2010年9月5日日曜日

ドメーヌ・久(ドメーヌQ) ピノ・ノワール 2006

生産 Domaine Q(ドメーヌ・キュー、ドメーヌ・久)
商品 ピノ・ノワール 2006
購入 ワイナリー(4200)





テイスティングノート
中心は透明感があるルビー色だが、周囲はオレンジも入ったクスミも入ったグラデーション。明るい赤果実、
スミレ、タイムなどのハーブ、梅干、その周りをほんわかしたショコラが囲んでいる。中心は細いが軸を持った
高いトーンの香りが鼻奥へ付きぬけ、中域の香りは鼻の下2cm程度のところに集まっている。
粘度は低めで、渋み、甘味、酸味が一瞬の出来事のように舌先から舌中央までに現れ、甘味と苦味がピシャンと
平たくなって舌奥へ広がり、酸味だけが舌前方で高い山が徐々に低くなっていく。ここまでは数秒のかなり短い
時間の変化で、後半は渋みとほのかな甘味が舌全体を抑え込み、香りは鼻奥に高いトーンで集まる。
5分ぐらい放置すると、甘い香りが主体となる。飲み終わって時間が経つと舌に何か妙な味が残る。

評価
日本での栽培が難しいと言われているピノ・ノワールの特徴が出ているワインで、フランスのようなミネラルは
ないが、甘味と苦味、酸味は適度なバランスが取られていて美味しく飲める。アルコール13%となっているが、
もう少し高く感じる。フランスで本格的なものが飲める価格帯となっているが、日本のワインは応援したい。
しかし、飲んだ後に残るこの違和感は化学調味料に感じるもの。何か混ぜているのかな。
ワイナリーの試飲では甘めのヌーヌーボーを飲んだ後だったので気がつかなかったのかもしれない。

Domaine Q(ドメーヌ・キュー、ドメーヌ・久)
山梨県甲府市桜井町47 055-233-4427