本日はフランソワ・ミクルスキさんのドメーヌを訪問。
ムルソー駅から歩いて、国道D974へ向かう。駅近くにレストランが2件あり、途中にTranscoのバス停があるだ
けで、あとは何もなく真っ直ぐな道で、D974に近づくと畑が増えてくる。
D974に当たった交差点で、この辺だと思うけどと少しキョロキョロしていると、お庭のスペースで作業されて
いたフランソワ・ミルクスキさんがこっちだよーと手を上げて呼んでくれる。
「ようこそ、いらっしゃい。こちらへどうぞ」
簡単な挨拶をして、最初から英語。樽が置いてある試飲スペースに移動。
「あんまり時間取れなくて悪いね。早速試飲しようか」。グラスを準備していただき、準備されているボトル
で試飲を開始。まずはムルソー2007から
・Meursault 2007
澄んだ透明感あり、硬質な印象を受け、その中に甘みもある香り。飲むとキラッとした酸やミネラルが広が
り、フレッシュな柑橘系果実味が酸と共に走る。バランスがいい。2007年は酸が高くてよい年との説明。
・Meursault Charmes 1er Cru 2007
柑橘系果実に甘い香りも伴う香り。飲むとキラッとしてパーンと弾ける酸やミネラルが全体を締める印象
で、フレッシュな柑橘系果実味が酸と共に走る。果実味がのって、厚みが出てくる。それでも透明度が高い。
味わいがとてもシャープ。
・Meursault Genevrières 1er Cru 2008
香りにググと厚みがのり、甘い芳香を放つ。味わいも果実味がのって、グッと押してくるものがあり、空間
的な酸やミネラルの広がりが出てくる。とてもミネラリーでそれに見合う酸がある。
・Bourgogne Rouges 2007
とても素直な香りと味わい。少しスーッとする感じもある。
・Volnay Santenots du Milieu 1er Cru 2007 (Rouge）
香り、味ともに厚みが出て、小さめの核があり、それとは別に果実味、酸やミネラルが水平方向へ広がって
いく。白と同じような空間をイメージさせる。
その他、畑の説明やタンク、エチケットの貼り付け機などの作業場の簡単な説明をしていただき、いっしょに
記念撮影したり、最後には「これ、今晩のアペリティフとしてどうぞ」とムルソー07をいただく。
ご馳走様です。お忙しいところ、本当にありがとうございました。
Domaine Mikulski François（ドメーヌ・フランソワ・ミクルスキ）
7, RN 74 21190 Meursault 03 80 21 25 11
