産者を訪問する機会をたまたま得ました。どの生産者も個性があり、それぞれの銘柄にも特長が溢れている。このように現地で飲むと違いが明確なすばらしいシャンパーニュを、今回はエスプリデュヴァンが輸入することで日本でも同じ状態で飲める。そう思うと待ち遠しい。全銘柄を試せていませんし、ゆっくり飲みたいので日本でリリースされるのが楽しみです。

La Maison Penet Champagnes
Champagne Penet Chardonnay / Alexandre PENET
12 Rue Gambetta 51380 Verzy +33 3 51 00 28 80 contact@LaMaisonPenet.com

Champagne Waris Hubert シャンパーニュ訪問 (シャンパーニュ ワリス・ユーベル)


アンドレ・ロベールさんに続き、隣町のアヴィズにあるワリス・ユーベルさんを訪問。事前連絡の通り、当主は外出しているため母上と息子さんに歓迎いただいた。


まず地下のカーヴに入る。12haから60,000/年が作られている。


透明なシャンパンボトルには澱がたまっているのがよく見える。


不透明なボトルは光をかざすと澱が見える。


敷地内のカーヴはスペシャルキュヴェのみをおいているそうです。車で移動してもう一つのカーヴへ向かいます。ステンレスタンク。


樽は2樽だけ置いてあった。「これは特別な樽なんです」ということで、手書きの文字を読むとラタフィア2013となっていた。興味があります。


戻って試飲です。白っぽさを基調としたグレーとピンクの近代風テイスティングルーム。


先ほどカーヴで紹介してもらった透明瓶のミレジメ2009とイクイノックス・ミレジメ2009を試飲させていただく。


Millesime 2009 Grand Cru Blanc de Blancs
落ち着きのある凛とした香り。味わいは舌の上をさらさらと流れるようなすっきりさで、あとでグレープフルーツの皮にある苦味が少しある。単体で飲んでもおいしく、食事も何でも合いそう。


コルクを縛っている紐をナイフでカットする。


Cuvee Equinoxe Millesime 2009 Grand Cru Blanc de Blancs
(キュヴェ・イクイノックス・ミレジメ グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン)
香りが深く、パンで焼いたバターに少しのナッツ類、奥に柑橘などが融和している。味わいも複雑、それでいて繊細、濃さもあり、長く余韻が残る。とても複雑で、すぐには理解しきれないのでゆっくりと飲んでみたいシャンパーニュです。
説明:アヴィズの古いヴィンヤードで獲れたシャルドネ100%。


Cuvee Premier Cru
(キュヴェ・プルミエ・クリュ)
適度な果実味と酸味でバランスが取れている。後半から余韻にかけて水平面に向かって上下から味わいが収束していく。単体でも軽く美味しく飲める。
説明:グランクリュのシャドネ60%とピノ・ノワール40%のアッサンブラージュ。


帰り際に写真を撮らせていただきました。色々なご説明とカーヴの案内ありがとうございました。それぞれ銘柄ごとに個性があり、どれにもやさしさを感じるシャンパーニュです。シャンパーニュグラスで試飲しましたがボトルを開けたときにはシャルドネグラスで試したいと思います。1つ前のアンドレ・ロベールさんとは方向性が異なる。日本でゆっくりと比較したり食材と合わせるのが楽しみです。

次は ペネ・シャルドネ さんへ向かいます。

Champagne Waris Hubert
14 rue d'Oger 51190 Avize, France +33(0)3 26 58 29 93 contact@champagne-waris-hubert.fr

Champagne André Robert シャンパーニュ訪問 (シャンパーニュ アンドレ・ロベール)


エスプリデュヴァンさんが12月ごろから新規に取り引きするシャンパーニュの生産者を訪問するチャンスを得ることができました。通常はメールやFAXで訪問の予約を受けますが、今回は諸事情からNZさん、HNさんにアポや調整にご尽力いただきました。ありがとうございます。


今回の移動はすべてタクシー。エペルネー駅近くのカフェでタクシーを早めに呼んでもらったところ、たまたま近くに空車がいたようで2分程度で迎いがきた。訪問先へも順調に走行し時間が早いので畑のある道路を歩いてみる。


畑などをみながら丘の上まで歩き、オジェの町を見下ろすと美しい景色で、空気もよくて気持ちがいい。以前、アヴィズから自転車でこの近くまで来たときを思い出す。


時間にお伺いすると、ご主人が「えっ?」というリアクション・・関係ないお宅でした。番地は合っているのだが通りが違うということです・・ガーン。ご夫婦で地図を出して説明いいただいた。本当に助かりました、ありがとうございました。


徒歩圏内のようなので走って向かう。


説明してもらった通り、塔のようなものがある。ここを左折します。


左折した先はこのような道。今度は通り名も確認して間違いなし。


到着! シャンパーニュ アンドレ・ロベールさん。


歓迎いただき、挨拶もそこそこに、「時間が少ないけど何したい?」と聞いていただいたので、カーヴ拝見&試飲と伝えると、「分かりました。特別な2箇所に行きましょう」とのこと。車へ乗り込む。


