2013年10月25日金曜日

Georges Noellat Vosne Romanee 1er CRU Les Chaumes 2000

生産 Georges Noellat(ジョルジュ・ノエラ)
銘柄 Vosne Romanee 1er CRU Les Chaumes 2000(ヴォーヌ・ロマネ レ・ショーム)
購入 ワイン専門平野弥

  
  

テイスティングノート
ボトルを通しても澄んで透明感があり熟成したオレンジかかった色合いが分かる。コルクを抜く直前から熟成感と澄ました果実の香りが溢れ出す。グラスへ注いでいるとその香りが1m四方に広がっていく。赤にルージュ、黄色も入り、多くの赤色要素が薄く融合した色合いで、単純に表現するとオレンジ色かかって1つの曇りもない色合い。これだけでは表現しきれない。魅惑的な香りで黒っぽい3cmぐらいの輪郭が柔らかい核から何とも言えない果実とやや強めの香りを発する黄色や赤い花びらなどが甘く、そしてこちら側へ迫っ
てくるように食指を伸ばして訴えてくる。その中核は絹のように薄く柔らかで艶っぽいベールを纏っている。さらに20cmぐらいの空間に高級なショコラなどの甘味や果実、食材、塩、梅紫蘇などがエッセンスとして渾然一体となっており、星付フランス料理の一皿と対峙するかのような感覚がある香り。香りの要素は一体化しているので取り出しにくい。ブランデーのような熟成香もあり、やや温かみをもってこちらを包み込もうとしてくる。口に含んでもその瞬間は香りを発せず、ゆっくりと少しずつ甘い香りが鼻を抜け、舌にもゆっくりと角の取れた酸味と表面だけ粘性のある甘味が出てくる。飲み込むと鼻腔に香りの要素がギュッと集まり、それが鼻から脳天へ上昇するかのようにスーっと昇華していく。その昇華はいくつものハーブを含んでいて、ハーブや香りエッセンスを焚いたかの如く沸き上がりユーカリやミントのようにスーっとしている。そのスーッとしたところに要素が絡み、上昇していく中で消えていく。
上昇範囲はそれほど高くなく、高さ15cmぐらいの炎のように根元がしっかり膨らんでいて上部はスッと細い。味わいは現実的な立体空間ではなく、舌奥から奥へ奥へと引き込んでいくため、扉をあけるとその先に扉があり、そしてその先にまた扉があるというようにどんどん奥へ入り込む異空間の感覚を受ける。

評価
こちらから向ったり、引き込まれるのではなく、こちらに訴えきて喰らってやろうぐらいの雰囲気がある。しかし上品さもある。おいしさと飲み物を超えた世界感も感じるワイン。ジョルジュ・ノエラのワインには禅などに通じる物事の真理を見つめる悟りなど厳かな雰囲気を感じる。2年前と比べて妖艶さが増えている。

Noellat Georges Vignoble SCEA
1 Rue Chaumes, 21700 Vosne-Romanée,France +33 3 80 61 11 03

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