2010年7月24日土曜日

八ヶ岳ブルワリー工場見学&試飲

ブルワリー 八ヶ岳ブルワリー工場見学&試飲 @山梨・清里 萌木の村内 ロック店内併設


八ヶ岳地ビール タッチダウンを地ビールレストランのロックへ飲みにいくだけではつまらないので
八ヶ岳ブルワリーの工場見学をお願いしました。


店内に銅で意匠されたこの釜は実際に使われていて、左側が麦芽中のでんぷんを糖化する釜。
糖化した右側が溶液を濾過するのが右の釜。

地下に降りると、ちょうど銅の釜の下にタンクがある。これで煮沸して、もう一方のタンクで不要な
ものを取り除く。中2階っぽく見えるところが、銅の釜の中身。

貯蔵タンクへ。衛生管理のために靴をビニールでカバーする。
前の工程まででは香りと味ともに粗く、「若ビール」と呼ばれる。貯蔵タンクで0℃以下まで冷やしつつ、
24-28日間熟成させる。
※右写真にあるタンクへのサインはアメリカンフットボールの選手が2mぐらいの目線で書いたとのこと。



貯蔵タンクから直接の試飲。ビールの味がより分かるように、すべて泡で出す。これはピルスナー。
泡は非常にきめ細かく、香りは弱く、ほんの少しビールの甘味成分の香りがある程度。
口に含んで、びっくり、驚き。なんとも表現できない甘味、メレンゲのような柔らかいふかふかの舌触り。
 この甘味は和洋のスイーツでもなく、果物でもなく、とても自然で甘味と旨みを伴ったもの。
苦味やミネラル、塩味、酸味はない。泡はふっくらとして、メレンゲや非常に細かく泡立てた高級な石鹸
のような、触れると吸い付くような感じ。舌には泡と認識させず、甘味と旨みだけを伝えてくる。


もう一種類。デュンケル。同じように貯蔵タンクから直接泡にしていただく。
こちらは牛乳が多い、コーヒー牛乳を思わせる色。泡は同じような舌触りが心地よく、味わいは
コクがあり、泡であっても中域からやや低域の重心で旨みが出てくる。
※写真中と右はロックの左側を登っていくとある、妖精が棲む家や滝見の丘。

評価
感動! この甘味、舌触りはすばらしい。経験したことがない組み合わせ。
この味わいは、併設するレストラン・ロックでも出せず、貯蔵タンクから直に泡を出したときだけとの
ことで、すごく楽しい体験をさせていただきました。ありがとうございました。

八ヶ岳ブルワリー
山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村内 ロック店内併設 0551-48-2521 要予約