2011年12月4日日曜日

Maison Louis Latour Corton-Charlemagne 2003

生産 Maison Louis Latour(メゾン・ルイ・ラトゥール)
銘柄 Corton-Charlemagne 2003(コルトン・シャルルマーニュ)
購入 Denis Perret @Beaune





テイスティングノート
熟れた果実、白い花、黄色い花がコブシ大の大きさで塊となった香りで、その内側からミネラルも少し香る。口に含むと果実の甘いボリュームがトロンとした舌触りで丸まり、それに酸味が添えられてややゆったりとした感じで流れていき、ミネラルはその内側から見え隠れする。4時間ぐらい放置すると甘味が嘘のように収まり、ミネラルも1点で光った後に15cmぐらいの平面状に薄く広がる。香りも変化し、リンゴ、栗、バター、ナッツ、梅などやや低域の香りが下の方にどっしりといて、そこから細く伸びるように高いトーンへと続いている。さらに時間が経つと、硬質なミネラルがブロック状の核となり、立体的に存在して放射状にゆっくりと広がっていく。大きさは10cm程度でミネラルは強いが果実味が同居しているのでキンキンな感じにはならない。

評価
やはり2003年ヴィンテージだけあって甘めで、特に抜栓後の甘味は分かりやすいものなので単調な印象も受けたが、時間が経つにつれてミネラルや香りの要素も増えてきた。グラスもシャルドネグラスよりもピノグラスの方が香りを取りやすい。ドメーヌに訪問した後に購入した1本。