2012年3月21日水曜日

Les Grands Jours Mâconnais(グランジュール・マコネ)

  
「Les Grands Jours」3日目のメインタイトルはMâconnaisで、Symphonie Maconnaise(マコネ・シンフォニー)、L'Autre Bourgogne(その他ブルゴーニュ)、Quinte "Sens"(第五の感覚)、Beaune Couleurs Vins(ボーヌ色のワイン)というカテゴリになっている。会場は1つでしかもボーヌ。シャトルバスはこの日も出ているがボーヌ城壁から徒歩で20分ぐらいなので歩いて向かう。しかし、思っていたところに会場がなく、Grands Joursの看板が出ていたところまで戻って確認。無事到着。

 
受付を済ませて会場へ入る。受付にある樹木が何かに形取られている。

  
 
会場は賑わっており、左側はマコネ、中央はクレマン、右側はボーヌで分かれている。クレマンのブースで煌々と青く光っているライトが眩しくて目が疲れる。

  
  
ビュッフェへ移動。軽食だがサンドイッチなどおいしいものもあった。

  
ビュッフェのサーブ係が使っている出入り口から外に出てみると気持ちいい。喫煙者はタバコを吸っていたり、酔っ払った人は草の上に寝転んでいたりして自由。こちらにもサーブ係の人が気を利かせてサンドイッチなどを提供。

テイスティングノート ※番号はLes Grands Joursで設定されているドメーヌ番号、○△×は好みを含めた主観的なもの

■Maconnaise
マコン共通の特徴通り、果実味豊富で甘め。2010は共通して酸が弱く引き締まった感じはない。

01
Auvigue Saint-Veran Chenes 2010
中心少し華やかな成分。マコンらしい甘味をもつ果実味で少し苦味が先行し、甘味のボリュームが出てくる。誰でも飲みやすい。

02
Cave d'AZE Macon-Aze blanc Cuvee Prestige 2010? ○
果実味のボリュームが多く、柑橘系の酸味がきれいで果実のボリュームを支えている。おいしい。

03
Domaine Sainte-Barbe △○
果実に草が少し入った香り。酸が弱く下支えし、小さくまとまる。ボリュームは小さめで余韻は短め。やさしい酸が舌に残る。普通。

04
SARL Barraud D. et M.
1. Macon-Chaintre 2010
酸とミネラルが強い。酸が活き活きして酸と果実味のバランスがいい
2. Saint-Veran 2010
アルコール香。中域にもわんとした果実があり、その後に栗の風味が出てくる。

05
Domaine J.P. Baptista Macon-Villages 2010 ×
甘い果実が柑橘系を伴う香り。味はのっぺりして薄め。

06
Barraud Denis
1. Saint-Veran 2010
草の香り。普通
2. Pouilly-Fuisse Les Folles 2009
果実と冷涼さのある香り。酸味がピリピリとありバランスが取れている。
3. Pouilly-Fuisse Les Chataigners 2009
草の香りが強い。味は薄い。
※日本に出荷できてないそうで、沢山話を聞かされてしまい時間を費やしてしまった・・・

07
Chatearu de Beauregard
1. Saint-Veran En Faux 2010
草を含んだ重みのある香りは少し癖があり楕円形に集まっている。酸は弱めでほわんと甘味が出てくる。香りと同じ癖がある。展示ブックにはSur La Roche 2010となっていたがミスプリということだった。

08
Domaine du Bicheron
1. Macon-Peronne 2010
草のくさみのある香り。味は後から柑橘系果実がくる。余韻は短く弱い。
2. Cremant de Bourgogne
熟した香りが少し。酸味がピリピリして味は弱い。泡の成分があるので多少強く感じる。
※日本にはアズマコーポレーションさんに2004年から提供しているということだった。

