週末の試飲にお伺い。本日は天気がよく、温かい。
Emiliana Vineyards Eco Balance Cabernet Sauvignon D.O. Valle del Maipo 2008 (エミリアーナヴィンヤーズ エコバランス カベルネソーヴィニヨン)@Chile
苺、果実が半分ぐらい残ったやや砂糖が多めの苺ジャム、甘味のボリュームが強く、酸味が裏に下支えしている。酸は針のように時々ピンと顔を出す。チリらしく、ミネラルはないが、うまくまとまっている。おいしい。これで1000円程度というのは、やはりエミリアーナヴィンヤーズのコストパフォーマンスはすごい。
Emiliana Vineyards Natura Cabernet Sauvignon D.O. Valle Central-Crile 2009 (エミリアーナヴィンヤーズ ナチューラ カベルネ・ソーヴィニヨン)@Chile
エミリアーナヴィンヤーズの上級キュヴェ。
甘味、酸味、苦味でバランスが取られ、エコバランスよりも本格的な雰囲気を持つ。エコバランスの後だったので少し苦味を強めに感じたが、なんとなくボルドー5級のカントメルルにある流れと厚みを思い出した。
Conti di Buscareto Clima Marche Rosso IGT 2009(コンティ・ディ・ブスカレート クリマ マルケ・ロッソ)
抜栓3日目のために本来のバラの華やかさはないが、香りはフローラルで、酸が層状にあり、苦味が薄くのり、その上に甘味が薄くのっていてバランスが取れている。硬水と軟水の中間的な雰囲気。
Conti di Buscareto Lacrima di morro d'Alba DOC 2008(コンティ・ディ・ブスカレート ラクリマ ディ モッロ ダルバ)
すごい香り。バラや生食葡萄状態のマスカット、巨峰などフローラルで花と果実の両方が混然としてぼわっと炎のようにチューリップ状に膨らむ。味も香りのイメージを壊さずに、甘味でボリュームもあるが、酸があり全体としては辛口になっている。ラクリマ・ネーラという品種100%。これで2500円程度というのは安い。
白(銘柄忘れ=後で更新予定)
冷えていると、シャキッとして酸味の伸びに苦味が滞在するような味わい。温度が上がってくると香り、味わいともに甘味のボリュームが前面に出てくる。飲みやすい。
Mad Jack Cellars Santa Barbara Chardonnay 2008(マッド・ジャック・セラーズ サンタバーバラ シャルドネ) @Napa California
Moulin de Gassac Terrasses de Guilhem Chardonnay 2009(ムーラン・ド・ガサック テラス・ド・ギレム シャルドネ) @南仏・ラングドック
遊びで持ち込んだ2本。マッド・ジャックは残念ながら状態が少し悪く、酸やミネラルの伸びがない。ムーラン・ド・ガザックはソーヴィニヨン・ブランの瞬きがあり、安いながらバランスが取れている。
本日も色々と飲ませていただきご馳走様でした。エミリアーナヴィンヤーズは本当にすごい。シャルドネも入るようなので、入ったらそれは試したい。ラクリマは香りが溢れ出してくるのが好きな人だったら多分ハマル
ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767