2016年4月2日土曜日

Causse Marines Presqu'ambulles 2014 (コスマリーン プレスク・アンビュル)


王冠で太っちょのボトル。モーザック100%、ビオディナミのペティアン。


王冠を開けるとボトルの表面が茶色く塞がっていて何事か理解できず焦りました。カリカリしているその物体を料理用の毛抜きで取り出してみると酒石酸で、一部はボトルの中に落ちた。



グラスに注ぐとナチュールらしい混沌とした不透明感のある緑も入った薄い黄色の色合い。泡はとても細かくゆっくりとフツフツと湧くので、空気が澄んだ夜空の星の瞬きのように見える。香りは杏がキュートに香る。高いトーンはプラムがあり、中高域には干した杏の香り。中域にグリーン系のハーブが落ち着きを持っている。口にはトロリとした舌触りで、とても細かい泡が舌の上でぴちぴちと弾け、角砂糖の甘みと洋梨やラ・フランスぽのような甘さにリッチさがある。ラ・フランスの高級さはないがそれに通じるとろける甘さのリッチさ。少し甘めでリッチだがスッキリした後味で、余韻にかけてふぁんとやさしく風味が膨らみ、上顎後方へスーッと風味が柔らかく移動する。(輸入:LE VIN NATURE/購入:森田屋 3024)

2016年3月26日土曜日

エルヴェ・ジェスタンと日本未輸入新世代のシャンパーニュ試飲会


本日は2つのテーマで構成されたワイン会。テーマ1は、2007年新着ジェスタンとサピエンスの比較試飲(輸入元:ラシーヌ)。テーマ2は日本未入荷 新世代のBIOシャンパーニュの生産者 Leclerc Briant(ルクレール・ブリアン)で、Herve Justin氏がエノログとして関係しているそうです。


状態に気を配り、ラシーヌさんの倉庫から直接運んできたボトルです。


パン2種類



テーマ1:2007年新着ジェスタンとサピエンスの比較試飲 (輸入元:ラシーヌ)

(1)Herve Jestin  Extra Brut Premier Cru 2007
(エルヴェ・ジェスタン エクストラ・ブリュット)

泡はあまり発たない。香りは梅が大人しくあり、やや温かさを感じる。皿の周囲が100度ぐらいの角度で広がりを持つ薄い皿のような形で、クリームと少しのグリーンが立ち上がる。ハッカにオレンジが交じる。口に含むと舌上でピリピリするが味は薄く旨みがない。後半から時間をおいてから余韻に上あご方向に向かって苦みが強く増していく。エレガントな流れがなく、薄く平べったい。

(2)Marguet Pere & Fils Sapience Extra Brut Premier Cru 2007
(マルゲ・ペール・エ・フィス サピエンス・エキストラ・ブリュット・プルミエ・クリュ)

泡が弱い。香りにはオレンジや温州みかんの香りがあり、スワリングするとオレンジピール、ハッカが出てきて、そのハッカは時間軸の後半になると湿布の要素に変化していく。口に含むと状態がよいときのように舌にはのらず、ふあっと球体が口内に浮く。しかし、これも味が薄く、旨みも少ない。後半にした周囲でピリピリ、キラキラして、余韻までにはオレンジピールの苦みが表面に出てくる。オレンジの暗っぽい小さな核があり、これはサピエンスらしい。

両者を比べると、ジェスタンらしさとサピエンスらしさは一応感じられた。以前あったエレガントさがなくて残念。


ラスクのセット


テーマ2 日本未入荷 新世代のBIOシャンパーニュの生産者 Leclerc Briant(ルクレール・ブリアン)

説明:エペルネに本拠地を置くNMですが、自社畑を9ha所有。その買ブドウも含め、全てが認証BIOのブドウのみを使用。わずか3%しかないとも言われるシャンパーニュの認証BIOの区画です。
先代が亡くなり、その精神を引き継いだのが、元、Moet & Chandonのディレクターと今や話題の凄腕エノログとして知られるHerve Justin です。



