2010年1月3日日曜日

Martinelli Zinfandel "Giuseppe & Luisa" 2004

生産 Martinelli Winery (マルティネッリ) @California U.S.A.
銘柄 Martinelli Zinfandel "Giuseppe & Luisa" 2004 (ジョゼッペ&ルイーズ)
購入 ヤナギヤ(7500)




テイスティングノート
まずラベルが印象的。非常にカラフルで遠目でもこのボトルだと判別できる。でもちょっと中華風。
グラスに注ぐと中心が濃く黒に近いが、明るめの赤や紫を持った色合いでエッジ周辺は、粒子の粒が
みえるようなグラデーション。
 濃縮された糖度の高い葡萄、メルローのような柔らかさと、クリーミーさ、チョコ、カカオ、プラム、皮、
イチゴのコンフィチュール、香草、バラ、大きな花びらを持った色の濃い赤や黄色の花など多彩な香り
がグラスから溢れ出し、これらの中域が濃厚な香りが冷涼な中で、ゆったりとしたリズムで渦を巻く。
 口に含むと、舌に少しトロリとし、舌先へピリピリと刺激し、干し葡萄の明るいトーンの香りが鼻に抜ける。
濃縮された果実が上顎前方付近にこぶしを2周り小さくした塊がやや柔らかみをもって、その形を
長く維持し続ける。後半にはヨーグルトの風味や梅のニュアンス、アプリコットティーやブランデーの
風味を感じ、味わいが流れるように消えていく。余韻にオールドローズの香りがホワホワと長く残る。
 2日目、パワフルな肩を張ったところが取れ、アタックから酸が活きて喉の奥まできれいに流れる。
サーっと流れたあと、香りや味わいの要素がぶわっと膨らむ。こなれて、よりおいしくなった。

評価
今まで飲んだことのあるジンファンデルの中で、もっとも華麗な香りや味わい。
前半は少しパワフルだが、後半から余韻が流麗で、香り味の要素も多い。
葡萄の品種だとジンファンデル100%でなく、Zin30%、Mel50%、他に何かといった雰囲気に思える。
 ちなみに、ワイン・アドヴォケイトのパーカーポイントは93点らしく、確かに米向けのテイスト。
ビンテージは異なるが、ヤナギヤさんの年末特価でラベル不良品が6000円ぐらいで出している。
2007も同様に93点らしい。現時点ではまだ残っているようだ。

Martinelli Winery(マルティネッリ)
3360 River Road Windsor, California 95492 (800) 346-1627 10:00-17:00