2009年8月5日水曜日

勝沼醸造 アルガブランカ クラレーザ 2004 & 2005 比較

生産 勝沼醸造 @山梨勝沼市
商品 アルガブランカ クラレーザ 2004 & 2005 (ARUGABRANCA CLAREZA)
品種 甲州種100%  @山梨県勝沼町




テイスティングノート
・クラレーザ 2004
 少し驚くぐらい濃く、オレンジ帯びた深い色合い。
 古の香りが少しあるがあまり香り高くなく、温まるとチョコレートや燻製のような熟した香りが
 柔らかく膨らむ。香りは果実味が少しあるが、中心がすっぽ抜けた感じ。
 2日目:
 意外にも、香りの印象は古はなくなった以外は変わらないが、口に含み、飲み込むまでの印象が
 甘さ少ない梅酒の風味が漂い、ゆったりとした渦と風格を感じさせ、おいしくなった。
 限定33000本。シリアル番号が振られている。度数15度未満。

・クラレーザ 2005
 少しオレンジの入った色合い。2004と比較するとかなり薄い色だが、これでも通常のクラレーザと
 比較すると色が入っている。
 香りは少なめの果実感と凛とした冷涼な印象を受ける。味わいも同様に果実味が弱く、冷涼なもの。
 通常の甲州やクラレーザに近いが、やはり中央が少しすっぽ抜けた感じ。
 限定48000本。こちらはシリアル番号がない。度数12.5度

評価
非常におもしろい比較ができた。これぐらいのヴィンテージを持っている人は少ないのではないか。
やはり、甲州種はブランデーを除き、長期保存(熟成)には向かず、早飲みした方がおいしい
ただし、開封後に1日置くと、味わいがのってくることもあるようだ。