車で案内された先はメニルの畑。ここが特別な1箇所目。丘の上側がベースとなっている。上側は風が丘の上に吹いて湿気を飛ばし、クリーンな水を地層に流れるので最高のコンディションという説明だった。丘の下の方には窪みがあるそうで、まぁまぁよいが、やはりベストなのは丘の上で、いここから作るグランクリュは最高ということです。


個々の木々はまだ小さく、土は強めに湿っていた。


案内してくれた現当主の息子さん。とても気さくに話をしてくれるイケメンのムッシュです。


もう一つの特別な場所に向かう。到着してみると今度はセラー。安全面に配慮して外観の写真を載せませんがとても立派な施設です。写真は発酵に利用するステンレスタンク


熟成している樽のエリアへ。こちらは樽を積み重ねてなく、きれいに1段で整列して並んでいる。


樽の蓋を開けて、「樽に触って香ってみて!」。おぉ、すばらしい香り。ピュアでピチピチした香りが活き活きとしている。どんな良質だとしてもジュースとは次元が違う。樽は微かに発酵の感覚を受け取れる。2015年の発酵したばかりのシャンパーニュの卵で、本当に子供の子供だが2015年はすごい出来だということです。


この2015年の発酵したばかりのシャンパーニュは香りが白桃のような上品な果実をベースに複数の果実が融和している。フレッシュな皮付き青リンゴとキュウイのような風味も混じる。少しだけ発酵によるピチピチした泡もあり、リンゴのような果汁風味と酸味がすでに調和が取れている。このようにこれから開放されるまでわくわくしながら待ち構えているような生命のエネルギーを感じたのは、ドメーヌ・ジャン・イヴ・ビゾさんのエシェゾーを樽試飲したとき以来です。
このようにすぐにおいしいということは通常なく、ぶどうが良かったからすでに美味しく、本領を発揮するのは7-8年後だということです。なお、この樽は2016年ヴィンテージになります。楽しみです。


次にセラーを案内され、歴史や造り、カーヴ内でも露出しているチョークなどの地質を説明してもらった。本日は外が寒いのでカーヴ内の方が少し温かい。きれいなカーヴ。


古いシャンパーニュ。写真は1981年と1985年。数字は在庫の本数でもう数が少ない。


すごいカビのかかり方。これがカーヴ環境が完璧な証。


セラーの奥で試飲を開始。


Brut Réserve Grand Cru Blanc de Blancs
よいシャンパンに感じる上質なクリームの香りがあり、味わいはミネラルと良質な酸味のバランスがよい。長くきれいに味わいが伸びる。今はバランスがよいなかでも少し果実の糖質が多めなので、きちんとしたシャンパーニュながら万人に好まれそうな味わい。少し経つとさらにバランスは良くなりそう。
説明:シャルドネ100%のブランドブランで、先ほどみた丘の上側にあるブドウが30%入っている。まだ3年でリリースして5ヶ月目。


Mesnil Millésime 2006 Grand Cru Blanc de Blancs
熟成感と元になっているブドウの品質がとても高いことが分かるとてもいい香り。上品なクリームの香りで深みや厚みがある。味わいは複雑さがすごく、意思のある黒い核がいる。エレガントでかつ濃さもあるので、バターが利いたフレンチが合いそう。
説明:丘上の最高の区画だけを100%使用している。マロラティック発酵なし。


最後のボトルだったそうです。貴重なボトルをありがとうございます。父親に「最後のボトルはこんな感じだ」と伝えるために持ち帰ると言われてました。


Grand Cru Le Séduction 2007
梅、奥にクリームがあるいい香り。味わいはスムーズで、後半になるほど複雑かつグググーっと力強さがみなぎってくる。海岸で力強い波がぐわーんっと押し寄せてくる感覚。2007年はエレガントにまとまっている方でヴィンテージによってはもの凄いパワフルになるそうです。体力があるときにしっかりした料理と合わせるのがよいでしょうか。個人的には1本目のブラン・ド・ブランの方が好きで、ムッシュも同意見でした。
説明:シャルドネでフレッシュさ、ピノ・ノワールで力強さを出している。マロラティック発酵なし。


試飲した3種類はそれぞれ個性がはっきりと異なり、シーンによって使い分けができるシャンパーニュでした。共通するのはリッチで奥に力強さがあるところ。畑やカーヴの紹介、樽で熟成中のものを含む試飲など大変楽しく、興味深い訪問でした。
移動時には、キッチンにいらしたグラン・メル(祖母)も門のところで手を振って見送りいただいた。ありがとうございました。

次は ワリス・ユーベル さんへ向かいます。

Champagne Andre Robert
15, rue de l'Orme - 51190 Le Mesnil Sur Oger +33-(0)3-26-57-59-41 info@champagne-andre-robert.com