2014年5月3日土曜日

最近飲んでおいしいブルゴーニュワインを楽しむ会 by 平野弥

  
とてもよい天気。気分がいいはずが昨日プーレ・ヴァンさんで飲み食いしすぎて珍しく少し調子が下降気味。

Antech Blanquette de Limoux Cuvee Rendez Vous En France Brut Rose NV(アンテック ブランケット・ド・リムー キュヴェ・ランデヴー・アン・フランス・リムー ロゼ)
リスト外でウェルカムドリンク。味わいは白に近いロゼで、色合いは綺麗でロゼらしい甘味と果皮の凝縮感がある。もう少しきちんとしたコメントは今年初めに飲んだこちら

  
前菜盛り合わせ(自家製ピクルス、セルヴェル・ド・カニュ、豚肉のリエット)

  
Antech Blanquette de Limoux Cuvee Rendez Vous En France Brut NV(アンテック ブランケット・ド・リムー キュヴェ・ランデヴー・アン・フランス・リムー)
柑橘系のやや甲高いぐらいの酸がキーンと進むほど高いトーンで香り、その柑橘系は清々しい。口に含むとさらっと舌奥へと流れた後に白い実の柑橘果実の甘味がほんわりと出てくる。

  
Pascal Mazet Millesime Brut 2002(パスカル・マゼ ミレジメ・ブリュット)
熟成香。甘い香りがふんわりと発ち、華やかさと中低重心の香り。甲殻類や木の朽ちた感じ、蜜などもある。口に含むと甘さの後に青リンゴの風味、酸味がキラキラと続き、上顎の後方に味わいが集中する。余韻に少しべたついた甘さがあるのと、本来あるべき味わいの伸びが途中でストンと止まってしまうのが残念。後半にエグミ系統の苦味がある。2年前だがドメーヌで購入した同じ銘柄とヴィンテージのテイスティングノートが残っていたのでリンクを貼っておく。

  
イワシの酢漬けと茄子とイチジクとミントのマリネ
ラモネのアリゴテと合わせるとイワシの生臭さを他の食材が封じ込めている。アタックはオリーブオイルが包み込み、イチジクの果実味がイワシの旨味の上にのる感じ。その後、味わいの中盤では焼き茄子の旨味が加わり、後半になると酢の風味が来て最後にイワシの生臭さが出てくる。ハーブも一緒に食べると後半まで生臭さを抑えこむが最後にひょっこり出てきてしまう。火を入れれば簡単になくすことができる生臭さだが、こういうチャレンジや食材との組み合わせによる変化がとてもおもしろくて楽しい。

  
Ramonet Bouzeron 2011(ラモネ ブーズロン)
黄緑で光沢のある色合い。パーマ液の香りが少しあり、スワリングでミネラルが水平方向に張るように広がる。口に含むと舌にやさしい果実の甘味があり、鼻腔には熟れた果実がふんわりと香る。レモンなど鋭い柑橘の酸がきれいにスーっと伸び、2cmぐらいのボール上のエネルギーが上顎にホップしていく。ミネラルと鋭めの酸がともにクリアで平面上に存在するところはアリゴテらしいが、ブラインドだとアリゴテと見抜くことが難しいぐらいいいワイン。

  
稚鮎のコンフィ パプリカソース

Cordier Pere et Fils Pouilly Fuisse Fine Josephine 2010(コルディエ・ペール・エ・フィス プイィ・フュイッセ・フィーヌ・ジョセフィーヌ) ※写真撮り忘れ
濃く光沢もありカキ氷のシロップのような色合い。香りはミネラルが水平に広がり、柑橘果実が前に出て、その裏側に薄い色合いの赤や黄色の花がある。さらにその奥にはショコラが存在感を持ち堂々としている。安定したいい香りで、上方へと高く高くシャープに香りが昇っていく。口に含むと舌にピリリと酸味が出て、少しトロミとトロピカルフルーツの甘味があり、2.5cmぐらいの球体状に果実味が集まり、球体の表面はぼんやりしたマリモのようで、その大きさを余韻まで維持する。鼻腔には高いトーンの柑橘の香り成分が抜けていく。

