2011年8月16日火曜日

CHIMAY Red-Cap,White-Cap,Blue-Cap 2011

生産 CHIMAY @ベルギー
銘柄 CHIMAY Red-Cap,White-Cap,Blue-Cap 2011 Peres Trappistes(シメイ レッド、ホワイト、ブルー)
購入 大丸ららぽーと横浜店




テイスティングノート
・レッド
泡は薄めの茶で液体は茶色でにごりもある。甘味とコクがある香りで、口に含むと甘味があり、苦味は旨味に感じられる。泡が苦味と共に少し上方へ立ち昇る。グラスをシメイグラスにすると、香りの要素と強さが笛、味わいもしっかりしてくる。

・ホワイト
泡が真っ白で液体は黄金色でにごりもある。香り高く、草の香りやシップなどがある。口に含むと中高域のボリュームが大きく、中低域にいい苦味がボリュームを持つ。

・ブルー
泡は濃い茶色で液体は焦げ茶色でにごりもある。コクがある香りで、やや湿り気のある低い草、ショコラなどの甘味を伴った深みがある香り。口に含むと苦味がボリュームを持つが、その周囲をきめ細かい泡が包んでいるので心地よい苦味のおいしさになっている。後半に酸味のようなものも感じられ、飲み応えがある。温度が高くなった方が丸みと甘味、苦味、コクなどに一体感が感じられる。

評価
夏の季節に飲むならホワイト、夏でもコクや深みを求めるならブルー。ブルーだけはヴィンテージがついており、季節による感じ方や保存期間の違いがあると思うが、2010年が宙に浮いているのに対して、2011年は軽く浮いているがどっしりと構えている印象を受ける。
シメイのラベルでもシメイグラスで飲むように描かれているが、今回通常のビアグラスを比べてその意味がはっきりした。明らかにシメイグラスで飲んだ方が香りも味の要素も増え、泡の舌触りの滑らかさがきめ細かくなる。ワインでもよく体験することだが、ビールでもグラスに十分に配慮する必要がありそう。

CHIMAY(BIERES DE CHIMAY S.A.)
Route Charlemagne, 8 , B - 6464 Baileux (Chimay) BELGIUM +32 (0) 60 21 03 11