比較 2009年ホップのビール
商品 ①キリンビール 一番搾り とれたてホップ 2009 岩手県遠野産ホップ使用 ※数量限定醸造
②サントリー 2009年新ホップ使用・初仕込製品 特別醸造『ザ・プレミアム・モルツ』 ★非売品
テイスティングノート
・キリンビール 一番搾り とれたてホップ 2009 岩手県遠野産ホップ使用
華やかな軽やかな香り。ブドウやワインに通じる香りの要素が立ち昇る。レモンやレモンピールの
香りの要素もある。高いトーンを持ち、泡はファーっと非常に細かい粒が散らばるように広がる。
味わいは軽いが通常の一番搾りよりは深みがある。
・サントリー 2009年新ホップ使用・初仕込製品 特別醸造『ザ・プレミアム・モルツ』
深みのある複雑な香り。
オレンジやオレンジピール、春菊など濃い緑を想像させる香りの要素もある。
香りと同じく味わいも複雑で、低いトーンを持ち、泡は液体が通った舌先や舌中央などに塊として
集まって舌を部分的に刺激する。 味わいは深く、後半にホップの苦味が伸びてくる。
評価
ホップ種類なのか、活かし方、狙いの違いなのか、両者は全く異なる。
キリンビールがホップの香りの華やかさと、それに合わせた軽やかな造りを狙っているように思え、
サントリーはホップの苦味を主体に味わいの骨格を造り、複雑味や深みを与えるのが狙いのように思える。