2014年1月2日木曜日

ワイン専門平野弥さんでのプチ新年会

  
少人数で企画されたプチ新年会に参加した。本日はフランソワ・ラマルシェがメイン。カンパイはアンティッシュ・リムーのクレマン。甘味が抑えられたミネラルある澄んだ味わい。最近飲んだので詳細のコメントは省略。

  
  
  
食事は正月のおせち料理とお肉などを含む和洋折衷いろいろ。

  
・Cordier Pere et Fils Pouilly Fuisse Fine Josephine 2006(コルディエ・ペール・エ・フェス プイィ・フュッセ フィーヌ・ジョセフィーヌ)
すごく濃い色合い。熟成香もありとろみや果実の甘さを感じさせるどっしりと落ち着きのある香りで、スワリングしても液体がすごく遅れて動き出す感覚がある。物理学で表現すると慣性が大きい感じで、スワリングで回りだすと今度は止まらない。口に含んでもどっしりした味わいで舌に重さとゆったりとしたトロミを感じさせる。味わいは甘味が主体でスライム状にあり、その表面近くまで酸味が内側から外に出よう出ようと動いている。さらにブランデーなどの樽ではない茶色い印象を受ける何かが加わっているので甘味が主体ではあるが甘ったるくはなく旨味が豊富で、これはこれでバランスが取れている。力強いのでおせち料理などでも全く問題ない。4年近く前と比べると、色合いは濃くなり、味わいは落ち着きを持ち馴染んでいる。

  
黒胡椒アーモンド、ローストビーフ、お雑煮も。そしてフランソワ・ラマルシェのヴォーヌ・ロマネ レ・ショーム。ヴィンテージは2008年。

  
Domaine François Lamarche Vosne-Romanee 1er Cru Les Chaumes 2008(ドメーヌ フランソワ・ラマルシェ ヴォーヌ・ロマネ レ・ショーム)
薄めで黄色が少しだけ入ったきれいな透明感ある色合い。高いトーンの香りとヴォーヌ・ロマネらしい落ち着きもあるが、香りの要素はとてもキュート。味わいも同じく赤果実の高いトーンが主体で直径3cmぐらいの円を底辺としてタジン鍋の蓋の形をしている。基底にミネラルがあり、塩味が軸中心にある。小さく高いトーンなのでかわいい印象だが、透き通っているのだが何かとても薄い絹のようなベールを羽織っているかのような雰囲気はジョルジュ・ノエラのレ・ショームを思い出した。輸入はBBR。

  
ムルソー赤を使ったパスタ。しかも、数の子の汁も入っている。

  
  
続いてフランソワ・ラマルシェのクロ・ド・ヴージョ2008年と2010年を加えた3本。グラスの写真は2010年。2008年の輸入会社はBBRで、2010年はトゥエンティーワンコミュニティ。

Domaine François Lamarche Clos de Vougeot 2008(ドメーヌ フランソワ・ラマルシェ クロ・ド・ヴージョ)
黄色が少しだけ入ったきれいな透明感ある色合い。レ・ショームと比べると1周りか1.5周り大きく、重心も中域ぐらいまで落ちている。黒っぽい果実の成分も少しもやがかかるように薄く低いところにあり、木の実やなど高いトーンの柑橘果実が香り、レモンぐらいまでのとても高いトーンがある。味わいも同じくクランベリー、ラズベリーなど中高域の味わいが瑞々しくよどみない小さな畔からふぅっと上から摘み上げるかのように高いトーンへと持ち上げられる。その形はソフトクリームの最後にスーッと伸びていくのに似ている。ミネラルに加えて塩味が強くはっきりしている。クロ・ド・ヴージョは畑が広いためか味の幅が広いが、このワインはとても澄んでいる。輸入はBBR。

Domaine François Lamarche Clos de Vougeot 2010(ドメーヌ フランソワ・ラマルシェ クロ・ド・ヴージョ)
黒も入り少しだけ不透明感もある色合い。香りは昇っていこうという雰囲気を感じるが中低域のトーンで高いトーンがなく、タジン鍋の裾野部分だけがあるような香り。味わいも同じで中低域のトーンで止まっており、表面はゴツゴツしている。時間軸でみると飲んですぐにストンと味が落ちる。しかし、ミルキーさもあり、しっかりした筋肉質な力強さがあるので2010年らしいポテンシャルを感じる。一般に流通しているワインよりもやや状態は良さそう。輸入はトゥエンティーワンコミュニティ。

平野さんは時間軸を指して、2008年は始めは太さがありスーっとした流れで消えていくのに対して2010年はストンと止まる。さらに音階でいうと2010年は高い音域がないと表現されている。また、YDさんは2008年は薄い透明感ある幕に感じ、2010年は不透明感でゴツゴツした印象。どちらも納得できる表現。

  
この2010年だとジャン・フルニエのエシェゾークラスだろうということで追加。

  
・Jean Fournier Marsannay Rouge es chezots 2011(ジャン・フルニエ マルサネ・ルージュ エシェゾー)
タイミングなのか比べたからか、キャンディーっぽい甘さのある香り。昨年末にイタリアワインと比べたときには感じなかったので、フランソワ・ラマルシェの塩味がインパクトあり、残った成分がキャンディー成分だったのかもしれない。

  
カナール(鴨)の炊き込みご飯。

5人で6本。おもしろい比較ができたプチ新年会になった。澄んでいて高いトーンの赤果実が主体でキュートなフランソワ・ラマルシェは印象的だった。ご馳走様でした。

ワイン専門平野弥
横浜市都筑区荏田南町4212-1 045-915-6767 13:00-19:00 月火休

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