2009年5月1日金曜日

カーフドッチ 店頭試飲

ワイナリー カーフドッチ @新潟県新潟市西蒲区






ここでは100円/杯の試飲

ひと言テイスティングノート
・ソーヴィニヨンブラン2008 薄い色合い、はじめ静かで、後から酸が奥の方で立ってくる。
    グレープフルーツなどの柑橘系の外皮の風味があり、あっさり、シャッキリした味

・ソーヴィニヨンブラン2007 醸造ガスが少し含まれた微炭酸。果実味の厚みがあり、旨みも厚い。
    マーマレード、オロナミンCの風味があり、喉に近いところに酸を感じる。苦味もあり。
    2007はシュールリー製法で、ステンレスタンクで醸造

・シャルドネ 2003 いにしえの風味。テカリがあり、栗、バニラ、バニラアイス、マンゴーなどトロピカル
    フルーツなど香りが入れ替わる。味にも果物があり、八角、焼香の風味がある。

・シャルドネ 2006 色は緑色かかっている。酸が主体で舌の幅分に広がる感じ。柑橘系、グレープ
    フルーツなどの味わいがあり、舌先だけ甘味があり、舌の奥は酸がある。

・セミヨン 2004 いにしえの味。ブルゴーニュの風味からプラスチック接着剤のセメダイン、
    ブラッドオレンジの皮の味。

・サンジョベーゼ 美味しい。酸の種類はピノといっても通じるぐらいな感じ。
    渋みが合って、まろやかな果実味。後半は酸がおとなしくなる

・ツヴァイゲルトレーベ 2008 アジロンっぽい甘味、黒砂糖、和三盆の風味。おもしろい。
    全体が柔らかで、酸が奥の方へ突き抜ける。乳酸発酵の風味があり、細かいタンニンがある。
    酸主体で尖っており、後味が軽く、黒砂糖の甘味がある。ピノと比べトーンが高い。

・カベルネ・ソーヴィニヨン 2007 色合いがサンジョベーゼっぽく、濃く、透明感がある。
    プラムの香り、滑らかなタンニンが舞い降りてくる。旨みがのっており酸が利いている。
    今飲むには早い

・ピノ・ノワール 2007 ピノとしては色が濃く、アメリカやニュージーランド、チリにある色合い。
    香りと味わいの雰囲気はオスピス・ド・ボーヌで澄んだ酸を持っている。
    渋みがパッときた後に酸が強くくる。 鼻に抜ける感じがよい。 タンニンは強いがピノの味。

評価
このワイナリーの統一した特徴が見えなかった。ビンテージの違いや品種などからかなり幅広く
試行錯誤されているように思えた。 酸の系統から言えば、フェルミエの方が澄んでいる。
フェルミエは、このカーブドッチの養成塾で勉強独立しており、徒歩3分ぐらいのところに位置する。

カーフドッチ
新潟県新潟市西蒲区角田浜1661 0256-77-2288 09:00-19:00