2010年4月30日金曜日

小諸ワイナリー 店頭試飲

ワイナリー 小諸ワイナリー @長野県小諸市


マンズワインの長野県にある小諸ワイナリー。広大な土地と植樹された整った日本庭園もある。
試飲は自由にできるが、朝一だったのでワインが並んでなく、出していただいた。


ひと言テイスティングノート ※順番は右から左
・国産ぶどう100%使用白ワイン 酸化防止剤無添加(997)  甘味と苦味
・有機ワイン シャルドネ(997)  マスカットの甘味と苦味


・四季旬香 甲州 辛口(997) 苦味メインだが瑞々しさがある
・善光寺 芳醇辛口 2006(1575) 独特な苦味と独特なひねった風味があり、龍眼っぽい風味だと
  思ったら、龍眼は中国名で、和名の1つが善光寺だそう
・信濃路 辛口 白(945) 独特な旨味。鮒の練り餌にあるような米ぬかや湿った土を感じさせる
・リュナリス 甲州シュール・リー 2008(1890) 爽やかな香り。甲州の苦味が少ない
・千曲のさざ波(2107) 苦味のある香り。少しの苦味と甘味
・リュナリス 甲州バレル・ファーメンテーション 2008(2625) 甘味と苦味、少しの旨味がバランスいい


・国産ぶどう100%使用赤ワイン・酸化防止剤無添加(997) 甘味強め
・四季旬香 マスカット・ベーリーA(997) 甘味強め。前者と比べて少し膨らみがある
・有機ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン(997) 甘味あるが、カベルネっぽさがキチンとある。
・マンズ カベルネ(1342) 樽の渋味が強いが、軽く、旨味がある
・フィネス・ド・フィネス(1890) 甘味と渋味
・リュナリス マスカット・ベーリーA 2008(1890) 酸が立つ。ベリーAのキャンディっぽい甘味。辛口
・特醸 赤(2107) 渋味


まだ試飲の途中で、ランチの予約もあったので時間がなかったのだが、お店の方にワイナリー見学を
これからやりますから行きましょう と半ば強引?(笑)に誘われて見学。
まずは葡萄の品種やテロワールの説明、DVDで歴史や醸造の説明を見たりしたが、テロワールという
単語や善光寺品種の説明などワインに詳しくない普通の人には理解できないような気がする。
立体地図での説明で、信州では連峰が南北に走り、山の斜面はそれに沿ってあり、風通しはよいが
日照が限られ、東西に抜けている小諸(指差し部)は立地としてよい という説明が分かりやすかった。



外に出て試験畑やコルクの樹など見たが、赤の廉価ワインは室外のタンク貯蔵というのに驚いた。
畑をみてから室内に戻って試飲を再開。


有料試飲(500)でソラリスシリーズを試飲できる。
・ソラリス 信州 シャルドネ マセラシオン・リミテ 2008(3675)爽やかで薄味。さっぱりしている
・ソラリス 信州 シャルドネ 樽仕込 2008(5250) 樽が利いて、酸がピンと張り、渋味が前面に出る。
  柑橘系の華やかさも持つ
・ソラリス 信州 千曲川産 メルロー 2006(5250) 渋め。メルローの柔らかさある
・ソラリス 信州 カベルネ・ソーヴィニヨン 2005(5250) カベルネの味はするが薄い。さっぱり。
・ソラリス 信州 東山 カベルネ・ソーヴィニヨン 2007(7350) 厚みがあり、舌に少し入ってくる。上質
写真右端は赤3種とスタンダード品1種の比較


・ソラリス 信濃リースリング 辛口 2007(3675) 香り弱いが時間経つと立ってくる。
・ソラリス 信濃リースリング 2007(3675) 甘味があり飲みやすい
・ソラリス 信濃リースリング クリオ・エクストラクション 2008(5250)
   濃く、甘味が強い。オレンジマーマレードの風味があり、酸が少しピリピリとくる
・ソラリス 古酒 甲州 1997(5250) 甘味、アンズのニュアンス。

ソラリスシリーズとそうでないものは2-3段階ぐらいの差がある。ただ、全体的に価格が高く感じられる。
フランスなどの比べると、現在の60-70%ぐらいの価格だったらソラリスシリーズは買い。
試飲した中では価格も高いがソラリス 信州 東山が1つ抜けて上質だが、現状ではまだまだ硬い。

小諸ワイナリー
長野県小諸市諸375 0267-22-6341