2009年8月2日日曜日

季節のお料理とワインを楽しむ会 鱧とブルゴーニュワイン by 平野弥 @四谷ふく

季節のお料理とワインを楽しむ会 鱧とブルゴーニュワイン
主催 ワイン専門平野弥 @四谷ふく



初めてなので地図を見ながら近くまではいけるが、路地の曲がり角なので通りから見えず
少し道に迷う



・Alfred Gratien NV Brut Blanc de Blancs
 (アルフレッドグラシアン ブリュット・ブラン・ド・ブラン)
 薄めのきれいなシャンパンゴールド。泡の線が3本立ち昇る。
 甘い干し葡萄だが爽やかないい香り。柑橘系と深みのある味。舌全体へ柔らかに包み込む
 やさしい雰囲気。後味はすっきり。定番品で乾杯!

・先付 鱧子のゼリー寄せ
 生ゆずの香りが発つ。ゼリーがニュルニュルで鱧子は細かいプチプチ

・Fabien Coche-Bouillot 2005 Meursault Chevalieres
 (ファビアン コシュ・ブイヨ ムルソー・シュヴァリエール)
 薄いゴールド。蜜、ライム、レモン、ヨードと生魚っぽいニュルニュルした香り。
 渋み、栗、柑橘系の味で、味わいが弱い。

 違うボトルの底に近い部分: 
 ナッツの香り、ミネラルが豊富で酸がしっかりしている。大分、印象が違う。
 食事の後半での別ボトルの底に近いところでは、グラスで時間をおくと果実味が爆発しておいしい。



・八寸 鱧ざく、糸瓜の胡麻和え、枝豆、白ばい貝旨煮
 枝豆は味と香りがストレートにくる。甘みもあり、おいしい。
 糸瓜はゴマが上品に香りが発ち、塩がきいていておいしい。シャクシャクした食感。
 鱧は身がしっかりしていて、旨味が出ている。

・Chateau Fuisse 2000 Pouilly Fuisse Les Brules
 (シャト-・フュイッセ プイィ・フュイッセ・レ・ブリュレ)
 栗、グリセリン、カマンベール、ナッツなどの香り。厚みがあるのにスッキリしている

・椀がわり 冷製 鱧とトウモロコシの茶碗蒸し、刻み大葉、梅肉餡掛け
 大葉の香り、梅肉が利いている。いい梅の味わい。
 茶碗蒸しは卵の味がしっかりしていて、滑らか。鱧は歯応えがしっかりしている。



・Cordier Pere et Fils 2000 Pouilly Fuisse Les Vignes Blanches
 (コルディエ・ペール・エ・フィス プイィ・フュイッセ・レ・ヴィーニュ・ブランシュ)
 香りはシャトー・フュッセの一段上。栗や酸などの香りが印象的で全体的に強い。
 味わいは酸と苦味と深み。

・造り 鱧の落とし
 水蛸はねっとりしておいしい。鱧は普通だがコクがあった。

・焼き物 鱧つけ焼き、山椒、茗荷甘酢漬添え
 鱧はうなぎの蒲焼っぽく、それよりはもっと肉々しい。
 山椒をまぶすと、山椒のスパイシーさ、痺れが、デュガのハーブっぽさと合う。



・Claude Dugat 2004 Gevrey Chambertin
 (クロード・デュガ ジュヴレ・シャンベルタン)
 華のあるいい香り。梅もいる。 瑞々しく澄んでいる味わい。
 梅が印象的で、風を受けてふわっ、ふわっと奥へ進む。渋みが強い。(タンニンなし)

・凌ぎ  一口手打ち蕎麦
 本格的。そばは舌触り、歯応えが心地よく、出汁の風味がよい。
 そばの出汁とシャトー・フュッセが合う。ぴったり!

・Gerard Quivy 2002 Chapelle Chambertin Gran Cru
 (ジュラール・キヴィー シャぺル・シャンヴェルタン・グラン・クリュ)
 香りは弱め。味わいは瑞々しい。





・鍋 鱧と野菜のしゃぶしゃぶ(新牛蒡、水菜、玉葱、エノキ、豆腐)
 キヴィーと合う。よりワインが引き立つ。

・D'Auvenay 2004 Auxey Duresses Blanc
 (ドーヴネ オークセイ・デュレス・ブラン)
 ゴマ、ナッツが渦巻く香り。 深みのある味わいで果実味と酸が強い。



・食事 鱧雑炊
 やはり、〆の雑炊はおいしい。お腹がいっぱいでも入る



・水菓子
 白桃の香り。杏仁豆腐は甘みがあり、香りが発つ。
 柔らかプリンのようにトロトロの食感。おいしい。

鱧というより、日本の出汁類とワインがぴたっと来るときが数回あり、非常に新鮮だった。
本日も沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。コルディエはいい感じです。