2011年7月11日月曜日

Restaurant Bar ごちそうさん・ら アラカルトディナー&ワイン会

店名 Restaurant Bar ごちそうさん・ら @川崎
商品 アラカルトディナー&ワイン会



ビルのオーナーが隠れ家的なお店を作ろうと、カラオケボックスの8Fにあるイタリア料理のレストラン・バー。表の看板だけでは、このお店は想像できず、まさに隠れ家になっている。本日は貸切です。


メンバが集まらず喉が渇いたので先に3名でビール
・モルツ中瓶
喉が渇いているときはやはりビールがおいしい。プレミアムモルツと比べるとやはりコクは少なくあっさりしている。
・パンも自家製。もっちりしている。


・前菜は名前は不明だが、ピーマンの香りが強いムースに茄子をのせてオリーブオイルがかかっている。冷たく、甘味や苦味があり前菜としていい感じ。泡とも問題なく合う。


Le Marchesine Vino Spumante di Qualita Brut OPERA @Lombardia
(レ・マルケジーネ ヴィーノ・スプマウント・ディ・カリタ・ブリュット・オペラ @ロンバルディア州)
ピノブラン、ピノノワールとシャルドネを使いシャンパン方式で造られているというスプマンテ。泡立ちがよく、いくつもの線になって少し大きめな泡が立ち昇る。果実の甘さと苦さに少しのトースト香があり、味わいも甘味と苦味に泡がパチパチと弾ける。


・プロシュートとフルーツの前菜
パルマ産プロシュートは熟成期間が普通より長く24ヶ月のもの。噛むと熟成した旨味が舌にじわーっとのり、塩味が肉の甘味といっしょに出てくる。脂身は溶けてなくなるが肉質部分はしっかりと肉の味を噛み締めて楽しめる。そして、フルーツが白桃、メロン、ゴールデンキゥイで、これらの果実の甘味と酸味がプロシュートととても合う。添えられたオレンジ色のソースは名前は忘れてしまったが苦味があり、これも旨い具合に他と調和する。すばらしく1つの料理皿となっている。


Cave du Vin Blanc de Morgex Blanc de Morgex Reyon Soleil 2006
(カーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・デ・モルジェ ブラン・デ・モルジェ・レイヨン・ソレイユ)
ヴァッレ・ダオスタ州のブランド・モルジェという葡萄100%のワイン。大人しい果実と白い花の香り。味わいもほんわかした印象で酸は通っている。時間をおくと香りは甘く発ってくるが、味わいは酸味だけが残るような印象になる。シェフによるとイタリアワインで2006年というともう古い部類らしい。


・サワラのソテーに脂身?のサラダ添え
鰆は通常淡白だが、塩がうまく入ってサワラの甘味が出ている。その上にのった脂身かハムのようなものはシコシコした歯応えと甘味とソースなのか酸味もある。フレッシュなトマトソースでまた魚の脂の甘味が出てくる。


・ピザ
生地がふっくらと、しっかりしたタイプ。チーズの甘味に、焼かれたミニトマトの甘味、ズッキーニが歯応えと味わいでアクセントになっている。辛味があるオイルをたらすとオイルは柔らかく包むような感じで、そこに辛味がグーンと後半に伸びていく。海老も含めた色々な甘味にこの辛味の組み合わせもおいしい。


・Pietracupa greco di tufo 2007
(ピエトラクーパ グレコ・ディ・トゥーフォ)
ややピーンと張ったところに蜜の香りも少しある。酸味がしっかりして、ミネラルが下支えしている。それらに果実味が周囲に薄めについている味わい。伸びもあり、味わいが綺麗にながれる。おいしい。


・鮪とフルーツがのった冷製パスタ
とても細いパスタに茄子やトマト、ズッキーニなどの夏野菜と八朔の柑橘系フルーツ、そして鮪がのっている。魚の下処理がすごいのだろうか臭みがまったくなく、野菜やフルーツと一体感もある。パスタのスープを含めてドレッシングの酸味と果実味が効いて、全体にまとまりがある。やはり塩味で絶妙にバランスされている。


・ニョッキ
クニュクニュした食感がとジャガイモの素材も感じられるニョッキ。やや甘めのソースと絡む。


Cascina Tavijn Ruche di Castagnole Monferrato 2006
(カッシーナ・ダヴィン ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート)
ピエモンテ州のルケという葡萄100%のワイン。果実味に酸味が同程度いてバランスがいい。


・三元豚のメイン
八角などの中国スパイスの香り。豚は肉々しさがあり、ソースの甘味と酸味がやや強めにアピールしてくる。添えられたヤングコーンも同系統の甘味があるソースでコーティングされ、ブロッコリーはガーリックオイル風味になっている。


・Odoardi Scavigna Rosso Vigna Garrone 2003
(オドアルディ ヴィーニャ・ガローネ)
カラブリア州のガリオッポ80%、ネレッロ・カップッチョ10%、カベルネフラン5%、カベルネソーヴィヨン+メルロー5%で造られたワイン。バラ、濃縮した黒をイメージさせる薔薇の香りが核にあり、そこから黒紫から赤紫に向かって周囲へ広がっているような感じ。味わいの要素は多く、球体に近くボリュームもあり、飲んだ瞬間のバランスがいい。


・デザート アイス
スポンジの上に冷たいアイスクリームがのったもので、そのままのときは中に入ったオレンジ系の風味がピールのようにアクセントになり、温かいミルクをかけて食べると甘味が増し、グラッパスプレーをかけると大人の味わいになる。


・デザート サバラン
サバランに生クリームがかかり、フルーツとゼリーが添えられる。アルコール感はそれほどなく、シロップの甘味も控えめで十分浸みこんだスポンジはそれでも弾力がある。


本日は5人でビール+泡グラス+ボトル4本と程よい感じだった。イタリアワインはよく分からないが、さらにその中でも聞いたことがない品種ばかり色々と楽しめた。料理はおいしく、シェフは塩をとてもバランスよく、うまく使われているように思える。特にプロシュートとフルーツ、パスタに夏野菜とフルーツの組み合わせはおもしろく、おいしかった。本日もご馳走様でした。

Restaurant Bar ごちそうさん・ら
神奈川県川崎市川崎区砂子2-7-5 カラオケバンバン8F 044-246-3838 17:30-02:00(月は要予約) 日祝休