2014年7月21日月曜日

Domaine Jacque Selosse Lieux-dits Mareuil Sur Oger Les Carelles(ドメーヌ・ジャック・セロス リューディ マレイユ・シュール・オジェ レ・キャレル)

  
  
  

 コルクがトマトをベースにした煮込み料理のような香りがある。
 シャルドネグラスに注ぐと白く泡立つがすぐに収まり、泡は1つ2つとゆったりと立ち昇る。粘度がかなり高いようにみえる。色合いは熟成した白ワインのように少しオレンジが入ったゴールドに少し曇が入ったような色合い。香りが強い。高級ブランデーにあるショコラとショコラの焼き菓子、凝縮した4cmぐらいの香りの核があり、そこからゆっくりといくつもの花と果実の香りが出てくる。全体として落ち着きがあり、安定感に満ちた香り。高級ソファーにどっしりと包み込まれるように座っているかのような餡転換と安心感。落ち着いているが花や果実の高い成分の香りがどんどん伸びてくるので重い感じはなく、球体に包み込まれるような感覚を受ける。
 口に含むと、かなり細かい微炭酸のような泡が舌を小さく心地よく刺激し、鼻腔にはふんわりした香りの要素が膨らみ、5cmぐらいの核が口の上下左右奥行きのちょうど中央に現れ、そこからゆったりと、そしてゆっくりと色々な要素が30秒に入れ替わり立ち代り出てくる。でんでんむしがツノを伸ばすかのような伸び方で味わいの要素が出てくる。花の蜜の風味、ショコラ、栗、赤果実のラズベリー、ライム、マスカット、トロピカルフルーツなど混然一体となっているので要素を切り分けるのがとても難しい。南国系フルーツのようなおいしさで酸味がすごく細かくキラキラとフルーツを押し上げており、クリーミーさと料理のような完成されたおいしさもある。混然となり尖ったところがないためか、果実よりも果実らしく感じる。

おいしい。さすが。圧倒する存在感。ボルドーなどでは飲み手に対してガツンと言い聞かせてきたり迫りくる感覚を受けるが、やさしく包み込むような温かさ。こちらから出向くこともなく、いつの間にか飲み手と一体になるような感覚がすばらしい。寛大さがあるので対峙したときに対等の立場という印象を受ける。このボトルのデゴルジュマン(瓶として完成する澱抜き作業)は2011年4月13日。(購入:フランス)

Hôtel Restaurant Les Avisés
59 Rue de Cramant, 51190 Avize, France +33 3 26 57 70 06

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