お出かけの主目的であるヴィラデストのランチ。このランチを食べに長野まできた。GW中ではあるが、平日なためか前々日に予約も取れ、高速道路も空いていた。今日はテラスでなく室内側のスペース。日差しがよく、非常にいい天気。
ランチメニューとワインなどアルコール、ノンアルコールを含んだメニュー。ヴィラデストランチコース（3500）を注文。
・VDE ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ
緑の入った透明感ある色合い。柑橘の甘味をもったやや深みのある香り。ピリピリと舌先を刺激し甘味強く、マーマレードを蜜で溶いたような風味。後半渋味があり、余韻は長め。
・VDE ヴィニュロンズリザーブ メルロー
獣臭。酸がくるが、やや水っぽい。
・ラズベリージンジャー
甘味と独特な香草を含んだベリーの風味。梅ジソの香りや杏子ジャムの味や甘味がある。ラズベリーのコーディアルにジンジャーエールを混ぜたもの。
・ホウレン草のスープに蕗の薹とベーコンのパウンドケーキ
スープは柔らかい味でミルキー。パウンドケーキは蕗の薹が前面にパッとくる苦味のある風味。スープといっしょに食べると柔らか味が出て丁度よい味わいになる。
・前菜 野菜づくし「春のヴィラデスト」
野菜スティックはキャベツのソースで甘味があり、人参やセロリと合う。ババロアはゼリー内の菜の花の苦味が利いている。ババロア横に添えられた竹の子は淡い甘味と風味。ホイップしたミルクソースがやさしい味に仕上げている。サラダは黒酢の甘味と旨味風味が利いて、雑穀の旨味と甘味が出ていておいしい。
・フラワーシャンパン
エルダーフラワーコーディアルをベースにしたノンアルコール。甘味のある泡。
・VDEピノ・ノワール
少しジャムっぽい香り。辛口だが甘味があり、香りには酸がピュっと立つ。余韻苦味。酸味とアルコール感。
・春の野菜15種類のパニエ（花籠）
グリーンピースのソースはカレー風味で香りが膨らんでおいしい。 野菜の素材が活きている。パリパリした食感と野菜の甘味がおいしい。
・信州サーモンのグリル、春野菜の取り合わせ
かき菜の上にグリルされたサーモンがのっている。かき菜は野沢菜漬けを塩を丸く、淡くした味わい。サーモンは川の清流で育った淡水サーモンということだが、皮はパリパリで香ばしく、身は脂がのってカブと食べると丁度よい。 グリーンオリーブのソースはハーブが利いて香りが膨らむ。マスタード、ヨーグルト、レモンのソース。
・木苺と抹茶とホワイトチョコのムース
木苺はサッパリした舌触りで、抹茶はマッタリとしてホワイトチョコが膨らむ。抹茶の飴細工も味がしっかりついている。ケーキは杏仁の風味がある。
・ヴィラデストのハーブティー
レモングラスとペパーミント、アップルミントのハーブティ。爽やかで食後をきれいに締めくくる。
・ヴィラデストの蒸留酒4種テイスティングセット
ヴィナッチャはイタリア式の蒸留酒でグラッパと同じ製法。ウーバは種や皮が混ざったまま発酵中のワインを果汁ごと蒸留したもの
・VDE ウーバ シャルドネ グラッパの後に金魚鉢の香り。グラッパの味でアルコール強いが当たり丸い
・VDE ウーバ ナイアガラ ジャスミン茶の香り。ピリピリとした後に、ジャスミンがパーッと味、香る
・VDE ウーバ 信濃リースリング 紅茶のディンブラの香り。鼻を通り、低域に沈む。かなり辛口。
・VDEヴィナッチャ メルロー（グラッパ） 濃いグラッパの香り。味も濃くて苦い。
地下の画廊
天気がよいので庭で椅子に座ってゆったりすると、冷たい風も吹いて心地よい。
1年振りの訪問だが、前回同様に華やかな色使いの料理は手が込んでいる。
前回は追加料金のスペシャルメニューだったためか、前回ほどの感激はなかった。だがおいしい。
Villa D'est Gardenfarm and Winery（ヴィラデスト・ガーデンファームアンドワイナリー）
長野県東御市和6027 0268-63-7373
