2014年11月16日日曜日

ラシーヌさんから入荷したシャンパンの試飲会 @平野弥

  
  
前回と違ったロットでの緊急試飲会。夜も遅めのスタートなので最初から食事も準備。

まずシャンパンではなく廉価なスティルワインの試飲から開始。

  
Azienda Agricola Fasoli Gino Soave Borgoletto Soave 2013
(ファゾーリ・ジーノ ソアーヴェ ボルゴレット)
泡立っている。ミュスカデのような果物らしい香り。味はすっきりしている。1250円程度だそうです。

  
オリーブと小豆、スープ

  
Domaine Landron Muscadet Sevre et Maine Amphibolite Nature 2013
(ドメーヌ ランドロン ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ アンフィボリット・ナチュール)
果実味はあるが薄い味わい。ミュスカデ。現地のランチサービスに出てくるような雰囲気。ランドロンは泡の方がコクがあって好み。

   ←変わった王冠タイプ。
  
Pierre Frick Alsace Pinot Blanc 2013(ピエール・フリック アルザス ピノ・ブラン)
蜜とグリーンが混じったおもしろい香り。むわんとしている。舌に微発泡があり、緩いが果実味が豊富。酸もキラリと広がる。2800円ぐらいだそうです。

  
Valle dell'Asso Lenze Salento Rosso(ヴァッレ・デッラッソ レンツェ・サレント・ロッソ)
ゆりっぽい香り。果実が中域のトーンからグーンと志津見込み、スパイシーさも出てくる。杉っぽさも混じりながら味わいが伸びる。おいしい。

  
Casafrassi Rosso di Toscana Monsanese 2008
(カーザフラッシ ロッソ・ディ・トスカーナ モンサネーゼ)
混沌とした香り。和の糖質があり、スーット染み入るような味わい。1500円程度で価格相応。

  
Podere Il Palazzino Chanti Classico D.O.C.G. 2010
(ポデッレ・イル・パラッツィーノ キャンティ・クラシコ)
甘い香り。少し杉の苦さがあり、バランスがよいトスカーナらしい香り。以前と比べて味わいが弱くなっている。

  
Champagne Laherte Frères Grand Brut Ultradition NV(ラエルト・フレール ブリュット・トラディション)
グリーンや卵などを含むクリーミーな香り。泡が元気欲たち、旨味が豊富。口全体に味わいが広がりながら上顎へも膨らむ。青リンゴ、グリーン系、温かい感じがある。奥にパイナップルもある。従来のおいしい泡に戻った。デゴルジュマン2014年3月のワイン。

  
Champagne Marguet Pere & Fils Brut Tradition Blanc de Noirs
(マルゲ・ペール・エ・フィス ブリュット・トラディション ブラン・ド・ノワール)
ミネラルが張り、ショコラもあるが混沌とした香り。栗がこってりとして、ちょっとグレープフルーツの皮、苦味が出てくる。青リンゴ、野菜と合わせてフジリンゴが出てくる。おいしい。

  
Champagne Fleury Père et Fils Fleur de l'Europe NV
(フルーリー・ペール・エ・フィス フロー・ド・ロープ ブリュット)
甘さ、ミネラルもしっかりして、軟骨近くの香り。いくつかの野菜があり、ゆったりしている。

  
Champagne Marguet Pere & Fils Brut Grand Cru(マルゲ・ペール・エ・フィス ブリュット グラン・クリュ)
マルゲらしい香り。やや薄い味わいで表情が出ていない。後から青リンゴが出てくる。やはりリンゴの皮の苦味がある。

  
チーズ、ドライトマト、ひじきご飯

  
Laherte Frères Les Vignes d'Autrefois 2008(ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
クリーミーないい香り。青リンゴ、リンゴの種の近く、洋ナシ、その他果実があり、果実の奥からミネラルが沸いてくる。リンゴのフジにある酸味が旨味として豊富で舌にのり、きれい。全体に綺麗で澄んだ味わい。おいしい。

  
Laherte Frères Les Vignes d'Autrefois 2009(ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
クリーミーさが強めのいい香り。青リンゴ、ミネラルが張る。やさしい味わいで気張らずにおいしく飲める。奥に熟したピーチ、しかも種の近くの味わいがある。時間が経つと杏仁豆腐が香る。他の方はラズベリーもあるという意見もあった。2009年ヴィンテージは初めて飲みこちらもおいしいが、2008年の方が好み。

  
Champagne Fleury Père et Fils Millesime 2002 Extra-Brut
(フルーリー・ペール・エ・フィス ミレジム 2002 エクストラ・ブリュット)
カキ、焼き栗、熟した一体感のある香り。熟した旨味が豊富で、落ち着いた味わい。要素も多く、リンゴもきれいな旨味。カカオやショコラもある。バランスがすごくいい。すごくおいしい。

  
Champagne Fleury Père et Fils Sonata N°9 Opus 10
(フルーリー・ペール・エ・フィス ソナタ9番)
わかりやすい香り。青リンゴがはっきりあり、クリーミーさもある。チリメンジャコ、ショコラの香り、深み、甘さ、果実の苦味があり、香りに存在感がある。味わいはすっきりしており、奥に旨味がある。今はおとなしいが、旨味がジンワリ出てくる。

  
Valle dell'Asso Lenze Salento Bianco(ヴァッレ・デッラッソ レンツェ・サレント・ビアンコ)
マスカットやパイナップル、グリーン系の香り。味わいはすっきりして、旨味は薄め。

  
Nicola Manferrari Giulia Milleuve Bianco 2012
(ニコラ・マンフェッラーリ ヴェネツィア・ジュリア ミッレウーヴェ・ビアンコ)
わかりやすいマスカットやミネラルがしっかりあるいい香り。薄めの果実味や苦味がある。

  
Fatalone Primitivo Gioia del Colle 2009
(ファタローネ プリミティーヴォ ジョイア・デル・コッレ)
タイヤの焼けた香り、ジャムっぽさもあり個性的。ジンファンデルのような雰囲気もある。味は少し下品な感じがある。

  
Peter Veyder-Malberg Unterloibner Kreutles Grunor Veltliner 2012
(ピーター・ベーダー・マルベルグ クロイトレス・グリューナー・ヴェルトリーナー) @オーストリア
わかりやすい香り。ミネラル、杉、酸に張りがある香り。味わいはあまりしない。果皮の苦味がある。

  
Domaine Gramenon Cotes du Rhone Il Fait Soif 2013
(ドメーヌ・グラムノン イル・フェ・ソワ コート・デュ・ローヌ・ルージュ)
ジャムっぽい煮詰めた香り。和っぽい甘さと杉樽の香りもある。味わいは苦味が豊富。香りはよいが味は苦い。

  
Boccadigabbia Rosso Piceno 2009(ボッカディガッビア ロッソ・ピチェーノ・ボッカディガッビア)
ジャムっぽい香り。苦味が強い。

  
Jayer-Gilles Bourgogne hautes Cotes de Beaune 2011(ジャイエ・ジル オー・コート・ド・ニュイ)
土っぽさ、牛蒡っぽい香り。ミネラルが張り、石灰が強い香り。味わいもミネラルが張り、一口目は薄く感じるが味わいそのものは濃い。現状は癖があるものの、ジャイエ・ジルらしい、塩や甲殻類がある。オレンジの皮の風味がある。フランスのピノ・ノワールを飲むと安心する。

本日も21本と沢山飲ませていただきました。ご馳走さまでした。今回は、デイリーのスティルワインではLenze赤、シャンパンではラエルト・フレールのトラディション、2008年ヴィンテージ、フルーリーの2002年が好みでおいしかった。