ワイナリー 中伊豆ワイナリー シャトーT.S. @静岡県伊豆市下白岩
カラオケのSHIDAX系列のワイナリー
入り口から広大な葡萄畑が拓けており、海外のワイナリーを少し思わせる外観
中央の展望台まで登ることができ、鐘を鳴らすと「カゴォーーン」と良い音色が響く
販売スペースの中に無料試飲コーナー
ひと言テイスティングノート
・シャトールージュ(赤・甘口) 甘い
・シャトールージュ(赤・やや辛口) 甘め
・メルロー 渋い、メルローっぽい味がしない
・カベルネ・ソーヴィニヨン 樽が利いて硬いが、味は薄い
・シャトーブラン(白・やや甘口) 甘い
・シャトーブラン(白・辛口) 甘めだが飲める
・ソーヴィニヨン・ブラン 渋い
・シャルドネ 香りはいい感じだが、味は弱い
・志太シュール・リー 苦味と渋みが強い
・シャトーロゼ(甘口) 味が薄い、渋い
・志太農場 巨峰ロゼ(甘口) ジュースみたい。冷やしてあったので飲めた
・中伊豆ワイナリー オリジナル巨峰ジュース ちょっと癖が後味に残る
・ぶどうジュース(コンコード) おいしい。まさにジュースで香りも発ち、酸味もよく後味スッキリ
・ぶどうジュース(ナイアガラ) 飲めるが少し癖がある。ちょっとイガイガっとしたものを感じた
・梅シロップ 希釈して飲むタイプでよくある味わい
・葡萄のお酢 これも希釈して飲むタイプでよくある味わい。少し柔らかな印象
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ひと言テイスティング
・志太 Chardonay 2005 シャルドネっぽくなく、香りは柔らかな印象で味わいは淡白
・志太 Chardonay 2006 2005と大きく違うことはない
・志太シュール・リー 2007 無料試飲ではおいしくなかったが、こちらでは温度管理されているので
香りが発ち、味わいの甲州らしさがあり、苦味は余韻の最後に現れる程度。
香りは自然酵母特有のぷーんという穀物系の香りがあり、ビオ好きな人にはいいかもしれない
・志太 Shinano Riesling 2007 ぷーんと自然酵母の香りがトップにあり、リースリングっぽい風の
ようなものを感じず、ほんわかと暖かい印象を受ける。今まで持っていたリースリングの印象と
はかなり異なる
・志太 RESERVE 2006 良いワインにある甘口で万人向け
・志太 Merlot 2006 硬く樽が利いている。メルローっぽい甘さが感じられずスッキリした印象
・志太 Yama-Sauvignon 2006 独特な香りと味わいで野生種の黒い小粒の果実を思わせる
味わいとしてはおもしろいが、3980円/本だと高いか
・志太 Petit Verdot 2006 今までの中では濃い味わいだが、それでも薄めに感じる
バランスはよく、硬いが飲みやすい
・Cabernet-sauvignon 2002 これはおいしい。飲みなれた味わい。香りや弱めだが、味わいは
しっかりしていて、柔らかだが黒果実の膨らみと厚みを感じられる(非売品)
・Opus ONE 2005 やはりさすがの味わい。カリフォルニアの甘さとは全く異なり、完全にボルドー
らしい欧州の洗練されたスーッと流れる。ボルドー1級だとどれも硬くて味も何も
ないが、2005でこれだけタンニンや樽の強さがなく、おいしいのはすばらしい。
ダルマイヤックにも似たテイストかもしれない。
評価
無料試飲コーナーは正直ダメで、おいしいものは少ないし、温度管理されていないので味わい低減。
特に商品にガラス越しに日光が当たっているのが可哀相。あとで話を聞いたところ、景色を楽しんで
もらうため、熱カットフィルムを張って対処している とのことだったが、技術者の視点から見ると
全く不十分。
店内温度管理の方が影響が大きいかもしれないが、シュールリーが無料試飲コーナーでは香りが
せず、苦味しか感じなかったものが、有料試飲コーナーではキチンと香りを発していたし、甘味も
感じられ苦味はほとんどなかったことからも分かる。
どこの大手も無料試飲に対する対応が雑な気がする。客もその程度かもしれないが・・・
このワイナリーの特徴として味は薄めで、柔らかさや甘さは中庸なところが共通する。
色々試行錯誤されているとのことで、2007年は自然酵母を使ってみたとのこと。
中伊豆ワイナリー シャトーT.S.
静岡県伊豆市下白岩1433-27 0558-83-5111