09
Domaine Andre Bonhomme
1. Vire-Clesse Cuvee Special 2008
草が入った香り。ピリピリした甘味と果実がバランスよく、余韻のバランスもいい。スペシャル・キュヴェだと言っていた。

10
Bouchacourt Denis
1. Macon-Solutre 2010
色が少し濃いめ。果実の甘さが少し強い香り。果実味が薄くかんきつの皮の苦味成分が加わる。余韻は短めだが味は悪くない。

11
Dom. Bouchard Pere et Fils
1. Saint-Veran 2010 △○
高いトーンの果実の香り。弱い酸が下支えし果実味がそれにのる。余韻は短いが悪くない。

12
Domaine Bourdon F. et S.
1. Sain-Veran 2010
ジャスミン、青草も含むいくつかの要素の香り。果実と酸のバランスよく、酸がいい。余韻短め。

13
Bret Brothers La Soufrandiere
1. Macon-Chardonnay La Roche 2010 ○
紅茶の茶葉の香り。深みがあるのでディンブラ。味は薄いが後からふんわりと茶葉が膨らんでくる。余韻に栗の風味がある。独特なところがあっていい。おいしい。
2. Saint-Veran En Combe
パーンと硬質な平面のミネラルと酸味の裏に果実味がある。バランスがいい。

16
Dom. Frantz Chagnoleau
1. Saint-Veran La Roche 2010
マールなどの深みを持つ香り。酸がピリピリとして樽、栗、果実味がふんわりと膨らむ。バランスよい。

19
Domaine de la Chapelle EARL Pascal Rollet
1. Saint-Veran 2011 ○
明るい香り。果実がフレッシュで後半に酸味とミネラルが残る。おいしい。
先週ボトルに入れたばかりで、85%ステンレス、15%樽を混ぜている。
2. Pouilly-Fuisse Vieilles Vignes 2009 △○
黒く草を含む中核ある香り。酸がピリピリ進み、きれい。
3. Pouilly-Fuisse 2010
17ヶ月樽熟成するので先週ボトルに入れたばかり。こちらの方が落ち着いた味わいで2009年の方がおもしろい。

■ L'Autre Bourgogne: Hautes Cotes

02
Domaine Billard Pere et Fils ×
1. Bourgogne Hautes Cotes de Beaune blanc 2010
明るく甘味を伴うマコンのような香り。味は薄く酸と果実がある。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Beaune rouge 2010
薄めたような色合い。樽が少し加わった香り。果実が少しの酸味を伴いタンニンがくる。

03
Domaine Bonnardot ×
1. Ladoix Les Ranches 2009
色は透明感があり、香りは草を含む。果実がグーっと中央のみ立ち昇る。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits rouge 2009
ナッツ、少し樽の臭み。柑橘系の皮の酸味がキリキリとくる。味は薄め。

04
Cave des Hautes Cotes
1. Bourgogne Hautes Cotes de Beaune blanc Mont Batois 2010 △
草が少し入り弱い香り。味は弱いが酸はピリリとしてくる。果実味は弱く、酸だけよい。

05
Chateau de Villars-Fontaine ×
1. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits blanc Le Rouard 2006
香り弱い。味は樽が利いていて、セメダインのような感じと蒸留酒のような味わい。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits rouge Les Genevrieres Grande Tradition 2002
中核ありグっとくる香り。タンニンが強く果実味は弱い。4年間樽熟成されているというのをアピールされた。

09
Dom. Glantenet Pere et Fils
1. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits blanc 2009
澄んだ雰囲気の香り。少し大人しく一輪の花のような雰囲気。酸が基底にいてきれいなバランス。タンニンは強め。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits rouge 2010 ○
色は薄く、香りは閉じていてスワリングで後から出てきた。味は梅シソが爆発。バランスいい。

10
Domaine A.F. Gros
1. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits rouge 2009
水で薄めたような色合い。グっと核のある香り。味は薄くさっぱり。タンニン強め。
2. Savigny-les-Beaune 1er Cru rouge Le Clos des Guettes 2009
色は前者より濃くなる。甘味あり、アルコール強めで重みを感じさせる味わい。

11
Domaine Jean Guiton
1. Bourgogne Hautes Cotes de Beaune blanc 2010
明るいトーンを含む香り。少し重みある果実に柑橘系の酸味がキリキリと上にのる。
2. Savigny-les-Beaune 2010
色濃いめだが透明感ある。黒を含む果実の中核はショコラの甘さを伴う香り。果実の強さが甘味とともにある。タンニン多め。