(1)Leclerc Briant Brut Reserve
(ルクレール・ブリアン ブリュット レゼルヴァ)

泡は細かいが量は少ない。香りは大人しく、ウリ系と少しのオレンジにクリームが交じっている。しかし弱い。スワリングでも香りは発たない。口に含むとしたに泡が大きめに当たり、味わいは薄く、中盤から少しオレンジとみかんの風味がある。オレンジの風味はエクレア状に膨らみ、後半からオレンジの苦みが出てくる。ふんわり膨らみそのまま消えていく感じは状態はよいが、どこか物足りない。それでもテーマ1よりよい。8000円ぐらいのシャンパンだが2500円の感覚。

【品種】ピノ・ムニエ 65%、ピノ・ノワール 20%、シャルドネ 15%
【収穫年】2012 年(瓶詰めは 2013 年 7 月)
【産地】Cumieres, Verneuil, Sermiers, Epernay, Cramant
【醸造】木樽で発酵、熟成
【ドサージュ】2g/L
【デゴルジュマン】2015 年 6 月



(2)Leclerc Briant Brut Rose
(ルクレール・ブリアン ブリュット ロゼ)

分離した香り。上層に高いトーンの香りが藁を円錐状に立てたような形であり、中低域には暗くぼんやりした要素が丸く小さくいる。この中低域はボールペンの試し書きでグルグルと描いたような隙間のある黒い空間で暗い。これらが上下で独立している。時間が経つと奥からグリーンガムがまっすぐに伸びてくる。口に含むと苦みのアタックがあり、混沌とした状態が続き、果皮の苦みが混沌としながらも波紋を持ち、1つ1つの波が力をもって口奥へと進んでいく。(1)よりよい。8000円ぐらいのようですが4000円の感覚。

【品種】ピノ・ノワール 75%、ピノ・ムニエ 25%
【収穫年】2010 年ベース、10%の Cumieres 産赤ワインをアッサンブラージュ
【産地】Hautvillers, Cumieres, Verneuil
【ドサージュ】6g/L
【デゴルジュマン】2015 年 1 月



(3)Leclerc Briant Brut Millesime 2007
(ルクレール・ブリアン ブリュット ミレジム)

ゴールドの照りがある色合いで泡も普通に発つ。シャンパンらしい焼き栗、生クリーム、モンブランクリームが香り、ウリもある。口に含むと舌を刺激し、味わいは一般的なシャンパーニュの味わい。5mmぐらいの小さい核が変化なく、長くずっと居続けるところが特徴だが、世界観はない。(2)よりよく、1万円ぐらいのようですが6000-70000円の感覚。パスカル・マゼのような熟成感が少しある。

【品種】ピノ・ノワール 70%、ピノ・ムニエ 30%
【収穫年】2007 年ベース、10%の Cumieres 産赤ワインをアッサンブラージュ
【産地】Hautvillers, Cumieres, Verneuil
【ドサージュ】2g/L
【デゴルジュマン】2015 年 2 月



(4)Leclerc Briant  Les Chevres Pierreuses Cumieres 1er Cru Brut
(ルクレール・ブリアン レ・シュヴレ・ピエルーズ キュミエール)

色はゴールドだが(3)よりも薄い色合い。香りは(3)と同じくクリアで澄んだ感じもある。口に含むと濃いピールと苦みが長く流れがあるように続く。チュロスのように細長く、色でいうと黒くマット状の味わい。癖のようなものを強く感じる。黒い核はサピエンスに通じるものがあり、(4)がサピエンスならば(3)はジェスタンっぽいとも言える。1万円ぐらいですが8000-10000円の感覚。どちらかというと好みは(3)です。

【品種】ピノ・ノワール 40%、シャルドネ 40%、ピノ・ムニエ 20%
【収穫年】2009 年
【産地】Cumieres 単一区画
【面積】2.80ha
【醸造】木樽で発酵、熟成
【ドサージュ】4g/L
【デゴルジュマン】2015 年 3 月




