前回と違ったロットでの緊急試飲会。夜も遅めのスタートなので最初から食事も準備。
まずシャンパンではなく廉価なスティルワインの試飲から開始。
Azienda Agricola Fasoli Gino Soave Borgoletto Soave 2013
(ファゾーリ・ジーノ ソアーヴェ ボルゴレット)
泡立っている。ミュスカデのような果物らしい香り。味はすっきりしている。1250円程度だそうです。
オリーブと小豆、スープ
Domaine Landron Muscadet Sevre et Maine Amphibolite Nature 2013
(ドメーヌ ランドロン ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ アンフィボリット・ナチュール)
果実味はあるが薄い味わい。ミュスカデ。現地のランチサービスに出てくるような雰囲気。ランドロンは泡の方がコクがあって好み。
Pierre Frick Alsace Pinot Blanc 2013(ピエール・フリック アルザス ピノ・ブラン)
蜜とグリーンが混じったおもしろい香り。むわんとしている。舌に微発泡があり、緩いが果実味が豊富。酸もキラリと広がる。2800円ぐらいだそうです。
Valle dell'Asso Lenze Salento Rosso(ヴァッレ・デッラッソ レンツェ・サレント・ロッソ)
ゆりっぽい香り。果実が中域のトーンからグーンと志津見込み、スパイシーさも出てくる。杉っぽさも混じりながら味わいが伸びる。おいしい。
Casafrassi Rosso di Toscana Monsanese 2008
(カーザフラッシ ロッソ・ディ・トスカーナ モンサネーゼ)
混沌とした香り。和の糖質があり、スーット染み入るような味わい。1500円程度で価格相応。
Podere Il Palazzino Chanti Classico D.O.C.G. 2010
(ポデッレ・イル・パラッツィーノ キャンティ・クラシコ)
甘い香り。少し杉の苦さがあり、バランスがよいトスカーナらしい香り。以前と比べて味わいが弱くなっている。
Champagne Laherte Frères Grand Brut Ultradition NV(ラエルト・フレール ブリュット・トラディション)
グリーンや卵などを含むクリーミーな香り。泡が元気欲たち、旨味が豊富。口全体に味わいが広がりながら上顎へも膨らむ。青リンゴ、グリーン系、温かい感じがある。奥にパイナップルもある。従来のおいしい泡に戻った。デゴルジュマン2014年3月のワイン。
Champagne Marguet Pere & Fils Brut Tradition Blanc de Noirs
(マルゲ・ペール・エ・フィス ブリュット・トラディション ブラン・ド・ノワール)
ミネラルが張り、ショコラもあるが混沌とした香り。栗がこってりとして、ちょっとグレープフルーツの皮、苦味が出てくる。青リンゴ、野菜と合わせてフジリンゴが出てくる。おいしい。
Champagne Fleury Père et Fils Fleur de l'Europe NV
(フルーリー・ペール・エ・フィス フロー・ド・ロープ ブリュット)
甘さ、ミネラルもしっかりして、軟骨近くの香り。いくつかの野菜があり、ゆったりしている。
Champagne Marguet Pere & Fils Brut Grand Cru(マルゲ・ペール・エ・フィス ブリュット グラン・クリュ)
マルゲらしい香り。やや薄い味わいで表情が出ていない。後から青リンゴが出てくる。やはりリンゴの皮の苦味がある。
チーズ、ドライトマト、ひじきご飯
Laherte Frères Les Vignes d'Autrefois 2008(ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
クリーミーないい香り。青リンゴ、リンゴの種の近く、洋ナシ、その他果実があり、果実の奥からミネラルが沸いてくる。リンゴのフジにある酸味が旨味として豊富で舌にのり、きれい。全体に綺麗で澄んだ味わい。おいしい。
Laherte Frères Les Vignes d'Autrefois 2009(ラエルト・フレール レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ)
クリーミーさが強めのいい香り。青リンゴ、ミネラルが張る。やさしい味わいで気張らずにおいしく飲める。奥に熟したピーチ、しかも種の近くの味わいがある。時間が経つと杏仁豆腐が香る。他の方はラズベリーもあるという意見もあった。2009年ヴィンテージは初めて飲みこちらもおいしいが、2008年の方が好み。
Champagne Fleury Père et Fils Millesime 2002 Extra-Brut
(フルーリー・ペール・エ・フィス ミレジム 2002 エクストラ・ブリュット)
カキ、焼き栗、熟した一体感のある香り。熟した旨味が豊富で、落ち着いた味わい。要素も多く、リンゴもきれいな旨味。カカオやショコラもある。バランスがすごくいい。すごくおいしい。
Champagne Fleury Père et Fils Sonata N°9 Opus 10
(フルーリー・ペール・エ・フィス ソナタ9番)
わかりやすい香り。青リンゴがはっきりあり、クリーミーさもある。チリメンジャコ、ショコラの香り、深み、甘さ、果実の苦味があり、香りに存在感がある。味わいはすっきりしており、奥に旨味がある。今はおとなしいが、旨味がジンワリ出てくる。
Valle dell'Asso Lenze Salento Bianco(ヴァッレ・デッラッソ レンツェ・サレント・ビアンコ)
マスカットやパイナップル、グリーン系の香り。味わいはすっきりして、旨味は薄め。
Nicola Manferrari Giulia Milleuve Bianco 2012
(ニコラ・マンフェッラーリ ヴェネツィア・ジュリア ミッレウーヴェ・ビアンコ)
わかりやすいマスカットやミネラルがしっかりあるいい香り。薄めの果実味や苦味がある。
Fatalone Primitivo Gioia del Colle 2009
(ファタローネ プリミティーヴォ ジョイア・デル・コッレ)
タイヤの焼けた香り、ジャムっぽさもあり個性的。ジンファンデルのような雰囲気もある。味は少し下品な感じがある。
Peter Veyder-Malberg Unterloibner Kreutles Grunor Veltliner 2012
(ピーター・ベーダー・マルベルグ クロイトレス・グリューナー・ヴェルトリーナー) @オーストリア
わかりやすい香り。ミネラル、杉、酸に張りがある香り。味わいはあまりしない。果皮の苦味がある。
Domaine Gramenon Cotes du Rhone Il Fait Soif 2013
(ドメーヌ・グラムノン イル・フェ・ソワ コート・デュ・ローヌ・ルージュ)
ジャムっぽい煮詰めた香り。和っぽい甘さと杉樽の香りもある。味わいは苦味が豊富。香りはよいが味は苦い。
Boccadigabbia Rosso Piceno 2009(ボッカディガッビア ロッソ・ピチェーノ・ボッカディガッビア)
ジャムっぽい香り。苦味が強い。
Jayer-Gilles Bourgogne hautes Cotes de Beaune 2011(ジャイエ・ジル オー・コート・ド・ニュイ)
土っぽさ、牛蒡っぽい香り。ミネラルが張り、石灰が強い香り。味わいもミネラルが張り、一口目は薄く感じるが味わいそのものは濃い。現状は癖があるものの、ジャイエ・ジルらしい、塩や甲殻類がある。オレンジの皮の風味がある。フランスのピノ・ノワールを飲むと安心する。
本日も21本と沢山飲ませていただきました。ご馳走さまでした。今回は、デイリーのスティルワインではLenze赤、シャンパンではラエルト・フレールのトラディション、2008年ヴィンテージ、フルーリーの2002年が好みでおいしかった。