2014年11月15日土曜日

Philippe Pacalet Meursault 2012(フィリップ・パカレ ムルソー)

  
  

 注いだ瞬間から華やかな香りが広がる。硫黄、栗の実や花のような煙たいような曇った香りが中央でボリュームを持ち、鉛直方向に長い立体的な楕円状に膨らむ。その周囲には平面状にミネラルが広がり、その広がったエッジは柑橘果実の酸にミネラルが加わったものがキラキラと光っている。スワリングするとそれらは一体となり、ミネラルが平面にパーンと張り、その平面が部屋の壁が動いくかのように迫ってくる。平面の奥にはヨードがグングンと沸きあがる。
 口に含むと舌にトロミがあり、鼻腔には栗の実と甘皮、皮の要素が重さなくすっきりと抜ける。5cmぐらいのボール状にエネルギーが集中し、ゆっくりと口奥へとそのエネルギーが塊のまま進んでいく。その後、5cmから15cmぐらいまでエネルギーの塊が味わいと同時に一気に膨らみ、和の甘味、ザラメ、和三盆、やや焼きの風味が入った綿菓子などが口の中でドンドン膨らんでくる。栗の甘皮近くの味わいや、上品な栗羊羹の風味と旨味が豊富にある。
 グラスに少し放置すると、柑橘の酸を含む上品な甘い香りが5倍ぐらいにボリュームを増す。

パカレのワイン会で入手したおいしいムルソーの2本目。1本目から4ヶ月経ち、硫黄の要素が落ち着き、全体として一体感が増してきた。エネルギーの塊もしっかり出てきている。やはりおいしい。(購入:ワイン専門平野弥(8800)/輸入:野村ユニソン)

Philippe Pacalet(フィリップ・パカレ)
12, rue de Chaumergy 21200 Beaune - France +33 (0)3 80 25 91 00 contact@vins-philippe-pacalet.fr

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