イベント 『LVVワイコイン試飲会』 ~太陽の恵みいっぱい!~フランス・南ローヌ特集
主催 ル ヴァン ヴィヴァン
先週に続き、今週も偶然近くに用事があり、ル ヴァン ヴィヴァン の試飲会へ参加できた。
本日はワインコインということで参加費500円! 安い!!
①Les Vignerons d'Estezargues - Cote du Rhone Blanc Terre de Mistral 2007 (1454)
(エステザルク葡萄栽培者組合 - コート・デュ・ローヌ・ブラン”テール・ド・ミストラル(白))
絵本に出てきそうな絵が描かれているエチケット。
粘度は高めで、洋ナシ風味で、ややどっしり目で重さが舌にのる
②Domaine Andre Brunel - Cotes du Rhone Blanc 2008 (2035)
(アンドレ・ブルネル - コート・デュ・ローヌ・ブラン)
濃い黄色。柑橘系だが明確な果実が思い浮かばない。ジーンと舌に染み入ってくる
③Mas des Bressades - Costières de Nîmes Blanc Cuvée Tradition 2008 (1648)
(マ・デ・ブレザド - コスティエール・ド・ニーム・ブラン・キュヴェ・トラディション)
冷えていると柑橘系と白い花を濃縮したような芳香剤のような強い香りを放ち、味わいはシャッキリ。
温まると何とも膨らみのあるいい香りで、果実の甘味とボリューム、少しのオイリー感があり、
差は大きいものの、ガングロフのコンドリューを思い出させた。 おいしい。
④Domaine de la Mordoree - Cotes du Rhone Rose 2007 (2520)
(ドメーヌ・ド・ラ・モルドレ - コート・デュ・ローヌ・ロゼ)
少し赤みが強くザクロなどの色合いを持つロゼ。
漢方薬や正露丸のようなふわ~とした雰囲気を持ち、舌にちょっとビリビリ感があり、甘みや
旨みなどが出てくる。 少し甘めのロゼ。 他の参加者はこれがお気に入りという声を多く聞いた。
⑤Domaine Santa Duc - Cairanne les Buissons 2000 (2420)
(ドメーヌ・サンタ・デュック - ケラーヌ・レ・ビュイソン)
本格的な香り、妖艶な雰囲気を見せながら果実のボリューム感が溢れている。
一口含むとブワッと球状に膨らみ、甘味や旨みが少し遅れて見えてくる。液体が流れていくと
細かいタンニンがあるが気にならない。 余韻にタイムなどのハーブが現れる。
⑥Domaine d'Andezon:Cote du Rhone Villages 2006 (2326)
(ドメーヌ・ダンデゾン:コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ(赤))
すでにボトルが空いてしまい、飲めなかった
⑦Domaine la Soumade - Rasteau 2006 (2890)
(ドメーヌ・ラ・スマド - ラストー)
本格的な香り。深み、チョコ、果実、ブルゴーニュの熟成香やハーブの香り。
ボリュームのある味わいで、残り香にイーストやパンの香りが現れる。
⑧Edomond Burle - Gigondas 2006 (3390)
(エドモンド・ビュルル - ジゴンダス)
すでにボトルが空いてしまい、飲めなかった
有料試飲コーナー
追加料金でヌフのビンテージ違いの試飲。もう1種類あったが、それも空になっていて試飲できず。
⑨Domaine Clos du Mont Olivet - Chateauneuf du Pape Clos du Mont Olivet 1999 (5130)
(ドメーヌ・クロ・デュ・モン・オリヴェ - シャトーヌフ・デュ・パブ)
強いハーブの香り。草、粘土質の土、カカオ、ナッツの香り。スワリングすると深みを持った明るい
香りになる。 味わいに独特の深みがあり、柔らかなのに生き生きとしたところを持つ。
渋みはあるが舌に残らない。
⑩Domaine Clos du Mont Olivet - Chateauneuf du Pape Clos du Mont Olivet 1994 (6300)
(ドメーヌ・クロ・デュ・モン・オリヴェ - シャトーヌフ・デュ・パブ)
要素は⑨の1999と同じで、より複雑になっている。口に含むと温かみがボワーっと立ち昇り
上品な印象を受ける。
評価
入店が遅めだったので時間が足りなかったが、今回も色々飲めて楽しかった。
本日は、③のマ・デ・ブレザドのコストパフォーマンスの高さに一番驚いた。
⑤のサンタ・デュックはパーカーさんが98点をつけたそうだが、好みの違いでそこまでは高く評価
できないが完成度が高く、甘味とボリューム感を求める人にはお奨めできる。
⑦のドメーヌ・ラ・スマドも⑤と同様にコストパフォーマンスが高い。1.5倍ぐらいの価値がある。
有料試飲の⑨⑩のドメーヌ・クロ・デュ・モン・オリヴェは本物の風格を持ち、1999と1994に25%
ぐらいの価格差を持つが、味わいにその違いが充分出ている。
関係ないが、平野さん、次のワイン会、早く開催しないかな~。