東北地方太平洋沖地震から10日間経過し、奮起の意味も含めて急遽決定された持ち寄りの会。
Domaine Roland Van Hecke Crémant de Bourgogne Blanc de blanc(クレマン ド ブルゴーニュ ブラン・ド・ブラン ドメーヌ ロラン ヴァネック)
泡立ちがよく、すっきり、さっぱり。
Domaine Alexandre Bain Pouilly-Fume 2007(ドメーヌ・アレクサンドル・バン プイィ・フュメ)
やや果実の不透明感がある濃い目の色合い。香りは果実中心で、味わいは丸みを帯びて柑橘系の果実味はいるが内包している。
Wittmann Westhofener Riesling Trocken 2006(ヴィットマン ヴェストホフナー リースリング トロッケン)
リースリングらしい特徴がある香りがあり、ミネラル香が張りを持って20センチぐらいの平面で迫ってくる。エネルギーを持つ甘味はいるが、酸味とミネラルがそれを包み込み込み、表に出ない状態で同居しつつ、余韻が長く続く。
Etienne Sauzet Puligny-Montrachet 2008(エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ)
果実味があり、柔らかい。竹の芯につくねを巻き付けたように、骨格はありつつも、筋肉や繊維などは境目がなく、ややふんわりとのっかっているような印象。
Waitaki Braids Waitaki Valley Estate Rose 2009 @New Zealand(ワイタキ・ブレイズ ワイタキ・ヴァレー・エステート ロゼ)
色合いは赤に近い。ピノ・ノワールだが果実の甘味が強めで苺や苺ジャムの風味があり、液体がトロリと舌を
粘度高く丸くなりながら進んでいくような味わい。
Domaine de Chassorney Saint-Romain "Sous Roche" 2008(ドメーヌ・ド・シャソルネイ サン・ロマン・ルージュ スー・ロシュ)
柔らか味よりもやや力強さを持ち、周囲の縁は丸みを持つ。シャソルネイはこのところ白しか飲んでないため
か、持っている印象と違った。
Maboroshi Wine Estates(幻ワイナリー) Russian River Valley Pinot Noir 2007
カリフォルニアで日本人の私市友宏さんが醸造されているというワイン。エチケットがきれい。
平野さんが「エキッパ-ジュ(Equipages)に似てない?」 確かに香り、味ともにエキッパージュの要素と同じものがある。特にググーっと伸びていくときにある独特の風味や雰囲気がそっくり。
金井醸造場 Vino da manriki Cabernet Sauvignon 2004(金井醸造場 万力 カベルネ・ソーヴィニヨン)★私の持ち込み
ビオ好きなMさん、日本ワインも飲まれるOさんが参加されるということで、こちらを持ち込み。金井さんのワインは昔から本数限定でワイナリーに行っても1-2本しか買えないので熟成させたものは飲むことが少ない。ビオっぽい香りはなくなり、やはり軟水の葡萄汁のようなテイスト。やや薄めの味わいで、半年前に飲んだ同じヴィンテージのメルローとその点が異なる。
ブラインドで出したので「ピュズラ?」という回答もあり、舌にのった雰囲気が似ていて同感。
Les Métairies du Mas Coutelou 7 Rue de la Pompe 2008
マス・クートルー セット・リュー・ド・ラ・ポンプ @ラングドック・ルーション ★私の持ち込み
こちらはビオでコストパフォーマンスが高いと思って持ち込んだ、おもしろネタ。色が濃く、香りにビオっぽさはあるが果実が濃厚で、味わいも同様に果実が濃厚。それで輪郭や口当たりは柔らかさを持つ。
2ヶ月ぐらい前にあった大丸・ららぽーと横浜店 世界のワインフェスティバルでアルカンの方にインポータに構わず色々と飲ませていただき、コストパフォーマンスが高いのでネタとしてずっと仕込んでいた1本。
ビオが大丈夫なら、これで1291円はお買い得だと思う。シラー100%。
Saffredi Maremma Toscana 2004(サフレディ マレンマ・トスカーナ)
果実味と乾燥した果物、スパイスなど要素はあり、塊として感じられるが伸びがない。
Petrolo Galatrona 2005(ペトローロ ガラトローナ)
果実味と酸があり、まとまりもあるが、伸びていく途中でスッと落ちてしまう。この酸の質からアルゼンチンと答えたがイタリア。前にも同じようにイタリアをアルゼンチンと答えており、何か間違えて覚えたらしい。
Oliver's Taranga Vineyards Grenache 2008
飲んだ記憶はあるが、この辺りから味わいの記憶がないワインが多数ある。
Simon Busser Cahor Pur Cot 2009(シモン・ビュセー カオール・ピュール・コ)
スムーズだった・・と思う。「マルベックっぽくない」と誰か言っていて、確かにそうだと思っていた(はず)
Quinta do Cotto Grande Escolha 2000(キンタ・ド・コット グランデ・エスコリア)
Château Lafleur du Roy Pomerol 1998(シャトー・ラ・フルール・ド・ロワ)
Domaine des Bois Lucas Touraine Gamay Rose(ボア・ルキャ トゥーレーヌ・ガメイ・ロゼ)
Domaine des Bois Lucas Touraine Sauvignon Blanc(ボア・ルキャ トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン)
記憶が混じっているが、どちらもボア・ルキャらしいビオらしい香りがあり、柔らかい味わい。多分ソーヴィニヨン・ブランだと思うがどちらかは苦味を核として持っていて、それが持続して1つの芯になっていた。ガメイはガメイっぽくなかったように記憶している(曖昧)
Audrey et Christian Binner Cremant D'Alsace Extra Brut 2005(オードリ・エ・クリスチャン・ビネール)
Nicolas Joly Savennieres Clos de la Coul'ee de Serrant 1989(サヴニエール クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン)
いつもながら沢山のおいしいワインをありがとうございました。今回、後半のワインをほとんど覚えてないのは失敗。折角いいワインなのに、お持ちいただいた方々すみません。
ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767