テイスティングノート
色は少し薄いシャンパンゴールド、泡は表面の縁に白く集まる。泡が沢山立ち昇りジュブジュブと音を奏で、少し時間が経つと線香花火のように断続的な音になる。梅の実に少しのクリーミーさが加わり、黄色い小さい花、やさしい苦味を皮を持つ柑橘果実を感じさせる香り。茶色い2cmぐらいの核が大人しく液体内にあり、液体から1cmぐらいまでの厚みに香りがある。中央3mmぐらいは丸く温かみをもち、それ以外の周囲はシャープさがある。口に含むと泡は大人しく、鼻にはリンゴの蜜が旨味も伴って香る。舌にもリンゴの芯に近い部分の味わいと飲み口はレモン果汁や酸味のあるリンゴ果汁がミネラルと共にシャープに流れ、3つぐらいの柑橘果実の皮の苦味が中盤に舌へ重みを与える。飲んだ後半から余韻までは栗きんとんのおいしい旨味が出てくる。
評価
とても印象が変わり、一年半前と比べてかなり熟成が進んだかロットが異なるのであればアッサンブラージュが変化した味わい。シャープさが弱くなり、四角錐で角が尖っているような印象だったものが立体的な雰囲気が見えなくなった。アンドレ・クルエに持つイメージは先日に飲んだグラン・レゼルヴの方が近い。
Andre Clouet（アンドレ・クルエ）
8 Rue Gambetta, 51150 Bouzy,France +33 3 26 57 00 82
購入 ワイン専門平野弥（5775）