13
Laboure-roi
1. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits blanc 2007
甘味密を伴う明るい柑橘系を伴う香り。酸が果実に混じっている味わい。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Beaune rouges 2010
自然派らしい中央と周囲に広がる香り。ほわんとした甘味を少しの酸味が引き締める。タンニンあるが甘味が補う。この銘柄は有機栽培だと説明された。

14
Domaine Vincent Legou ×
1. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits blanc 2008
甘さと酸が小さな塊としてある香り。ふにゃーとして味が舌にのらない。
2. Bourgogne Hautes Cotes de Nuits rouges Le Corton 2011
ボーヌっぽい色合い。ショコラの甘味香り。味が舌にのらない。タンニンはある。

■L'Autre Bourgogne: Cremants de Bourgogne

24
Cave de Bissey
1. Cremant de Bourgogne brut
飲みやすく酸味もある。アリゴテ60%、ピノ・ノワール、シャルドネ
2. Cremant de Bourgogne blanc de blancs brut
シャンパンの香り。甘味あり、栗の風味。

26
Cave des Vignerones de Mancey
1. Cremant de Bourgogne blanc de blancs
紅茶の甘い香り。酸は弱く静か。80%シャルドネ、20%アリゴテ。80ヶ月熟成のシャンパン製法。
2. Cremant de Bourgogne brut
癖のある香り。ほんわり小さくまとまっている。変わった風味でおもしろい。
3. Cremant de Bourgogne blanc de noirs 2007
ピノ・ノワールらしいコクのある香り。味も同じ。泡は弱い。90%ピノ・ノワール、10%アリゴテ。昨年リリース。
※日本にはヴィノラムさんが輸入しているが、blanc de blancsだけなんですよ とアピールを受ける。

31
Clotilde Davenne Les Temps Perdus
1. Cremant de Bourgogne △×
香り味ともに弱くコンパクト。味わいは弱いが後半に酸とミネラルが現れる。

39
SARL Vitteaut-Alberti 安ければ○
1. Cremant de Bourgogne brut
クレマンっぽい香り。後に甘味がほんわりと残る。飲みやすい。
2. Cremant de Bourgogne blanc de blancs brut
冷涼な感じ。適度なバランスで酸が出ている。甘味もやさしい。

■ Quinte "Sens": Savigne-les-Beaune

106
Dom. L. Chenu Pere et Filles ◎ (AB=Agricuture Biologique)
1. Savigny-les-Beaune rouge 2008
色は薄い。甘い香り。ジンジンと舌に訴えてくる。グレープフルーツの実の酸味が豊富。おいしい。 ○
2. Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Lavieres 2010
ほわんとした甘い香り。ライムなどの柑橘系も伴う。味はやさしい甘味でほんわりした味わい。前者の方が力強い。 ○

117
Domaine Pierre Guillemot
1. Savigny-les-Beaune blanc Dessus des Gollardes 2010
干し芋の香り。少し柑橘系の高いトーンが先行し酸とバランスしている。
2. Savigny-les-Beaune rouge 2009 ○
強く訴えてくる香り。グググっとくる。口に含んでも瞬間に果実の甘味。酸がきれい。意外。
3. Savigny-les-Beaune 1er Cru Les Sepentieres 2010
さらに強い香り。酸と果実が薄めでバランスしている。タンニン多いが細かい。

評価
マコネのドメーヌ数が135に対して試飲できたのは24、ボーヌのドメーヌ数が123に対して6ドメーヌのみ。本日は説明を聞いている時間が長かったためなのか少なくなってしまった。ルイ・シュニュは圧倒的な存在感と個性の味わい。ほわほわした香りと甘味でバランスがよく、果実味がグッとあるが柔らかい。後半から余韻もほわほわとした甘味がありおいしい。日本に輸入されてないと思われるドメーヌでおいしいものにも幾つか出会えた。また、この会場でも当然ながら状態はどれもよかった。

Les Grands Jours Mâconnais
-Palais des Congres: 19 avenue Charles de Gaulle, 21200 Beaune