2014年12月21日日曜日

ロマネ・コンティ 1996年 の会 @平野弥 (前半)

  
2014年の締めくくりとして開催した「1996年ロマネ・コンティの会」。場所は平野弥さんのテラス。本日のラインナップには、Domaine de La Romanee-Conti(D.R.C ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)のモンラッシェとロマネ・コンティがある。12杯取り。料理はTKシェフ。

  
(1) Champagne Laherte Frères Extra Brut Les Vignes d’Autrefois 2008
(ラエルト・フレール エクストラ・ブリュット レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
明らかなリンゴの紅玉。実の適度な酸味と果実のバランス、そして皮を含んだ風味、焼きリンゴもある。やはりすっきりとして洗練された都会的なセンスを持つスタイリッシュさがある。青リンゴの風味が主体だったのが紅玉の系統になった。いつもながらおいしい。

  
(2) Champagne Laherte Frères Extra Brut Les Vignes d’Autrefois 2009
(ラエルト・フレール エクストラ・ブリュット レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
ミネラルが張り、ボディが柔らかで、ほんわりした表面。味わいがボール状になって、口から喉、体内へ向かってスーっと吸い込まれていく。このとき、喉の表面には刺激がないため、境界がないブラックホールへ味わいが消えていく印象を受ける。11月中旬の試飲会よりもかなりおいしくなった。

  
アミューズは聖護院カブのスープ。やさしい味わい。ラエルト・フレールの2009とよく合った。

  
(3) Champagne KRUG Krug Grande Cuvee NV
(クリュッグ クリュッグ グランド・キュベ)
ミルキーな香りに、熟したオレンジピール、熱劣化にあるダンボールなどの紙が加わる。果実味がぐわっと出たあとに、口奥へと味わいが進むが、急激に収れんされ、小さきな領域で微振動する。ビヨヨヨーンっと伸びきった輪ゴムを思わせる後半の味わい。正規品ですが残念。

  
前菜は兵庫県赤穂の牡蠣。磯っぽい男らしさがなく、とても澄んだ甘味と旨味がある上品なカキ。熱の入り方が絶妙。上には澄んだ甘味のキャビアがのっている。

  
(4)Champagne Fleury Père et Fils Sonata N°9 Opus 10
(フルーリー・ペール・エ・フィス ソナタ9番)
ギュンっと小さい弧を描いて香りが立ち上がり、ミルキーさを伴う焼きリンゴの柔らかい風味がいい。官能的な汗も感じる香り。パスカル・マゼのような熟した風味と若々しさもあるフジと紅玉が混じった風味がふわっと膨らみ、高いトーンの柑橘、ミカン、いよかんなどと、重みのあるオレンジや熟したミカンなどの高いトーンがゆったりと上方へキューンっと立ち上がる。マグマのようにフツフツと沸きあがる香り、口に含んだあとの秋風に揺られる落ち葉のようにサササッ、サササッと渦を巻きながら味わいが奥へ奥へと続いていく様は心地がよい。その軽やかに流れていく低層には重厚感がある土台がしっかりとある。
11月中旬の試飲会よりも色々な表情が出て、おいしくなった。

  
(5) Domaine Au Pied du Mont Chauve Puligny Montrachet 1er Cru La Garenne 2011
(ドメーヌ・オー・ピエ・ デュ・モン ショーヴ ピュリニー・モンラッシェ・ラ・ガレンヌ) 白
平面状に広がるミネラルに厚みがある。白胡椒、オレンジ、むわんとした菩提樹の花などの香りが訴えてくる。舌にやさしく、やわらかで、やさしい柑橘ピール、オレンジ、グレープフルーツのほわほわとした旨味が豊富。その味わいと旨味は上顎奥の表面から少し浮いたところへ集まり、滞在する。ミネラルの層から味わいが平面状のまま、マフィンが膨らむかの如く、ふわんと膨らんでいく様が印象的。

  
白ワインにあわせる魚料理はムツ。ふっくらして甘味のあるムツは、ラ・ガレンヌともよく合っていておいしい。

  
(6) Domaine Jacques Carillon Puligny Montrachet 1er Cru Les Champ Canet 2011
(ジャック・カリヨン ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・レ・シャン・カネ)
樽がきき、白桃、ピーチ、果実の甘い香りが豊富、でもべたつかない香り。温かく、焼けた香り、おしろい、クリーム、甲殻類なども香る。味わいはやさしく、やわらかい風味で、重さのあるオレンジを核にして、そこからミネラルがグっと出てくる。
こちらもムツと合った。

  
(7) Domaine François Carillon Puligny-Montrachet 1er Cru Les Champs-Gain 2011
(フランソワ・カリヨン ピュリニー・モンラッシェ レ・シャン・ガン)
果実主体のいい香り。甘い果実、オレンジの高いトーン、栗、アイスクリーム、奥にミネラルが張る。味わいは中核がやわらかく集中していて、菩提樹の花の柔らかさとミネラルと酸味がシャープに立ち上がる。また、中核から果皮の苦味がグーンと出て伸びてくる。果実味は混沌としていて、鼻にはいい香りが抜けていく。

  
(8) Domane Leflaive Meursault 1er Cru Sour le Dos d'Ane 2011
(ルフレーヴ ムルソー プルミエ・クリュ スー・ル・ド・ダンヌ)
安定感のある果実のいい香り。果実の酸とミネラルが太い槍のように力強く訴えてくる。味わいはグレープフルーツなどの白い実の果実が旨味主体であり、舌にはのらず、上顎奥へ集中する。

楽しくなってきた。後半へつづく

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