2011年7月22日金曜日

ワイン専門平野弥 週末試飲?

店名 ワイン専門平野弥
商品 週末試飲?


Domaine Maria fita Fitou 2004(ドメーヌ・マリア・フィタ フィトゥ)
ラングドックのアペラシオンであるフィトゥ村のワイン。香りのボリュームがあり、赤い花の香りに果実が混じっているがもったりしている。土っぽい印象も受ける香り。果実味がスムーズにグッと急激に上がり、その後にスッと萎む。軟水を飲んだかのように何事もない味わい。


Cave de L'Ormarine Coteaux du Langdoc Picpoul de Pinet Cuvee Prestige 2009
(カーヴ・ド・ロルマリ コトー・ヂュ・ラングドック・ピクプール・ド・ピネ キュヴェ・プレスティージュ)
ラングドックのピネ村にある白のAOCピクプール・ド・ピネ。ピクプールという葡萄品種。アルザスワインのようなシャープなボトル。香りは大人しめだが華やかさもあり、マスカットやミュスカデのような白葡萄の甘さを合わせたフルーティさと、ケルナーやリースリングのような中央に黒い塊をイメージさせるコクのようなところもある。口に含むとトロッとして先端は丸いがボリュームを持った塊が流れ、すぐにスッと収まる。酸はきれいに長めに続く。香りの雰囲気ではコノ・スルのリースリング・レゼルヴァに近い。食事に合わせるなら味噌カツという意見に1票。すごい合いそう。ソースカツでも、カツレツでもなく、味噌カツです。


Domaine Roland Van Hecke Cremante de Bourgogne(ドメーヌ ロラン・ヴァネック クレマン・ド・ブルゴーニュ)
7月のワインテイスティング講座で飲んだのはトラディショナルというピノ・ノワールを使ったもので、こちらはブラン・ド・ブラン。イースト香と少しの果実が混じったいい香り。口に含むと泡が舌に触れた瞬間にパチパチと弾ける。硬質でミネラルたっぷりという味わい。余韻にはドサージュなのかほんわりと甘味が舌に続く。


 ←左が泡、右がスティルワイン
Cave de L'Ormarine Brut de L'Ormarine NV(カーヴ・ド・ロルマリ ブリュット・ド・ロルマリ)
先に飲んだピクプールという葡萄品種の同一生産者のヴァン・ムスー。ボトルは底が太くてズングリむっくりしている。熟成した白ワインの香り。飲んでみるとすごい苦味とエグミ。香りを取り直すと奥の方にかすかなブショネの香りがある。通常香りがブショネでも飲めるものはあったりするが、これは味わいがすごい。スティルワインと並べてみると、赤みかかっているのが分かる。スティルワインを泡にすると良さそうな気がするので、いい状態のものを飲んでみたい。

突然、訪問をしたが抜栓したワインがないので半ば無理に開けていただいた。次の勉強会ネタとして準備もされていたワインもあったようだが先に飲んでしまった。本日もご馳走様でした。