ワイナリー Domaine Q(ドメーヌ・キュー、ドメーヌ・久) @山梨県甲府市桜井町
社長の久保寺孝男さんに対応していただき、試飲開始。
ひと言テイスティングノート
・NOUNOUBEAU デラウエア 2009 (1890)
赤くなる前に収穫されたデラウエア(通称・青デラ)で作られた新酒。少しは赤みを帯びたものも
入るが、ほとんどは青い(緑)の状態で摘まれるとのこと。
爽やかな甘味を持ちつつリンゴ酸がきれいに広がる。ジュースを超えるジュース。おいしい。
・甲州 2008 (2100)
甲州らしい柑橘系の香り。甲州らしいラムネの風味があり、後味に苦味。
・甲州 ピノ・ノワール 2007 (3150)
2007は甲州が弱めだった?ため、ピノを入れたという白ワイン。
香り、味わいは甲州が主体で、甲州の苦味やエグミが抑えられている。
・マスカットベリーA ピノ・ノワール 2007 (?)
比率はベリーAが30%とのことだが、香りはベリーAが主体。香りは赤みのある明るめ。
口に含むとベリーAの甘味と丸みがあり、余韻にピノの味わいが出てくる。
・ピノ・ノワール 2006 (4200)
かなり濃い紫色。香りに熟成感があり、やや深みも持つ。口に含むと軽いトーンから舌中央に
深みのある味がのり、余韻にもいくつかの要素が現れる。
・ピノ・ノワール 2007 (3675)
明るい色合い。香りは弱く、味わいお2006と比べると弱く薄い印象。
醸造場見ますか?ということで、ぜひ という感じで見せていただく。
一番奥の木の扉を開けると、醸造場になっている。32坪で日本で最小ではないかとのこと。
低温醸造されており、ステンレスタンクは触ると冷っとする。上側の凸凹したところが冷えており、
下側を冷さないことにより対流を起こして閉じた状態で自然に攪拌される。
対面の建物に移動すると、樽や瓶詰めされたワインが並んでいる。
小さい貯蔵・熟成庫だが、作る傍から売れてしまうので、この大きさが健全な状態とのことだった。
店頭に戻り、試飲を再開。
・シャルドネ 2007 (2500)
比較的さっぱりした感じ
・ネオ・マスカット 2008 (2310)
マスカット100%らしく、マスカットの香りがぱっと立ち、白ブドウの甘味の後、マスカットらしい
爽やかな味わいが広がる。ボトルもきれいで贈り物にも良さそう。
評価
今回特においしかったのは、やはり青デラ、そしてネオマスカット、ピノ・ノワール2006。
ドメーヌQはデラウエア以外飲んだことがなかったが、色々と楽しめた。
結婚式場と同じ敷地内にあり、経営は同じ。披露宴でもドメーヌQのワインが提供される。
商売としてもうまい組み合わせだと思える。
久保寺さんの話もおもしろく、試飲も 「手酌でじゃんじゃん飲んでいってください」 と言われ、
沢山飲ませていただいた。ご馳走様でした。
Domaine Q(ドメーヌ・キュー)
山梨県甲府市桜井町47 055-233-4427