2010年2月28日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2010年2月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  ワイン専門平野弥
テーマ 距離感を掴む +モンラッシェお試し



・Chateau La Tour Figeac 2004(シャトー ラ トゥール フィジャック)
濃い目の紫色の外観から、果実味、濃縮された核があり、すぐ裏に酸やミネラル、その奥にクリームの香り。酸が厚みをもってしっかり基底を捉えて、甘味はアタックの後は早く引き、タンニンはきめ細かくまったく目立たない。酸に張り詰めた感じがある。酸がどんどん伸びていき、甘味は一定の状態で変化がないため、後半では酸が目立ってくる。スワリングすると、獣臭や混沌とした香りで、ふわーっと膨らみながら伸びていく。時間が経つと、タンニンが強くなり、味わいは弱くなる。言われてみると明確な森の香り。

Chateau Figeac 2001(シャトー フィジャック)
妖艶な黄色や紫の香り。猫のおしっこなどの香りもあり、冷涼で酸やミネラルの香りは少ない。栗や黒いイメージを持つ香りから、味わいは舌にジーンと沈み込む重みがのる。酸はアタックはあるが、その後スッと消える。ぶわっとしたボリューム感があり、プルーンなどの風味がある。時間が経つと酸が強くなり、スパイスやグリーン系スパイスの香りが強くなり、ググーっと入ってくる。

似通った要素は多いが、酸の伸びや甘味との時間軸のバランス構成は全く異なる。元々、Chateau Figeacの畑らしいので、近い味わいと見抜かないといけない。共にボルドーということは分かるが、AOCは違うだろうなという印象だった。どうやらもっと鳥瞰して、マクロ的に見ないといけないようだ。 難しい。



・Clos Marie Coteaux du Languedoc pic saint Loup Simon 2005(クロ・マリ ラングドック シモン)
 フレッシュ。澄んだ冷涼な香り。ミネラル香。酸はあるが層にはなってなく、奥へ奥へと進んでいく。黄色い花のイメージがあり、ギュイーンと舌奥へ伸びていく。

・Clos Marie Metairies du Clos Vieilles Vignes 2005(クロ・マリ メテリー デュ クロ)
圧倒する香り。海老などの甲殻類やミネラルの香り。アタックが柔らかで塩味が基底にありながら舌にズンズンと浸み込んでいく。厚みのある層があり、鼻にぶわっと立ち昇る。スパイシー。

高級と言われるワインを飲むと、ほぼ確実に舌に入り込んでくる印象を受けるが、メテリー デュ クロはその感じを受け、いいワインなんだろうなという風味思ったが、かなり強いため、食事と合わせて飲むなら、シモンの方がよいと感じる。ラングドックだと言われると、甘味が前に出る感じやスパイシーな風味から納得するが、各要素の伸びや構成のバランスは違うように思える。やはり、難しい。
葡萄品種の構成から読み取った方が良さそうで、現状は格の違いや状態を優先して感じているようだ。多分、好みを探すのに、構成は直感で読み取って、さらに選り分けるのに格や状態を分析していることからそうなっているように思える。もっと、ラフでもよいかもしれない。



宴会モードへ。
・平野さんお手製マリネ 色合いがきれいで、野菜が豊富で酸味も利いておいしい。
・Sさんのキッシュ チーズや生地の風味がよく、おいしい。
・我が家のチキンのカチャトラ シナモンのスパイスが弱めになっている。ラングドック向けには本来のシナモンが強く利いた感じでよかったかも。オリーブが利いておいしい。



勉強会と別のお試しモンラッシェ
Jacques Prieur Montrachet Grand cru 2001(ジャック・プリュール モンラッシェ)
ドーヴネにあるような栗っぽい香りが表面にあるが、オレンジやライムなどの柑橘系の香りがふわっふわっ っと顔を出す。厚みがあり、軽快で、深みがあって、明るいトーンを同時に持つような印象。酸が1cmぐらいの層を持ち、その上に果実の甘味がのり、並行して進んでいく。味わいにも香りと同様に二律背反な要素が現れる。 ボリューム感があり、噛み応えがあるような弾力ある液体は、あるときにはスーッと舌奥へ進む流れを持つ。時間が経つとグラスには高級ショコラや色んなの香りが出てきて、香りだけで酔える。



本日もおいしいワインを沢山飲ませていただきました。ご馳走様でした。
今日のワインはおいしいワインだなぁと思わせるが、1本を飲み続けるにはちょっと体力が必要。色んなところのワインを飲むときの1本には良さそう。圧倒する雰囲気はカリフォルニアを連続して飲むより厳しく思える。

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