2009年1月18日日曜日

ブラインドによるワインテイスティング講座  2009年1月

イベント ブラインドによるワインテイスティング講座
主催  ワイン専門平野弥
テーマ ムルソー畑違いの比較




ムルソーを同じビンテージ、同一生産者という条件でブラインドで6種類を一気にテイスティング。
生産者: Fabien Coche-Bouillot (ファビアン・コシュ・ブイヨ)
ビンテージ: 2005

左からブラインド時のテイスティングコメント

①Meursault-Goutte d'Or 1er(グットドール)
   6種類すべて薄い透明感ある色合いだが、他と比べて少し濃い色合い
   白い花の蜜が前面にあり、裏に果物と栗の甘い香り、ミルクチョコの香りもあり、柔らかで華やか
   舌にのった瞬間、舌上にまとわり付き、果実の塊のような味わい。酸が利いていてグレープフ
   ルーツなど柑橘系の酸味と香りが発ち、余韻は長い。おいしい。一番好み

②Meursault Les Casse-tetes(カセテット)
   中間的な色合いで、前面に焼き栗の甘い香りとその横に少し苦味のあるチョコの香り
   酸が口を刺激するが舌や上あごを直接刺激することはなく、柔らかで滑らか。余韻は短く、
   明るく、爽やかな印象。ボリュームがあり、ミネラルが強い。香りと味の印象が異なる

③Meursault Les Chevalieres(シュバリエール)
   薄めの色合いで、深みのあるチョコがあるが香りが弱い。小さく酸や黒ゴマの香りがある
   酸が刺激する。グレープフルーツやオレンジなど柑橘系の味わい

④Meursault Les Limozin(リモーサン)
   一番薄い色合いで、前面に白粉の香りがあり、全体として軽やかで華やか、少しのチョコがある
   酸が強いが、味はボケており、グレープフルーツの味わいが弱く、余韻に焼き芋

⑤Meursault Les Luchets(ルシェ)
   一番濃い色合いで、ボリュームがあり、バニラ香、深みがあり融合した香りだが、時間が経つと
   にごった香りと胡桃の香りが出てくる。 酸が綺麗で洗練された印象の味わい。グレープフルーツ
   の柑橘系の味と酸が伸び、余韻の焼き栗とグレープフルーツの甘皮の苦味

⑥Meursault L'Ormeau(オルモー)
   色合いは薄め。軽く一番弱く、オレンジやほんの少しのチョコと焼き栗の香り。
   サラッとしていて軽やか。何かの苦味スパイスがあり、酸は弱めで苦味も弱め。余韻に干し芋


ここからは持ち込み編(でもブラインド)

・Domaine Chassorney (ドメーヌ・シャソルネ) Saint-Romain Rouge 2004 (サン・ロマン)
  かなり変わった風味の香りと味わい。澱が散りばめられている



・Domaine Chassorney (ドメーヌ・シャソルネ) Saint-Romain Rouge 2004 (サン・ロマン)
  なんと別の方から同じ銘柄を出していただいた
  非常に澄んだ透明感ある味わい。香り、味ともに凛としている 。和風出汁の香りと味わい



全く同じ銘柄で同じ輸入業者であるが、輸入時期が前者は最近、後者はリリース直後?
また、前者は当日持ちこみで、後者は長期にセラーで寝ていたもの。
何による違いか分からないが、相当大きな違いで、ブラインドで飲んだら誰が飲んでも同じもの
とは判断できないと思う


ここからは宴会モードへ突入


・生ハムのサラダ、パン、鴨汁入りポトフ、細麺のスパゲティ どれもおいしい。
 ポトフは油がおいしかった。






一言、テイスティングコメント

・Vignoble Ecologique Maranges Cote de Beaune 2005
  ボーヌらしい、澄んでいるがほんわかした味わい。Hospices de Beauneとも似た系統
・Rose des Equipages
  ロゼらしい、中庸な味わい。
・E.Guigal Condrie la doriane 1995
  柔らかな味わい(だったと思う)。ビオっぽさはあるが、ビオ臭さは全く感じなかった
・Mathilde et Yves Gangloff Condrieu 2006
  ボリュームあり。各要素がパワフルでちょっと調和が足りない印象。ポテンシャルは高い
  ほんの少しだけロイヤルミルクティの香りと味わい。
・Henri de Bahezre Puligny-Montrache 1986
  麦の香り、40代後半-50代前半の男性の積み上げてきたものを味わった感じがした

改めてまとめてみると、ものすごい数とラインナップを飲んだことに驚く。
役に立つかは分からないが、ムルソーとシャソルネが非常に勉強になった。
14:00-22:00の長い勉強会+飲み会になった。皆様ご馳走様でした。

2009年1月1日木曜日

Jean Raphet Chambertin Clos de Beze 1999 (ジャン・ラフェ クロ・ド・ベズ)

生産 Jean Raphet et Fils (ジャン・ラフェ)
銘柄 Chambertin Clos de Beze 1999 (クロ・ド・ベズ)
品種 Pinot Noir @France
購入 森田屋(24429)




テイスティングノート
少し濃い色合いで、紫が強く入っている
グラスへ顔を近づけると、ワインが立ち昇るフヮーとしたものが風となって顔全体に当たるのが分かる
何ともいえない甘く柔らかい香りが優しく包み込んでくれるようで、奥にひんやりとしたモノがある
口に含むと少しだけ果実味が強めに感じるが、やはり何ともいえない優しい甘味があり、液体は
スムーズに舌をスムーズに進んでいく。余韻が長くいつまでも舌上にやさしい甘味が残る
そして、飲み込んでちょっとすると、体全体がフワッとした温かさで包み込まれる
それでも、まだまだ実力が出てない感じなので翌日に残す

2日目 
注いですぐは香りが発っているが味わいは酸味が強く少しすっぱい感じになっている
グラスで30分程度放置すると香りは1日目よりさらに甘く、やさしく中に熟成香が入り、味わいも何とも
いえない甘さになり、全面と奥側の立体感が滑らかな感じの味わいになる
最初に酸味が現れてきたのでよくなっているが、もうちょっとなので1杯だけ飲んで翌日に残す

3日目
香りは2日目の30分放置ぐらいの非常に甘い香り、しかし味わいに少し苦味の要素が出てきた

評価
やさしく、甘い液体という何とも言えないおいしさは絶品。心地よい余韻に浸れる。
インパクト系と対極にある、非常においしい和みのワイン
元旦一本目に相応しい味わいだった