(5)Leclerc Briant  La Croisette Blanc de Blancs d'Epernay Brut
(ルクレール・ブリアン ラ・クロワゼット・ブラン・ド・ブラン エペルネ・ブリュット)

泡がシャンパンらしく細かく発つ。香りは塩や甲殻類、カレー粉、海苔などがあり、線がきれいで芯があり、ジェスタンらしさも垣間見れる。口に含むと黒めの軸が大木のように下はどっしり、上は細くまっすぐに安定して立っている。味わいの形ではタジン鍋の蓋に似ている。その細い部分の周囲ではキラキラと細かく瞬く。時間軸では旨みがグンっと持ち上がった後に、旨みはスッと消え、その後はとても細い線だが口奥へときれいに流れていく。立体感はあるが世界観はない。12000円ぐらいので感覚もそれぐらい。8000円ぐらいであれば1本購入するレベル。

【品種】シャルドネ 100%
【収穫年】2012 年(瓶詰めは 2013 年 7 月)
【産地】Epernay 単一区画
【面積】0.60ha
【醸造】木樽で発酵、熟成
【ドサージュ】0g/L
【デゴルジュマン】2015 年 1 月




(6)Leclerc Briant Rubis de Noirs Brut Millesime 2006
(ルクレール・ブリアン ラ・クロワゼット・ブラン・ド・ブラン エペルネ・ブリュット)

ナチュールとは別の、にごりのある色合い。香りには黄色い濃い色合いの花や絵の具がある。口に含むとエグミが強く、背筋がぞぞぞっとする。

【品種】ピノ・ノワール 100%
【収穫年】2006 年
【産地】Hautvillers, Cumieres, Dizy
【マセラシオン】6 日間
【ドサージュ】6g/L
【デゴルジュマン】2015 年 2 月




(7)Leclerc Briant Cuvee Dovine Brut (Solera)
(ルクレール・ブリアン キュヴェ・ディヴィーヌ ソレラ)

黄金色。香りには白粉があり、全体として曇った香り。熟成した感じ、カブトムシ、パスカル・マゼを若くしたような高いトーンもある。口に含むと細かい泡が周囲にもこもこと小さな煙の集合体として広がる。軸はなく、もこもこっとしている。酸化した感じと濃い風味が交じる。2万円ぐらいのようですが15000円の感覚で、8000円であれば購入する。

【品種】ピノ・ムニエ 50%、ピノ・ノワール 30%、シャルドネ 20%
【収穫年】2006 年ベースで、2004 年 2005 年のワインとともにソレラで熟成したもの
【産地】Chatillon sur Marne, Hautvillers, Cumieres,
【ドサージュ】4g/L
【デゴルジュマン】2015 年 4 月


ここからは番外編



(番外1)Waris Hubert Cuvee Equinoxe Millesime Grand Cru Blanc de Blancs 2009(12000)
(ワリス・ユーベルト キュベ・エキノックス ミレジム グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン)

泡が細かくてきれい。香りはオレンジの風味で澄んできれいな香り。グリーンがあり、低域から中域が太く高いトーンまでつながっている。味わいは明るく動きがあり、躍動感を感じる。味わいも香りと同様にきれいでキラキラしている。12000円、エスプリデュヴァン輸入です。



静岡の中ヨークシャー豚肉


天ぷら



(番外2)Maison Penet(Alexandre Penet) Penet Chardonnet Grand Cru Terroir Escence Rose NV(10000)
(メゾン・プネ(アレクサンドル・プネ) プネ・シャルドネ グラン・クリュ・テロワール・エソンス・ロゼ)

香りは繊細な黄色い花の香りで、地面の土筆が点在しているかのように上方へとひょっこりと伸びていく。明るく、動きがあり、躍動感とキラキラしている。





(番外3)Herve Jestin  Extra Brut Premier Cru 2007
(エルヴェ・ジェスタン エクストラ・ブリュット)

