2009年12月20日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2009年12月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  ワイン専門平野弥
テーマ 2種*3比較 +持ち込み

←1組目のブラインド

・Cordier Pere et Fils Macon Aux Bois D'Allier 2008 (コルディエ マコン)
やや緑がかかった透明感ある黄金色。つつじの蜜、バニラ、栗、甘栗、柑橘系の皮の渋みの香り。粘度高く、舌にネットリし、舌全体をピリピリと刺激する。柑橘系フルーツが膨らみ、スーと奥へ行くほど末広がりのように味わいがぽわーっと膨らむ。

・Cordier Pere et Fils Macon-Peronne Vieilles Vignes 2008 (コルディエ マコン・ペロンヌ V.V.)
1本目と似ているが少し色合いが弱い。菩提樹と柑橘系の香りは同じ。粘度は中くらいで舌にピリピリしながら甘味ある蜜が膨らむ。酸がグレープフルーツ風で途中から舌中央に苦味、舌の上と上顎に酸が広がる。余韻に苦味強い。

グリーン系スパイスがマコンにある特徴とのこと。2本目は買い葡萄で110年の古樹。古樹になるとマスカットの風味がするらしい。

←2組目のブラインド

・Clos Floridene Graves 2005 (クロ・フロリデーヌ グラーヴ)
さらに強い緑。オイル、パーマ、硫黄、ゴマオイル、トロピカルフルーツっぽい甘い香り。粘度中。柑橘系の苦味が凝縮、プラスチック、ほうじ茶の苦味。酸あるがあたりは柔らかく、少しぼけた感がある。

・Chateau Carbonnieux Pessac-Leognan 2004 (シャトー・カルボニュー ペサック・レオニャン)
香水がピンと発ち、バニラ香、ジャスミンがスーッとする水っぽい広がり、グレープフルーツの苦味。

←3組目のブラインド

・Domaine Jean Fournier Marsannay Les Echezots 2007 (ジャン・フルニエ マルサネ・エシェゾー)
赤、紫のルビー色。獣香、白い花、バニラ、キャラメル香。マスカットベリーAを思わせる香りあり。酸アタック強いがすぐに引っ込み、梅、甘味と苦味がじんわりと広がる。苦味強い。何となく白ワインの人が作ったワインっぽい

・Domaine Jean Fournier Marsannay Les Longeroies 2007 (ジャン・フルニエ マルサネ・ロンジュロア)
1本目より少し濃い色合い。白と黄色の花、獣臭。液体はさらさらで梅、鉱水、硬質、溶け出した大理石、黒胡椒。濃く、酸がはっきりしている。




ここから宴会モード+持ち込みのブラインド


・旭洋酒 ソレイユ甲州 2008 ★我が家から
さすがにブラインドでも甲州と合唱。さすがに平野弥勉強会。それにしても、やっぱり旨い、うーん。旨味の伸びがじわじわして美しい。


・Henri Bourgeois Sancerre 2007 (アンリ・ブルジョア サンセール)
ソーヴィニヨン・ブランということもあってか、先ほどのボルドーに近いテイストに感じる


Domaine de Belliviere Coteaux du Loir L'Effraie 2002 (ドメーヌ・ド・ベリヴィエール ロワール・レフレ)
ハチミツや白桃などの香り。甘味が来るが酸とミネラルもあり、中太。ボトルの形といい、ロワールとは思わせない雰囲気


・Vavasour Awatere Valley 1999
カリフォルニアより新世界っぽいが、柔らかさのあるシャルドネ


・Philippe Pacalet Meursault 2005 (フィリップ・パカレ ムルソー) ★我が家から
やはりパカレのムルソーは酸に透明感があり、ムルソーというよりコルトンやピュリニーのようだが
それらとは酸の質が異なる。 貫禄があります。


・Cascina Fontana Barolo 2002 (カシーナ・フォンタナ バローロ)


・Gerard Quivy 2005 Chapelle Chambertin Gran Cru
(ジェラール・キヴィー シャペル・シャンベルタン・グランクリュ)
バラの香りや他の花びらの大きな赤い花のいい香り。間違えてすごく冷えていたので味わいがシャーベットみたいになっていた。少し梅の風味


・Domaine de la Bongran Macon Villages 2000 (ドメーヌ・ド・ラ・ボングラン マコン・ヴィラージュ)
白い花、蜜、ハーブのニュアンス。貴腐?


本日も15本と沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。コルディエのマコンは初めて飲んだが、やはりコルディエ風味でおいしい。