2014年8月31日日曜日

フィネス倶楽部試飲会 秋に輸入するシャンパーニュ

  
今回のテーマはインポータのフィネスさんがこの秋に輸入するシャンパーニュの先行試飲会。フィネスさんがシャンパーニュを輸入するのははじめてだそうです。生産者はTrichet Didier(トリシェ・ディディエ)とMichel Genet(ミッシェル・ジュネ)。また対決?として選ばれたのはサンリバティーさんが輸入したエグリ・ウーリエ。場所は近くの稲穂が実ってきた平野弥さん。

  
(1) Chateau de la Velle (Bertrand Darviot) Cremant de Bourgogne Cuvee Prestige NV
(シャトー・ド・ラ・ヴェレ(ベルトラン・ヴィオ) クレマン・ド・ブルゴーニュ キュヴェ・プレステージ)
泡立ちよく立ち昇り、色は少しだけ緑が入っている。クリームやムワっとした香りがあり、マロンクリームに八朔が少し混じった香り。味わいは泡が適度に口内を刺激し、鼻にリキュールの加わったオレンジが抜ける。上顎に刺激と味わいが集まり、舌には果実の甘さがしっとりと残る。泡が口奥へとじわじわと歩いていく感覚を受ける。価格は3900円。

  
(2) Trichet Didier Brut Blanc Reserve 1er Cru NV
(トリシェ・ディディエ ブリュット・ブラン・レゼルヴ プルミエ・クリュ)
泡がすごく細かく、ゆっくりとポツリポツリと立ち昇る。ムワっとした香りの後からオレンジリキュールが香る。カブトムシやそれらの虫がいるやや枯れたような樹木の香りもある。舌に泡がのるが刺激せず、舌と口内にはすっきりしている。上顎の奥に突き刺さるように味わいは集中し、舌には味は出ずに口内全体にほんわりと柑橘風味が膨らむ。圧力を感じるがすっきりした口当たりで熟成したチーズの風味や香りも余韻として出てくる。リキュール風味が強いので好みではない。価格は5500円。

  
(3) Trichet Didier Brut Blanc de Noirs Grand Cru NV
(トリシェ・ディディエ ブリュット・ブラン・ド・ノワール グラン・クリュ)
やや濃い色合い。甘いカキ氷シロップのような香りが出てくる。甘くもったりと落ち着いており、リンゴや桃も香る。泡は口内で刺激せず、緻密な口当たりが心地よい。きちんとシャンパンの風味もある。口内でふんわりと泡は全方向へ膨らみ、平面方向には薄くふわりと味わいが広がる。味わいは流れるように口奥へとスーっと流れていく。落ち着きのあるリンゴの風味がすっきりとした味わい。香りは甘いが味わいは素直。全体として素直で泡の繊細さはよいが、温まるとリキュール風味が出てきて粗さが見えてくる。冷やした状態で飲むほうが良さそう。6300円で相応の感覚。

  
(4) Egly Ouriet Grand Cru Tradition Brut NV
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・トラディシオン・ブリュット)
すごく濃い色合いで泡は繊細。ムワッとした厚みと深みのある香りで、クリームの樽の香りやカブトムシを想像させる樹木の香りもある。舌の上で泡がすごく飛び跳ねる。鼻に果実香が厚みを持って集まり、立体的にボリュームを持ちながら膨らみ広がっていく。球体までいかずにやや平面方向へべちゃーっとつぶれる。温まると重さを感じさせる。価格は10000円で相応の感覚。価格が倍以上なので前者とは明らかに核が違う。

  
(5) Egly Ouriet Grand Cru Rose Brut NV
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・ロゼ・ブリュット) ロゼ)
オレンジやザクロを加えたようなロゼの色合い。液体は口の内側へと香りが集まり、甘い香りが立つ。舌上で泡が刺激し、鼻腔には果実香が集まり、味わいは一般的なシャープな果汁に果皮の甘さや旨味を加えたようなロゼっぽくなく、一体感がありすっきりした味わいで白のシャンパンのような風味。14000円で市場ニーズと知名度を考慮すると相応な金額。これと(4)(5)は魚でも合った。

  
サラダやハム、パンなど食材

  
(6) Michel Genet Brut Esprit Blanc de Blancs Grand Cru NV
(ミッシェル・ジュネ ブリュット・エスプリ・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ)
やや大きめの泡が立ち昇る。ムワッとした香り。スワリングすると瓜系の香りが出てくる。舌だけでなく、口内全体に刺激する。泡がやや粗めで甘さのある果実味の後はすっきりした余韻になる。6000円でトリシェ・ディディエのグランクリュの方がおもしろいと思ったが、他の方々にはミッシェル・ジュネの方が人気だった。

  
(7) Michel Genet Extra Brut Blanc de Blancs Grand Cru NV
(ミッシェル・ジュネ エクストラ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・グラン・クリュ)
やや大きめの泡が立ち昇る。ムワッとした香りでスワリングすると瓜系の香りが出てくる。香りまでは前者と同じ。口内の中央やや上方にエネルギーと味わいが集中し、口内には刺激せず、味わいは舌にのらず、落ち着きを持ち少しだけ膨らんでくる。前者よりもおいしい。価格は6500円。

  
  
  
料理の数々。

  
(8) Egly Ouriet Grand Cru Blanc de Noirs Vieilles Vignes NV
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・ブラン・ド・ノワール・ヴィエイユ・ヴィーニュ)
きれいな泡立ち。赤みの入る透明感のある色合い。クリーミーな香りで、香りが前面に出てくる。甘さも伴う香り。口に含むとグンっと味わいが舌にのり、その後もぐーっと味わいが重さを持って流麗につながる。おいしい。22000円で、相応の味わい。