テーマ1の(1)と同じだが、(1)は今回のロットで、(番外編3)は初期ロットの平野弥さん在庫品。
妖艶さのある香り。色気と栗、鮮烈で和な能楽のような舞が見える。味わいはアジアっぽさを持つ。トンボのように真っ直ぐ進んだかと思うとクルリと360度回って、また真っ直ぐ進むという流れをくる返す。完全に突き抜けるような高域ではないが、きちんと味わいが伸びていく。1本目とはデゴルジュマンは同じでボトルNo.も近いが、香り、味ともに全くの別物。


パン


金陵のアヒルと皮付き豚


チーズ


<写真撮り忘れ>
(番外編4)ルリー 1er
アジアないい香りで海苔もある。味わいは茶葉を低温に浸漬したときの暗いニュアンスと苦みの風味がある。枯れた感じがあり、酢酸も少しある。皆さんの評価は高いですが、暗いので好みではなかった。



(番外編5)Claude Dugat Gevrey-Chambertin 2009(クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン)

濃いめの色合い。香りが濃く、密度高く密集しているので暗黒の世界になっている。かぎ分けると、黄色い花、ローリエ、山椒、鉄、ゴボウ、果実、燻香、それに赤い花も少しあり、とても要素が多い。口に含むとブルーベリーに似た風味で、クランベリーの酸味がきれいに発つ。痩せて薄い味わいだがバランスは取れている。




(番外6)Schoffit Alsace Gewurzttraminer Grand Cru Rangen 2013
(ショフィット アルザス・ゲヴュルツトラミネール グラン・クリュ ランゲン)

癖のある風味。コクがあり、苦みが多い。



ラクトアイスに山田養蜂場の「ぼだいじゅ蜜」をかけたもの。ぼだいじゅの香りと味わいを楽しむためにあえてラクトアイスにしました。横浜基点の持ち込み。


本日のラインナップ

スタッフの方を含めて10名で15本、飲めないワインもあったので量はそれほどでもありません。
今回は外れ気味で最初は暗い感じの会になりましたが、後半は何やら議論が白熱してました。色々なワインと料理、皆さまごちそうさまでした。

ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767 13:00-19:00 月火休

2016年3月18日金曜日

ヱビスビールの2016年リニューアル前後比較



左が従来、右が新しいエビスビール。香りと味わいともに大きく変わった。従来のバランスがいい状態と比較すると、中重の香りを丸い香りの球体にくっつけたようにあり、味わいも一体感あるところにホップの中域にある苦みが強めに出ている。
従来型を飲みなれていることもあるがバランスよく、本格的で実直なドイツビールに相当する香りや味わいだったのに対して、時代に合わせた形に変化しているように感じる。

2016年3月11日金曜日

Champagne Tarlant Tradition Brut(シャンパーニュ タルラン トラディション・ブリュット)



シャンパンらしい雰囲気とミネラルはあるが、香りや乏しく、味は痩せている。とても残念。
大丸東京店の「世界の酒とチーズフェスティバル」で購入したもの。このクラスになると試飲がなく賭けになる。2013年秋まではよく2014年春からことごとく大きく味わいが変化したのでそれ以降は祭典そのものに行かなくなった。ここでもかなり高額な勉強代を支払いました。(輸入:八田/販売:八田)

2016年3月1日火曜日

ヴァインベルクのワインとポロワッカの熟成エゾ鹿肉、相模原農園の野菜料理の夕べ



北海道北見の熟成エゾ鹿とヴァインベルクが輸入されているドイツワインとのマリアージュ会が開催された。OBさん主催、場所は銀座のローゼンタールさんです。



ビルはレトロなたたずまいでエレベータの押しボタンが昭和チック



8階にあるこちらがお店の入り口です。



店内は思っていたよりも広く、カウンターとテーブル席がある。今回はテーブル席でワイン会です。



本日のメニューです。



KONDOヴィンヤード ナカイ・ミュラワ 2013
大きな赤や黄色の花びらを感じさせる風味がふぁっと広がり、糖質はやさしく穏やかな和の甘味。泡がピリリリっと軽く舌を刺激し、ほんわりと舌先にひょっこりと残る和の甘味、上あご後方への適度なグレープフルーツなど柑橘の甘皮にある苦みがある。ほんわかとした味わいが心地よい。



