2013年3月9日土曜日

Champagne Doyard Œil de Perdrix Millésime 2007 Grand Cru

店名 Champagne Doyard(ドワイヤール)
銘柄 Œil de Perdrix Millésime 2007 Grand Cru(オイユ・ド・ペルドリ グラン・クリュ)
購入 ワイン専門平野弥(5980)

  
  

テイスティングノート
やや赤みを持った色合いで、泡はポツポツと断続的で1つ1つがゆっくりと立ち昇る。注ぐとリンゴが香り、グラスからはシャンパンの香りに周囲からトロピカルフルーツのトロミがある甘味がまとわり付く。香りの表面中央にコクがある。口に含むと舌で泡が弾け、口内特に上顎にも泡が刺激する。酸味が広がりながら、その成分がシャンパンの香りと共に鼻を抜ける。じんわりと果実味が舌にのり、フジリンゴのような爽やかさが後からふんわりと広がる。飲み続けると甘さは控えめになり、酸味とミネラルで輪郭がしっかりしてくる。泡の裏には硬質なミネラル水がいて、果実味や泡の刺激に少しのうねりがあるため、そのうねりの波の高さによってミネラル水が見え隠れする。このミネラル水は果実が混じっていないもの。余韻はミネラルと酸がツーンと喉奥方向へと貼りながら、その周囲に柔らかさがある。

評価
全体として香りや味にウイスキーやブランデーのような熟成風味があり、舌にはさっぱりしていて薄ささえも感じる。特に、見え隠れするミネラル水は果実が混じってないので、そのうねりの中で見えたミネラル水は薄いワインにも感じる。余韻に旨味が過剰に出るところもあり、いくつかのものを混ぜている感覚を受ける。少し前に飲んだドワイヤールの1erと共通するのは独特な甘味と高域と低域がはっきりして中域が少し控えめな点。グランクリュとしては弱い味わいだが価格以上には感じる。
裏エチケットやホームページの説明文によると、シャルドネ25%、ピノ・ノワール75%(Ay地区)で、赤ワイン製法で造ったものを少し混ぜてロゼっぽさを出していると書かれている。

Champagne Doyard
39, avenue du général Leclerc 51130 Vertus, France 03 26 52 14 74