2014年6月15日日曜日

ワイン専門平野弥フィネスワイン倶楽部第四回ワイン会

  
天気がよく夏っぽい青空。会員ではないがフィネスワイン倶楽部第四回ワイン会に参加させていただいた。

  
Château de la Velle Cremant de Bourgogne Rose(シャトー・ド・ラヴェル クレマン ド ブルゴーニュ ロゼ)
もわんとした曇りのある香り。舌に味はのらず、ピノの果皮の味わいが上顎に集まる。その周囲で泡がパラパラと弾けながら光る。味わいの後半から果皮の味わいが凝縮される。ロゼらしく味わいが果実と果皮の2つに分かれている。3300円だが感覚では2200円。

  
Château de la Velle Cremant de Bourgogne Cuvée Prestige(シャトー・ド・ラヴェル クレマン ド ブルゴーニュ キュヴェ プレスティージュ)
香りはロゼと同じ傾向。味わいに一体感がある。余韻の酸味は短いがボワンとした味わいは残る。3800円だが2400円の感覚。

  
パン各種、パテ、ハンドキャリーのマスタード。

  
  
Château Lestrille 2012(シャトー レストリーユ)
グリーンな香りにラムネが加わるいい香り。どんどんミュスカデの香りが強くなってくる。甘さのある香り。多少のよどみもある。とろりとした舌当たりで果皮の苦味があり、果実に酸味がボディとして加わる。ミュスカデの酸味が伸びる。シャルドネ83%、残りがミュスカデ。2200円だが 1800円の感覚。なお、コルクに記載のDIAM3とは3年熟成させるとおいしくなるワインに使うコルクだそうです。

  
ローストビーフとサーモン、ラタトゥイユ。

  
Château Lestrille Capmartin 2011(シャトー レストリーユ キャプマルタン)
カキ氷シロップのような色合い。香りはかなり果実の甘みがあり、酸が立つ。味は果皮の苦味がしっかりして甘みも豊富。2500円に対して 2350円の感覚。

  
お肉類。

  
Château le Temple 2009(シャトー・ル・タンプル)
ふくよかな果実の甘さをもち、熟れたマンゴーや杉などが柔らかく香る。味は果実味が強く、濃いが濃いだけでなく意外にしっかりした味わい。2800円で感覚では2650円。

  
Château le Temple 2001(シャトー・ル・タンプル)
柔らかい香り。まったりとして一体感がある。動物臭と果実がいい感じに混じりあう香り。クリーミーさもある。味はスッキリして干し葡萄のニュアンスが薄く出てくる。香りのボリュームとバランスからすると味わいがやや弱く抜けてしまっている感じがする。2800円で2350円の味わい。

  
トムヤムクン味のパスタ、ミートローフ、ハマグリのパスタ。

  
J.L. Chave Sélection 2011 Hermitage Blanc Blanche 2010(J.L.シャーヴ セレクション エルミタージュ ブランシュ)
光沢ある色合い。栗をスープ状にして上澄みだけ取った澄まし汁のような澄んでコクもある香り。酸が伸びる香り。味わいも栗が澄んだ味わいで栗の甘みを伴う。酸味はキラキラしている。余韻は伸びない。マルサンヌ100%。8000円でおいしいが4500円の感覚。

  
J.L. Chave Sélection Hermitage Blanc 2011(J.L.シャーヴ エルミタージュ ブラン)
菜の花、ズッキーニの花、樽の栗、樽のと果実の甘みが合わさる。花の蜜に白い花の香りが加わる。舌にスッキリして旨味が多い。ミネラル感も強い。まだ、最適なタイミングではないのでわからないが、28000円に対して現状は8500円ぐらいの感覚。前者とは異なりドメーヌもの。同じ価格帯で考慮するとドーブネのアリゴテの方がずっと上。

  
J.L. Chave Hermitage Rouge Farconnet 2010(J.L.シャーヴ エルミタージュ ルージュ ファルコネ)
深く奥行きがある香りで、エルミタージュの中でも澄んだ香りのタイプ。熟した味わいと、果実の酸味がしっかりした味わい。薄くも濃い味わい。ネゴシアンものだそうで8000円に対して6800円の味わい。

 
どぜう鍋と干物のみりん漬け。

  
J.L. Chave Hermitage 2011(J.L.シャーヴ エルミタージュ)
香り、味ともにエルミタージュらしい味わい。まだかなり早い。果実の濃さとスモーキーさ、果実の酸が香る。濃いインクの香りが強い。濃いのにスッキリしてコクがあり、果実の酸味がすっと続く。訴えてくる味わい。28000円だが現状では14000円の感覚。干物とワインは全く合わなかった。

  
LEROY Bourgogne Aligote 2009(ルロワ ブルゴーニュ・アリゴテ)
すごい硫黄臭。みつも豊富だが、パーマ液が強い。スッキリして薄い味わいだが、コクもある味わい。

※写真撮り忘れ
Domaine Arlaud Morey-Saint-Denis 2010(アルロー モレ・サン・ドニ)
梅が多い、梅ジソ、塩も効いた香り。みずみずしい味わいでフレッシュで、赤果実のキュートな味わいがある。塩味が効いている。エスプリディヴァン輸入ワイン。

  
本日のラインナップ。10本+追加1本。8名+2名なのでひとり1本ぐらい。ここでワイン会は終了。

ワイン会後に追加で開けた1本。
  
Jayer-Gilles Bourgogne hautes Cotes de Nuit 2009(ジャイエ・ジル オー・コート・ド・ニュイ)
スーっとした果実と塩と甲殻類の香り。ジンジンと訴えてくる味わいで、余韻は短い。黄色や赤のバラの香り。濃いかっぱえびせんの香り。果実と塩の香りが強い。澄んだ果実の香りもある。赤果実のキュンとした酸味と緩い赤果実に酸味が強い。硫黄の雰囲気もある。紅茶などの茶葉を浸したようなニュアンスがある。落ち着きと漬けた梅のような味わい。エスプリディヴァン輸入ワイン。

残念ながらフィネスさんの銘柄で価格を超えるワインには出会えなかった。残念。ルロワは一般ウケしないと思うが硫黄臭はいつもながらすごくてインパクトがある。アルローはあまり飲めなかったが好きな傾向の味わい。ジャイエ・ジルは久々に飲んだが赤果実と塩の感じがいい。

ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767 13:00-19:00 月火休