OBさん提供の1本。1063本の限定品で入手が困難なワインだそうです。余市の中井農園産ミュラー・トゥルガウとコンドウ・ヴィンヤードのモセウシ農場産オーセロワでつくられるペティアン、醸造は10Rワイナリー。



自家製白菜漬け生ハム巻、大根の梅酢漬け



Sekthaus Solter Rose Sekt Brut 2010
(ゼクトハウス ゾルター ロゼ・ゼクト)
黄色いタンポポのような密度のある深い色を感じさせる花の香り。舌にぶどうの果皮の苦みがあり、下凸の円弧を描きながら泡がシュワシュワと広がる。果皮の苦みあるが軽やかな味わい。



ゼクト専門の生産者で、このブドウ品種はシュペートブルグンダー (ピノ・ノワール)だそうです。



北見ラウレアさんモッツアレラチーズと自家干し大根、ルッコラサラダ



大根が干されていてモッツァレラの甘味とワインが普通にあう。




Bernhard Eifel "vom Rotliegenden" Schweicher 2014
(ベルンハルト アイフェル ロートリーゲンデン)
中実でリッチな香り。中低域の安定した香りで、周囲は糖分を入れた紅茶の香りが広がる。味わいはドイツらしい甘さで香りと同じく階層は中域。口内にほんわかとした甘味が風船のように薄い膜で丸く続く。



ブドウはリースリング。シーファー(粘板岩)ではなくロートリーゲンデンという風化した砂岩の土壌だそうです。



トリュフ入りのチーズ



Hofgut Falkenstain Niedermenniger Herrenberg  Spätlese feinherb 2014
(ファルケンシュタイン ヘレンベルク ファインヘルプ)
オイリーで大人しい香り。味わいはリンゴの風味が中央もつ甘味を軸としてその周囲で酸味とプチプチした微発砲の刺激が電磁波のように交錯しながら口奥方向へ細く長く収れんしていく。ブドウのきれいな酸味があり、口奥へとスーッと流れていく。味わいの後半と余韻で舌上で少し甘味がベターっとのりながら広がるがそれでもおいしい。



写真は土壌の岩で、ブドウは樹齢90年前後の自根エリアから採られたものだそうです。



エゾ鹿の心臓と赤じゃがいも、プチヴェールソテー



エゾ鹿の心臓はハツらしい食感と旨みと軽ろやかな味わい。ワインともあう。




Schoffit Alsace Chasselas Vieilles Vignes 2014
(ショフィット アルザス シャスラ ヴィエイユ・ヴィーニュ)
香りは黄色い高いトーンも入った成分が広がり、ふぁっと40cmぐらいの球体に広がる丸い味わい。当日持ち歩きで暴れているためだと思うが、本来はエッジに走るステンレスのようなシャープさがなく柔らかく広がっている。これはこれでおいしいが本来のスタイルが好きです。平野弥さん提供。



東川ワイン キトウシ 2014
香りの要素に焼きや石、石焼き芋の香りがある。風味があり、スっとした感じに、軽く、重さもある。味わいはガツンっと直角な壁にぶち当たったかのようなインパクトあるアタック。ステンレスっぽいエッジを感じさせる。個性があっておもしろい。OBさん提供。



ブドウはセイベル100%で、東川町キトウシ山麓の畑でセイベル13053.ラベルはエゾフクロウ



Bernhard Eifel Trittenheimer Apotheke  Spätlese trocken 2014
(ベルンハルト アイフェル トリッテンハイマー・アポテーケ トロッケン)
酸が弾け、白粉の香り。大きな樹木のような柱があり、その周囲に沿うように香りが立ち上る。味わいはシャープで苦みもある。後半は甘味が優勢になる。舌上に黒い核があり、そこから15度ぐらいの角度で口奥上方へ向かって振動しながら苦みが昇っていく。



