2010年7月11日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2010年7月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  Le Club de l'Esprit du Vin(ル・クラブ・ド・エスプリデュヴァン)
テーマ 距離感を掴む +持ち込み


・Château Léoville Las Cases Clos du Marques
(ラスカーズ2nd クロ・デュ・マルキ) 
濃いが透明感ある色合い。もわっとした甘い香り。黄色い実の名前が分からないパッションフルーツが少しあり、奥に黒果実系の深いと糖質。ほんの少しの鉄分も感じるような香り。粘度は少しあり、丸いほんわかした核から酸がフツフツと出てくる。酸は前面に先行して出て、上顎の奥に沿ってギューンと伸びていく。舌に渋みがのった後、少しするとふぁーっと上方に昇華する。甘味あり、酸に透明感がある。ミネラルは少し硬質なタイプ。


Denis Dubourdieu Domaines Clos Floridene 2005
(デュヴルヴー クロ・フロリデーヌ)
クロ・デュ・マルキと似た色だがもう少し濃い色合い。栗の実と花のもあっとした香りが前面を覆う。後ろには中低域の厚みをもった層があり、その上に透き通った高いトーンの香りが上空まで広がっている。また、ミネラルが張ったような印象も受ける香り。粘度は低く、ボリュームは大きく、タンニンは深い。ぶわっと果実味が大きく、周囲はぼやけているが口内の全体に張り付く感じ。果実味がぎゅっと萎んでいくにしたがって、イチジクのような形で上から酸とミネラルが噴出す。ミネラルと酸が後から伸びていくが、酸は早めに落ち込み、最後にはミネラルもぼやけてくる。ブルゴーニュで表現すると、ミネラルはシャンボール、周囲のぼやけ方はヴォーヌ・ロマネの印象。


・Domaine Alain Burguet Gevrey-Chambertin Mes Favorites Vieilles Vignes 2003
(アラン・ブリュゲ ジュヴレ・シャンヴェルタン メ・ファヴォリット ヴィエイユ・ヴィーニュ)
やや曇りのある、粒は見えないがパーティクル状に見えるような色合い。梅、紫蘇、奥にもぁーっとした果実、これも梅やプラムのような香りで、木苺も少しだけある。
粘度は低く、梅紫蘇や紫蘇でしっかり漬けた梅干の風味。果実味や甘味が駄菓子やスイーツのような味わいでほわほわして柔らかい。骨格はゆるい感じだが、酸少しとミネラルが張る印象で、それで全体が構成されている。渋みがジジジと歩み寄り、酸とミネラルは伸びていくが先端が常に丸い。時間が経つと龍角散のような味わいも出てきた。


サントネージュワイナリー かみのやま シャルドネ 2007 ※Mさん持ち込み
淡く、少し緑の入った色合い。明るい香りの後に、日本酒の純米酒の香り。味わいにも日本酒っぽい旨みがある。すっきりしていると思うと、ツーンとする感じもある。蜜の甘味も少しあり、後半に苦味が出る。
あまりにも日本酒っぽいニュアンスが強かったので、澄川酒造場の東洋美人や菱友醸造の御湖鶴、五町田酒造の東一などで作られているの甲州ワイン樽貯蔵の日本酒かと思ったが、なんとシャルドネ。そう言われてみると、日本の某ワイナリーのシャルドネの雰囲気が少しある。


Domaine Leflaive Bourgogne 2002 ※Mさん持ち込み
(ルフレーヴ ブルゴーニュ 2002)
テリはあるが奥ゆかしい外観で、茶色い粉の集まりのような香りがする。独特なギュッとする風味で、日本の竜眼という葡萄品種が思い浮かんだ。残念ながら劣化しているようだが、そう思って飲んでみると蜜の風味や中域のボディにその片鱗がみられる。竜眼はワイナリーで飲んでも、どれも劣化している印象で、今回の味わいに近い。


L'Arco Valpolicella Classico Superiore 2004 ※Iさん持ち込み
(ラルコ ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ 2004)
透明感ある色合い。果実とスーッとする香りがあり、口に含むと熟したプラムや干し葡萄の味わいで、甘味がギュッと引き締まってぼわーっと広がる。後半に苦味がある。平野さんに言われてみると、確かにマールっぽい風味がある。



本日も色々なワインを飲ませていただきました。皆さん、ご馳走様でした。
今回は”Ma Parole de vin-ワインは語る”にある「ワインテイスティングについて(4)」をボルドーで行ったもので、少し展開してボルドーの各アペラシオンをブルゴーニュに置き換えるのが面白い。

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