  
(9) Egly Ouriet Grand Cru Vieillissement Prolonge Extra Brut NV
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・ヴィエイエッスマン・プロロンジュ・エクストラ・ブリュット)
前者と同じ系統の香りでこちらの方がおとなしく、その中でバランスが取れた香り。味わいもおとなしく、シュっとした小さい塊になる。元々V.P.はエグリ・ウーリエの中ではらしさがなく好みから外れ、やはり今回も好みではなかった。13000円。

  
(10) Michel Genet Brut Prestige Blanc de Blancs Grand Cru 2007
(ミッシェル・ジュネ ブリュット・プレスティージュ・ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ)
カキ氷のような黄色が入る薄い色合いで泡は勢いよく立ち昇る。柑橘の高いトーンがあり、瓜系の香りが少しあるが弱い。酸化した香りの要素も少し感じる。口に含むと落ち着きのある泡がやや立ち、リンゴの芯に近い部分の種も含むぐらいの風味、舌に落ち着いてのる。シャンパンらしさがある。が9000円は高く感じる。

  
(11) Egly Ouriet Grand Cru Brut Millesime 2004
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・ブリュット・ミレジム)
色はやや濃く泡はきめ細かい。いい香り。花々が沢山あり果実と混じったいい香り。バニラ香も加わる。舌にもきめ細かく、繊細な口当たり。酸味と泡の刺激が心地よく、爽やかで軽快。おいしい。20000円で相応の味わい。

以上で予定していたワインは終了。ここからは追加された数々のワイン。


  
パン、ブドウ、チーズ

  
(12) Egly Ouriet Coteaux Champenois Grand Cru Ambonnay Rouge 2011
(エグリ・ウーリエ コトー・シャンブノワ・グラン・クリュ・アンボネイ・ルージュ)
昔の生産者が作るブルゴーニュワインの香り。ぼわんとして訴えてくる。やや暗さがあり、馬小屋臭なども果実や花と混沌と混じり訴えてくる。口に含むとショコラ、すっきりしつつも濃く、バニラの風味。化粧をしっかりした舞妓を思わせる雰囲気を持つ。果実味がかなり豊富で甘味が強い。20000円で長期熟成を待てれば価格相応の本領を発揮しそう。シャンパンのピノ・ノワールを使ったスティルワイン。

  
(13) Château des Tours Vacqueyras Reserve 2007
(シャトー・デ・トゥール ヴァケラス・レゼルヴァ)
コメント忘れ。(14)と同じくおとなしく落ち着きのある味わいだったような気がする。

  
(14) Gagnard-Delagrange Volnay-Champans Premier Cru 2007
(ガニャール・ドラグランジェ ヴォルネイ・シャンパン)
おとなしく落ち着きのある味わい。ヴォルネイっぽさも出ている。

  
ダロワイヨのケーキ、アンテノールのロールケーキ、仲町台で一番おいしいケーキ屋さんシュクレのピュアロール

  
(15) Champagne Marguet Cuvee Rose Grand Cru NV(2010+2004-2009)
(マルゲ キュヴェ・ロゼ・グラン・クリュ)@BB&R
シャンパンの甘さ、ミネラルが張る。

  
(16) Trapet Beblenheim Gewurztraminer 2010 @Alsace
(トラペ ベブレンハイム ゲヴェルツトラミネール)
ライチがはっきりあり、落ち着きのあるおとなしい香り。味にもライチの皮の風味があり、味わいはすっきりとする。@3500

  
(17) Trapet Beblenheim Riesling 2011 @Alsace
(トラペ ベブレンハイム リースリング)
リースリングらしい香りと味わいでオイリーさがあり、ミネラルと酸味がシャープ。味わいはおとなしい。@3500

  
(18) Egly Ouriet Grand Cru Tradition Brut NV
(エグリ・ウーリエ グラン・クリュ・トラディシオン・ブリュット)
なぜコレを再度開けることになったか聞いていなかったが、このボトルは表情が全くなく、泡と酸味がない。別物。

  
(19) Domaine Lecheneaut Nuits-Saint-George 2010
(レシュノー ニュイ・サン・ジョルジュ)
ニュイ・サン・ジョルジュらしいこじんまりした味わいだが現在は寝ている。

 
本日のラインナップ。19本。

  
(20) Claude Dugat Bourgogne 2004
(クロード・デュガ ブルゴーニュ・ルージュ)
こちらはMさんの提供。なんと2004年!いつもありがとうございます。
甲殻類の香り、塩が入ったかっぱえびせん、若草、枝も入った香り。これらが混じりいい香水の香りになっている。舌の中央にジーンと、濃くも薄い味わいでパーっと味わいがきれいに広がる。さすがデュガらしい香りや風味と完成度が高くおいしい。

個人的な好みからすると、シャンパンを飲むのであれば、シャンパンらしさが溢れているか、個性的なもの、高い価格帯であれば立体感や世界観が欲しい。フィネスさんのシャンパンは真ん中をいくような感じがし、エグリ・ウーリエは予想していたよりも状態がよくて球体に近い雰囲気もあり、個性もはっきり出てよかった。価格帯が大きく異なるこれらと比べるのはフィネスさんのシャンパンはかわいそうだった。シャンパンは輸入されているものは限られているので選択肢が増えると嬉しい。

本日もひとり1.5本程度と沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。

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