アポテーケは有名な畑名だそうです。





相模原農園、旬野菜いろいろせいろ蒸し



Schoffit Alsace Pinot Gris Tradition 2013
(ショフィット アルザス ピノ・グリ トラディション)
奥ゆかしい和ないい香り。周囲がシャープでよいが、これも当日揺らした影響だと思いますが苦みが続くのが残念。意見として出た「ばびぶべぼ」の味わいというのが当てはまる。平野弥さん提供。



Bernhard Eifel Grauer Burgunder "IM BARRIQUE GEREIFT" trocken 2010
(ベルンハルト アイフェル グラウアーブルグンダー バリック )
野菜、スイカの緑色部分などに加えて、十二単を想像させるお香を焚いたような香り。神舎や仏殿が思い浮かぶ。味わいは奥に丸くあり、表に出てこない内向的で、甘さが波動のように口奥へと段々に進む。味わいも香りと同じく独特な寺院を感じさせる風味がある。熟成や木の朽ちた風味などからカブトムシを感じさせるワインもあるが、これはそこに向かいつつも寺院と蜜の香りと味わいが続くので上品に感じる。



Niersteiner Hipping Riesling Spatlese feinherb 2013
(ニアシュタイナー・ヒッピング リースリング・シュペートレーゼ・ファインヘルプ)
柑橘の香り、パール柑や八朔が香る。高いトーンのあるいい香り。味わいは中心にやや大きめの核がボリュームを持ち、そこからボリュームの球体表面から、円弧状の酸味がほわんほわんと波のように口奥へと進んでいく。参加者どなたかの提供。



裏エチケット



エゾ鹿とレンズ豆のコロッケ



Hofgut Falkenstain Niedermenniger Herrenberg  Spätlese trocken 2013
(ファルケンシュタイン シュペートブルグンダー)
山ブドウなど日本ワインに似ている。青い香りと味わいで、全梗ワインのような枝の風味がある。2本目は香りのトーンが高く、ゴボウの高い成分が入る。土っぽさがあり、すっきりして味わいがパーンっと張る。



エゾ鹿熟成肉もも肉のロースト




Hofgut Falkenstain Krettnacher Euchariusberg  Spätlese 2014
(ファルケンシュタイン オイヒャリウスベルク シュペートレーゼ)
中域の香り。味わいは八朔のようなフレッシュな柑橘の果実がある。味わいの輪郭がはっきりしており、ふたを開けたステンレス製の四角い弁当箱のように輪郭が90度にパシッと立ち上がり、その弁当箱の中身にはオレンジや八朔の風味があっていい。



ブロッコリーとかき菜、じゃこのスキレットご飯



Peter Lauer Ayler Kupp 'Kern'  Feinherb 2014
(ペーター・ラウアー ケルン)
なぜか「中心に・・・、モーゼルの・・・」とだけしか書き残してませんでした。



ヴァインベルクさんの説明:甘味と酸味が調和したこのカテゴリーの味わいでは最高傑作の芸術品。ゴーミヨでは94点でこの年のファインヘルプ部門の最高得点。



Weinkellerei Meilen・Wilhelm Bergmann Bockenheimer Grafenstuck Scheurebe Eiswein 2007
(マイレン醸造所 ボッケンハイマー グラッフェンシュトゥック ショイレーベ アイスワイン)
丸くこなれている。旨みがじんわりと口内と舌にのり、ほどよい甘味。旨みと甘味が一体感ある。酸味はないが思っていたよりもおいしく飲めてよかった。横浜基点の提供。



本日のラインナップ14本。本日も沢山のおいしいワインと料理ありがとうございました。野菜中心のオリジナルな料理がワインと相性がよかった。ワイン会主旨とは異なりますが、日本ワインの2本とどなたか提供のニアシュタイナーのような個性や心が和む感じのある好みなワインに出会えて楽しかったです。みなさま、ごちそうさまでした。

ワインセラー ローゼンタール
東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F 03-3574-8758