試飲会 ドーヴネ 2001 ボンヌマールの会 (Domaine d'Auvenay) ★クローズ
主催 ワイン専門平野弥 @Vin et cuisine A.k.
昨日の夜に急遽開催が決定されたワイン会。本日もA.K.さんにお世話になりました。
・Andre Clouet Champagne Brut Millesime 2002 (アンドレ・クルエ ミレジム)
泡立ちはやや荒い感じはするが、香りに縦方向の深みがあり、口に含んだ印象は舌先から奥への深み。しかし軽いタッチもあり、爽やか。
・アボガドのスープ仕立て
アボガド特有のバターっぽさがなく、果実の旨味が出ている。裏ごしなどした後に、牛乳などで仕上げられているとのことで、クリーミー。 第3世界?の泡に合わせたもので、残念ながらシャンパンは相乗効果はないものの、悪いところは なく、無難な感じにまとまる。
・Dom Perignon Champagne 2000 (ドンペリニヨン シャンパーニュ)
Wさん提供。ご馳走様です。
泡立ちは8本ぐらいの線が立ち昇り、香りは熟成した白ワインのような深みを持っている。口に含むと舌先のみパチパチと炭酸がはじけ、果実の甘味がオブラートに包まれたように柔らかい。香り、味わいともに熟成した白ワインのニュアンスを強く感じた。
・サラダ
中央の魚介類がマグロ、海老など色々入っているがホタテ風味が利いている。ソースは甘味があり、全体に旨味が感じられて、おいしい。
・Domaine d'Auvenay Auxey Duresses 2003 (ドーヴネ オークセイ・デュレス)
甘栗、栗の甘皮のような香りがぷーんと立ち昇る。口に含むと甘味が舌の上の空間にホンワカと凝縮し、後からやさしい酸が舌、上顎に透き通る 感じで縦方向に進んでいく。過去に飲ませていただいたものでは、香りがより強烈で味もそれに押されて、あまり酸の伸びを感じられなかったが、今回はきれいな酸が感じられた。
・Domaine d'Auvenay Bonnes-Mares 2001 (ドーヴネ ボンヌ・マール 2001)
旨味エキスが滲んでいる感じの不透明感のある色合い。ロウソク、クレヨンのような香りの裏から赤から黒の花の香りと黒い果実香が混沌として立ち昇る。いくつかの旨味が舌上を広がり、ジーーーンと舌の内部へと入り込むような感じがあり、寺の鐘のゴーーーンという余韻が進みつつ、酸がやさしく伸びていく。
・マッシュルームなどのパイ
ボンヌ・マール向けとして調理されたもので、マッシュルームのふわっとした風味と土っぽさがボンヌ・マールとよく合う。酸はワイン側が基調で、うまく合わさった感じでおいしい。
・肉と酢キャベツ?
肉は繊維からばらばらになるぐらい煮込まれていて、味付けも浸みておりおいしい。酢キャベツ?は酸味はなく、バクバク食べられる。共に付け合せのマスタードと合う。
・定番のタルトフランペ
・Domaine d'Auvenay Vosne-Romanee les Beaux Monts 2000(ルロワ ヴォーヌ・ロマネ レ・ボー・モン)
香りはドーヴネのボンヌ・マールと類似しているが、ロウソクの香りは弱い。味わいは全くことなり、果実味の塊が舌先から中央の真ん中辺りに凝縮し、そのあとに舌全体に少しベターっとのっかってくる。酸と果実味はぴったりと寄せ合う感じで、隙間から酸が伸びていく。
・羊肉とポテト
羊の肉の味わいがストレートに味わえ、臭みは全くない。そしてポテトはいつも甘くておいしい。
・メロンのシャーベット
明らかにメロンの香りと味わい。甘味がしっかりしていて、鼻を抜ける香りがきれい。舌での溶け具合もよく、非常においしい。メロン自体がすごく甘く、隠し味としてNo.TENというジンが使われているとのこと。
本日も高級なワインを沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。
ドーヴネの赤は初めて飲みましたが、ルロワの赤とは対照的で澄んだ印象で、白に持っているドーヴネとルロワの印象と逆だった。また、いっしょに飲めば違うのだろうが、エリック・マルタンのマランジュ・コート・ド・ボーヌ 2005と同じテイストをドーヴネのボンヌ・マールに感じた。そう考えるとボーヌはお買い得に思えてならない。