  
牛頬のラグーとピチ

  
Jean Fournier Marsannay Rouge Les Echezots 2011(ジャン・フルニエ マルサネ ルージュ レ・ゼシェゾ)
紫の入った色合い。酢酸系を凝縮したセメダイン、インク、その奥でミネラルが張り、若い木の枝を折ったときの香りや、シナモン、まだ青いバナナなどが香る。さらに黒い核があり、白胡椒などスパイシーなスパイスに甲殻類、上質な塩なども香りにある。口に含むと赤果実の酸味が舌をピリリと刺激しながら、脳天方向にピーンと立ち昇る。旨味があり、バナナの皮の内側の風味もある。

  
Philippe et Vincent Lécheneaut Vosne Romanee 2010(レシュノー ヴォーヌ・ロマネ)
外観は赤紫色。パーマ液、甲殻類にミネラルが張る香り。赤い花や背の低い黄色い花があり、塩が入った香りでクリーミーさもある。口に含むと舌に柔らかく、味わいが雲のように空間に浮いている。ほわっとしたヴォーヌ・ロマネらしさと、ほわんとしていながら中心からガツンと訴えてくる力強さが出てくる。

  
Tollot Beaut Savigny Les Beaune 1er Cru Lavieres 2008(トロ・ボー サヴィニー・レ・ボーヌ 1er ラヴィエール)
赤のお手本のようなきれいな色合い。香りは、おしろい、塩や果実の酸がきた後、甲殻類が少し出て、そのすぐ後にミネラルが張る。ジンジンと訴えてくる香りがしっかりとしている。梅やワインで漬けたディンブラの茶葉が香り、階調が高い香り成分と塩、クリーミーさもある。味わいはしっかりしていて赤い木の実の風味がある。2cmぐらいのほわんとした球体と、その中心には5mmぐらいの核があり、その核が訴えてくるように力強くグーっと出てくる。基本は薄めで旨味が豊富なタイプで、見方によって薄くもあるし濃くもある。

  
ホロホロ鳥 赤ワインソース 苺のリゾット
この苺のリゾットがおいしい。まろやかなリゾットが舌に旨味を与えつつ、その周囲で苺の風味がふぁーっとチューリップ状に包み込む。トロ・ボーととてもよく合う。

  
Tollot Beaut Savigny Les Beaune 1er Cru Lavieres 2008(トロ・ボー サヴィニー・レ・ボーヌ 1er ラヴィエール)
2本目。同じものだがこちらの方が1本目よりも味わいが中実。味わいの形状は同じく球体で要素もほぼ同じだが、密度が全く異なる。1本目は2cmぐらいで霧がかかったような濃さだが、2本目は3cmぐらいの大きさで、やわらかいムースぐらいの密度がある。味わいがはっきりして果実味が豊富。ブラインドだと2004年と2006年などのヴィンテージ違いぐらいの差がある。

  
本日のラインナップ。参加者8名で11本。ここで会は終了。

  
Pascal Mazet Extra Brut NV(パスカル・マゼ エクストラ・ブリュット)
終了後のお試しで開けた1本。本日のラインナップ2本目のパスカル・マゼが残念な感じだったので、同じインポータであるラシーヌさんのロット違いを確認。銘柄も違いこちらの方が格下だが、以前のロット品でラシーヌさんの裏エチケットが四角いタイプ。※ボトル写真撮り忘れ。こちらはおいしい。香りは高い階調の成分が連なり、小さな白い花などが香り、味わいはパスカル・マゼらしい熟成感がありつつも、瑞々しく、どこまでも流れていくような味わいや酸味の伸びがある。やはり1ヶ月前の新着ワイン会での結果と同じくラシーヌさんの新しいロットは難しそう。

本日も沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。本日の中ではジャン・フルニエのレ・ゼシェゾが表情を変えていたことが興味を惹かれ、イワシとワインの合わせ、苺のリゾットがおもしろかった。

ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767 13:00-19:00 月火休

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